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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
建国前夜の章

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第二百話 元エルフの里占領へ向けて

「元エルフの里として使っていた場所というのは、海沿で傾斜があり海が荒れても波が届かないような、高い場所にあります。恐らく南下し続けたところには、タウマス王国の漁場の拠点としている村がありますので、立地的にはかなりいいですね」


 立地の良い場所がなぜ放置されていたのかという問いに対し、ジンネさんは触らぬ神に祟りなしと答える。


「建物は魔法で作られたような石造りで、海へ向かって水も流れている比較的綺麗な廃墟です。明らかに普通には見えない。近くにエルフの里もありますから、人間族であれば近寄りたくないなと思う場所ですよ。ですが陛下は森に愛されマナの木の騎士として、エルフからの支持されている。我々もそれなら安心して住めそうだ、と思ったのですが」


 誰がマナの木の騎士だと言ったのかと聞くとエイレアだという。エイレアは魔法が使えないエルフ、昔で言えばマナの木の巫女なので、薬を飲まない状態ならマナの木とも会話が出来るのだろうか。


「奥方のことを考えるのは後のお楽しみとして、例のエルフの集団をどうしますか? こちらが移住するには彼らにどいてもらわないとならないのですが」


 どうやら自分は想像以上に分かりやすいらしい。ジンネさんの指摘に申し訳ないと返した後で、移住したいのは山々だけど別の場所に変えようかと答える。


追い出しても良いが血で染まったところに移住するというのは、どうも験が悪い気がして明るい未来が見えなかった。


「これから別の場所を探すにしても、何もいないところというのはないでしょう。多かれ少なかれ誰かの住処に邪魔をするわけで。それが昆虫か動物かモンスターかエルフかの違いです」


 ジンネさんの言うことはもっともだ。今ですら食べるためだけでなく、お金を稼ぐために生物の命を奪っているのだから、綺麗ごとを言うには厳しいという自覚を持つべきだろう。


「どうされますか?」


 少し待った後でジンネさんが再度確認してくる。アライアスたちも住む場所を求めて辿り着いた場所だが、こちらも付いてきてくれる人たちのためにその場所が必要だ。自分だけが綺麗なままではいられない。


「元エルフの里を取りましょう。里の用事がひと段落したらこちらから仕掛けに行きます」

「今すぐでなくともいいのですか?」


 出来れば今すぐ行った方が、長く住み着いたところを追い出されるよりは良い、という意味で聞いているのだろうけど、遅かれ早かれそうなるのだから政務はしっかりしておきたいと返す。


さらに今すぐ動けばそれを理由にされ、首都にいるこちらを目の敵にする者たちに、口実を与えることになるとも付け加えた。


 現時点でもすべての人々の正義ではないし、元々アライアスたちからは恨まれている。今回の行動を多くの人が知った結果、こちらを悪だと思う人たちが増えたところで仕方ない。


元より善人や聖者を目指しているわけではないので、そういう悪評も受け入れようと覚悟を決める。


「心得ました。我々は日々監視をしつつ武を磨いてその時を待ちます」


 こちらの覚悟を受け入れそういってジンネさんは跪く。そんな大げさなことをしなくても良いというも、これからはきちんと臣下の礼を取りたいという。


「陛下におかれましては何卒我が一族郎党の代表である、エイミーを宜しくお願い致します」


 そう言ってジンネさんは頭をさらに深く下げた。お願いされなくとも頼りにしているよと返すも、そうではなく是非とも御傍にと言ってくる。


傍にはいつもいてもらっているけどというと、ダーントさんとミエナさんも跪き、正室とは言わないまでも是非とも側室にと言ってきた。


「そ、そそそそ側室!?」

「我が一族郎党皆命を懸けてお仕えいたしますので、是非よろしくお願いいたします」


 どういうことなのかわからず困惑しているこちらを見て、ダーントさんは自分たちの境遇を離し始める。


これまでエイミーたちの一族は、魔女の血があるというだけで冷遇されていたものの、エイミーはそれを努力で破った傑物だという。


ダーントさんたちは彼女に習い卑屈を捨て、こちらに付き従うことで血ではなく能力で認められたい。そして側室であれば王の身内、人間族でも未だ見下し蔑む者たちを見返したいと言った。


仕返しのためだけに側室には取れないと拒否するも、ではエイミーはお嫌いなのですかと返されたので、即否定し手放せない人物だというと何故か感嘆の声が漏れる。


「陛下がそちらの方面において、子供以下であることは存じ上げております。ですが是非我々の願いを覚えておいていただき、エイミーにもエイレア様と同じように目をかけて頂きたいのです」


 なんで存じているのかと聞くも誰も答えない。おじさんなのに恋愛下手というか苦手にしている、なんて広めないで欲しいと嘆いたが、誰も何も言ってくれなかった。


「では陛下、今後ともよろしくお願いいたします」


 まだ話は終わってないのに、ジンネさんたちは足早に去っていく。一人ぽつんと取り残され、彼らの言葉に衝撃を受け立ち尽くしていると、



職業:エルフの里代理総督


役職:エイレア(総督補佐官)

   ヴァルドバ(食材調達班隊長)

   士元勇太(モンスター討伐班隊長)

   エイミー(総督補佐官)

   ジンネ・ダーント・ミエナ(環境調査班)

   ミケ・ザ・キャットとお供二人(資産運用班)

   アルヴたちダークエルフ(モンスター討伐班)

   パルダス(総督直轄兵)


騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


名産品:里の川魚の干物(予定)

人口:二百人


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     魔神の三又槍(ランスオブラヴァル)


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント

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