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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
エルフの里復興終盤の章

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第百九十七話 お給料をどうするか問題

ミケたちを再度呼んでその辺りも話しつつも、そう遠くないうちに離れるので、出来る限りで良いから後任の教育を頼みたい、そう依頼すると快く受けてくれる。


可愛いだけでなく有能とは、やはり猫族は我が国に集団でスカウトしよう、そう固く決意しつつマナの木の麓で今日も寝袋に包まれながら寝た。


「おい起きろ」


 寝たらすぐ誰かに起こされる、というのは転生した仕様なのだろうか。夢を見る間もなく起きろと言われ、目を開けるとまだ朝もやが晴れる前で驚き、誰かと見ると勇太が立っている。


緊急な用かと思って急いで出ようとするも、そのままでもいいと言われた。どういうことか分からず困惑しつつ聞くと言い淀んでいる。


「……じょ、女性にプレゼントするならどんなものが良いか、教えろ」

「はぁ!?」


 驚きのあまり考えもせず素っ頓狂な声が出てしまい、謝罪してから少し考え先ずは所持金の確認をするも、給料がないから何もないと言う。


そう言えば食料などの必要なもの以外は何も与えておらず、ほぼボランティアでやっているのだから、あるわけがないなと思った。


とんだブラック企業だなと思いつつ、人間族の国からしたら支援する必要もないところだし、給料が出せないと言われても仕方がない。


王から任命されたのだから交渉くらいすべきだとは思うが、王と話した感じやライエンの預言の件もあり、必要な報連相以外はすべきではないと考えている。


自分は給料無しなのでそれで良いと思っていたが、他の人たちはそうではないだろう。エルフたちは自業自得とはいえ、ヴァルドバやジンネさんたちにミケたち、そしてダークエルフたちや今目の前にいる勇太は違う。


かと言って彼らだけに与えれば、利益を生み出しているのも彼らとは言え、エルフたちも不満を抱くに違いない。


後でエイレアとエイミーに相談してみようと考えつつ、勇太にお金の面はこちらで考えるから誰に送るのかと聞いてみた。


「内緒だ」


 ……難易度高いなおい。見ず知らずの人じゃないんだろうと再度聞くとそうだと言う。全然対象が分からないのでアドバイスしようもないけど、相手が勇太と同じ気持ち出なかったとしたら、物を送られても重荷になってしまう気がする。


やはりここは第一回ということで物ではなく、自炊がメインなこの世界でレストランで食事というのは、お値段も張るし良いのではないか。


夜だと相手も警戒するだろうし昼ご飯が良いだろうと考え、お給料が出たらそれでハクロにお昼ご飯でも食べに行ってみたら? と提案してみた。


「しょ、食事か……まぁ悪くなさそうだ」


 独り言のように呟きながら勇太は消えていく。寝ぼけていたのだろうかと思ったが、まぁ良いやと考えることを止めせっかく起きたのでストレッチを始める。


「おはよう! 朝早いわね!」


 丁寧にストレッチしたのが終った頃には朝もやも晴れ、エイレアとエイミーが起こしに来てくれた。色々あった昨日と態度が変わらないエイレアを見て、嬉しいのかそうじゃないのかよく分からない感情を抱きつつ、二人におはようと挨拶を返して筋トレを始める。


「今日は随分早いけどどうしたの?」


 エイミーにそう聞かれ、危うく勇太から相談があった件を言いそうになったが止まり、お給料を出していなかったことに気づいたと二人に相談してみる。


「ああ、確かにそういえばそうね。私たちは国から言われてお手伝いしてるし、七聖剣(しちせいけん)としてお給料が出てるけど、他の皆は違うから必要かもね」

「そうよね、私なんかは自分の里のことだから貰えるとは思ってないけど、貰えたらもらえたで嬉しいかも」


 体を動かしながら二人と給料についての話をした。採取したものに関してはモンスター討伐班と食料調達班の功績が大きく、給料配分としては多くなる。


勇太たちやヴァルドバたちはこちらの戦力なので、そろそろエルフたちだけで動けるようにするためにも、給料で差をつけて頑張りたくなるようにしよう、とか色々案が出てきた。


三人だけで決めるような簡単な話ではないので、案としてまとめてあとで朝食の場で提案し、総督の後任であるアインスさんや、商品を売ってくれているミケたちと相談して決めようとなる。


「あの、お忙しいところすみません。朝ご飯の支度を一緒にして頂いても良いですか?」


 話に夢中になっているとエルザが呼びに来てくれ、一旦中断して朝食の準備に取り掛かる。出来上がる頃には勇太たちやヴァルドバたちも帰って来て、皆で朝食を囲むため配膳を始めた。


食べる前に皆に先ほどエイレアとエイミーと相談した、給料に関する提案をしたところ盛り上がる。最初は勇太やヴァルドバたち利益を上げている班に多くするが、エルフたちに徐々にメインで動いてもらうことも伝えた。


給料を上げるためにも頑張ってほしいと伝えると、いつもより元気の良い返事が皆から返ってくる。


職業:エルフの里代理総督


役職:エイレア(総督補佐官)

   ヴァルドバ(食材調達班隊長)

   士元勇太(モンスター討伐班隊長)

   エイミー(総督補佐官)

   ジンネ・ダーント・ミエナ(環境調査班)

   ミケ・ザ・キャットとお供二人(資産運用班)

   アルヴたちダークエルフ(モンスター討伐班)

   パルダス(総督直轄兵)


騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


名産品:里の川魚の干物(予定)

人口:二百人


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     魔神の三又槍(ランスオブラヴァル)


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント

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