表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
建国前夜の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

238/270

第二百三十八話 陛下の休日

ファンに囲まれる芸能人てこんな感じかな、などと呑気に考えていたが、まさか魔法を掛けられていたとは思わず絶句して立ち尽くす。


どの種族でもそうだろうが、自分ほど呑気な人間も珍しいだろう。マオルが言っていたように同じ種族でも油断できず、他種族なんてもっての外なのが当たり前の世界であり、元の世界の生まれた国の呑気さを転生して改めて思い知る。


とはいえ警戒しすぎてもダメなので森の中にいる時はリラックスし、外に出る時はこれまで以上に気を付けようと思った。


 里の中に突っ立ってると皆が気にしてしまうので、森の探索は明日になったことだしマナの木の麓に戻り、エリザベスに今あったことを話して相談すると


―それで良いと思いますコーイチ。警戒しすぎると相手に余計な邪念を持たれますから。


 賛同してくれる。森で安全なのはエリザベスたちやオベロンさんたちのお陰なので、心から感謝しつつ水に足を付けながら寝そべった。


木漏れ日を見ながら暖かな風を浴び、聞こえてくるのは枝葉が揺れる音だけと言う、贅沢な時間を味わいながら目を閉じる。


「コーイチ、起きて。夕食の時間よ」


 エイレアの声に驚き目を開けて体を横にして見たところ、言う通り空は夕焼け色に染まっていた。


ああいう時はいつもなら何か起こるものだけど、今日は何事も無く普通に起こされ休日が取れたんだと実感する。


おはようエイレア仕事はどう? と聞いたところ相変わらず忙しいと言い、隣に座って膝枕をしてくれた。


膝枕なんて子供の頃母にしてもらって以来だけど、こんなにも良いものなのかと感動してしまう。が、直ぐにここは石で舗装された床だと気付き、痛いだろうから良いよというも、少しだけと言われて頭に軽く手を置かれる。


徐々にまた瞼が重くなってきて眠りに誘われてしまう。さすがに申し訳ないのでなんとか堪えていると


「あのーすいませんエイレアさん、そろそろ夕ご飯に」


 すまなそうなエルザの声が聞こえ、はーいとエイレアが返事をすると手が退き、こちらもゆっくりと上半身を起こして自ら足を抜き、靴下と靴を履いて立ち上がる。


夕食には魔族一行も招待して、エルフとダークエルフ、そして人間と魔族の賑やかな夕飯となった。最初は所在なさそうな彼らも、こちらが特に分け隔てなく接しているうちに笑顔になり、新しい国の建築物の凄さについて熱弁するまでになる。


ライエンが酒でもあれば宴会が出来るのになと嘆くと、魔族一行から森の先に麦畑を見たと言われ感嘆の声が上がった。


麦畑があったとしても醸造方法が分からないんじゃないか、と言うとライエンはにやりとした顔をした後で、楽しみにしておいてくれとだけ言う。


 博打に酒が好きなイケオジとかモテそうだなぁと思いつつ、ライエンは家族はいないのかと聞くと、陛下が結婚してないのに遅れてきた俺が出来るわけない、と拗ねたように言い返してくる。


他人のせいにしないでいるならすれば良い許可するというも、臣下としての礼儀を弁えているものでとお茶らけて返し、場は笑いに包まれた。


「ライエン殿の言うことは行き過ぎかもしれませんが、今後のことも考えると早々に結婚式を挙げては如何でしょうか。今後も各所から使者が参るかもしれませんし、一回で一気にというのはダメですから時間も掛かりますし」


 アインスさんがそういうと場がまた盛り上がった。まるで複数回あるような言い方で気になるが、魔族一行からもやはり御妃様は複数人ですか、などと質問が出て否定しようとするも


「私は陛下に多く迎えて頂きたいと考えております。人間族の国の礼にもあるように、一人では格好の的になってしまうので子供にもよくありませんし、英雄の子というプレッシャーを一人で受けるのは、私は可哀想に思いますので」


 こちらに視線を向けながら笑顔でそう答える。言ってることは理解できるが、元の世界でも四十過ぎても独身だったのに、それが複数も奥さんを持つのはどうなのだろう。


正直上手く家庭を維持できるかも分からないので、違うよとは言いたいが、エイミーのことも大切なのでそこはエイレアにも相談して……。


「アインス殿、私も出すぎた真似をいたしました。陛下のことは陛下にお任せし、我々臣下は見守りましょう。良い大人なんだし」


 反省したかと思いきや最後に毒を吐く参謀を睨んだものの、どこ吹く風と言う感じで鼻歌交じりに視線を逸らした。


「明日は森の探索もありましょうから、今日はこの辺りでお開きにしましょう。私も早めに陛下の借りのお住まいを作らなければなりませんので、お先に失礼します」


 アインスさんがそう切り出してくれ、夕食会はお開きとなる。エイレアと少し話をしようとしたが、場の空気が変だったので一旦下がることにし、皆にもお休みと告げてマナの木の麓に戻った。


少し待ったがエイレアもエイミーも来ず、こちらから探しに行こうともう一度戻るも、ホリィとツクヨミさんを加えた四人で話しており、日を改めるかと考え就寝する。



職業:エルフの里代理総督


役職:エイレア(総督補佐官)

   ヴァルドバ(食材調達班隊長)

   士元勇太(モンスター討伐班隊長)

   エイミー(総督補佐官)

   ジンネ・ダーント・ミエナ(環境調査班)

   ミケ・ザ・キャットとお供二人(資産運用班)

   アルヴたちダークエルフ(モンスター討伐班)

   パルダス(総督直轄兵)


騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


名産品:里の川魚の干物(予定)

人口:二百人


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     魔神の三又槍(ランスオブラヴァル)


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします! 小説家になろう 勝手にランキング ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ