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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
建国前夜の章

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第二百三十一話 生きる伝説という厄介な存在

「予防の観点からも日々の対策をしておく方が良いと私も思います。陛下は最強なのにそんなことまで気を配っておられるとは、正直意外でしたしさすがとしか言いようがありません」


 今回のように最強と言われても間に合わなければ助けようがない。だからこそある程度皆の体力を上げ、逃げたり防いだりして時間を稼いだり、あわよくば撃退できるようにしたかった。


パルダスに教官役の兵士の選定を頼み、サジーを呼んで跨るとライエンたちの元へ向かう。


「おう大将、どうした?」


 抉れた場所は水が引かれその際に出た残土を利用したのか、大分平らに戻っていて驚く。ライエン曰くリキさんやエオルさんたちとコミュニケーションを取り、人員も少しずつ補充してもらったので、旧エルフの里へ水を引く工事を今はやっているという。


旧エルフの里の方はジンネさんが指揮を執り、警備をしつつ整備を今後やっていくそうだ。後こっちはどれくらいかかりそうだと聞くと、里が終われば人員が来るがいつとは言えないと答える。


「外観とかはまだしも内装は皆こだわりがあるからなぁ。とはいえコイツが完成すりゃあ観光施設としてかなりのアガリが期待できるぜ? そうすりゃ経済もぐるぐる回るし、上手く行きゃあこの辺りの経済の中心地になる!」


 それだけ凄いのであれば警備とかが必要だろうし、人員も欲しいよなと言うと俺に秘策がある、そう言ってライエンは悪い顔をした。


法に触れなきゃいいよと言った後で用向きを思い出し、ライエンに聞いてみるとやめておこうと言われる。


「あちらさんとしちゃあ謝りたいんだろうけどよ、うちは見ての通り人手が足りなさ過ぎて泣けてくる状況だしな。警備に人を避ける訳もないし、相手に出させれば敵が紛れ込んでくるのは確実だ。関係改善よりも悪化しかねない」


 口には出さないがライエンも、リックさんやウォルフガングさんに対しタウマス王は処罰を下さない、そう思っているのだろう。


タウマス王の強固な支持基盤でもあるし、仮に彼らを処分するとしてもその反発が怖い。やっぱりそういうのが支持基盤だと大変だねとライエンに言うと、宗教も使い方だと言われた。


「今のクロウ教が危険なのは拝む対象とタウマス王を同一視し、その維持のために対抗存在になりそうなものを排除する、それも拝んでる対象を病に侵させてもだ。生物は誰しも老いるもんだけどよ、そのことを連中は理解してる気がしねぇ」


 今回の件を振り返ってみれば確かにその通りであるが、ならばどうするのが良いかと聞くと生きてる人間を拝まないことだという。


「カリスマなんてのは神じゃねぇからいつか死ぬ。そいつが死んだら信仰してる中から目が覚める者がでるだろう。そうなったら後はもう、堕ちるまで大した時間はかからないはずだ」


 次のカリスマを探しいなければでっち上げを繰り返し、息が詰まればテロでも起こすだろうと話す。ならうちも俺を信仰してるみたいな風潮があるらしいし、危ないんじゃないのかと言うとその通りだとライエンは同意する。


「恐らくもう法律を作る段階まで来てるんだろうし、俺もこっちを見つつ参加する。で、ついでにそこらも作っちまいたいわけよ。丁度そう言うことやりたい奴もいるし」


 まさか俺を崇拝対象にするんじゃないだろうなと強めに言うと、それは今の話と違うから置いといてと話を逸らされる。逸らすなと注意するも


「生きてる時に死んだ話をされるのも嫌だろうが、指導者の神格化を禁ずる経典を先に用意しておきたいんだよ。あくまで拝む対象は生きてる者以外に固定し、指導者に関しても国教として定め、選出には色々な者が関わるように指定したいのさ」

 

 そう言われた。どう聞いても俺を崇拝対象にしてないか? と再度聞くと諦めろと言われる。


「大将は生きた伝説なんだよ。普通の者が一種族の絶滅を防いだなんてありえない。むしろこっちで手綱を握らないと、お前さんを餌にした新興宗教の乱立を招く。だから先手を打って逃げ道を潰したい。もし嫌なら精一杯長生きして老衰で死ぬよう頑張ってくれ。でなきゃ本当にただの伝説になるだけだ」


 一瞬、前回交わしたクロウとの会話が頭を過り、なんだか嫌な予感がしてライエンはクロウを知っているのか、そう聞いたがクロウ教の崇拝対象としか知らんと言う。


「まぁとにかく人間族の国側との協議はこっちが落ち着くまで延期。法律やその他国に必要な決まりごとの整備をしつつ、改めて建国へ向けた作業に俺も入る。以上、上役連中にも伝えておいてくれ」


 勝手に話を終わらそうとしたので引き留めようとするも、待っていた作業員たちにライエンは囲まれてしまい、取り付く島もなく諦めてエルフの里へ戻るしかなかった。



職業:エルフの里代理総督


役職:エイレア(総督補佐官)

   ヴァルドバ(食材調達班隊長)

   士元勇太(モンスター討伐班隊長)

   エイミー(総督補佐官)

   ジンネ・ダーント・ミエナ(環境調査班)

   ミケ・ザ・キャットとお供二人(資産運用班)

   アルヴたちダークエルフ(モンスター討伐班)

   パルダス(総督直轄兵)


騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


名産品:里の川魚の干物(予定)

人口:二百人


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     魔神の三又槍(ランスオブラヴァル)


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント

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