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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
エルフの里復興終盤の章

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第百八十九話 後任人事と未来の話

「言われるまでもないことかもしれませんが、でしたら是非これからの彼女を見てあげてください。時には叱ったり先ほどのように忠告もしつつも、出来れば小さな良い事でもほめてあげて欲しいです。きっとそうしてもらうことで、彼女の自信に繋がりますので」

「……そうですね、そうしましょう。確かに里に帰って来てからは別人のように頑張っている。それを口にして褒めたことはありませんでした。これからは少しずつやっていきましょう」


 父親であるアインスさんが見ていないはずはなく、ちゃんと見てエイレアの働きを認めてくれていることが嬉しく、声を弾ませありがとうございますと感謝を伝える。


「いえ、あなたが私たちの元に来てくれたことこそ感謝します。亡き妻の導きかもしれませんので、これを機会に私も変わっていきましょう」


 エイレアたちの母親が亡くなっている、そうアインスさんの口からはっきりと初めて聞いた。もしかしたらエイレアの頑張りで、とても辛いことではあるが受け入れることが出来たとしたら、彼女の頑張りが少しでも報われて良かったと思う。


自分はもう両親には会えないけど、エイレアたちはこの先も会おうと思えば会えるし会話も出来る。里の後任としてアインスさんが受けてくれれば、より交流も増えるだろうしもっと良くなれば、そう願うばかりである。


ついでのような形になってアインスさんに申し訳ないが、間を開けるほど時間があるかどうかも不明なので、今のうちに後任を要請し考えて頂く時間を多く作ろうと考え、提案することにした。


「アインスさん、是非今後ともよろしくお願いします。お願いばかりで恐縮なのですが、私の後任として里を収めて頂けませんでしょうか。タウマス王にはこちらから提案しますし、同盟などの件も共に協議させて頂きますので」

「コーイチ総督の後任ですか……わかりました、お引き受けいたしましょう」


 難色を示されると思っていたので、予想外にあっさり引き受けてくれたことに驚き、勢いよく立ち上がり感謝を述べ頭を数回下げた。落ち着いて座ってくださいと言われ、後頭部を擦りつつ照れ笑いしながら再度着席する。


「元々私は里の上層部に居ましたので、その数少ない生き残りとして責任を取るだけのことです。あなたの後任となればプレッシャーが凄くて、誰も引き受けないでしょう。ですが私も年なので、出来れば早めに正式な跡継ぎを宜しくお願いします。あと二十年くらいは頑張りますから」


 新しくなった里を外部にアピールする意味でも、若い指導者が必要という意見は分かるが、二十年も待ってくれるというのは長く感じた。


どういう意図なのか理解しかねたものの、形はどうであれ自分が退く以上、以降のことについてはエルフたちで決めてほしいというと


「私としてはできれば人間族の国と同じような跡継ぎを望んでいます」


 そうアインスさんが返してくる。彼の言葉を理解できず、頭の中はクエスチョンマークで埋め尽くされた。


人間族の跡継ぎと言えばイリスで、彼女はタウマス王とアインスさんの娘である、エレクトラ王妃との間に生まれた子供だ。


同じような形にエルフの里の跡継ぎを決める、となるとイリスと同じような存在が居なければならないが、アインスさんは再婚するのだろうか。


「……どうやら分かっておられないようですね。これはなかなかエイレアも骨が折れたでしょうに、よくぞあなたをその気にさせたとあとで褒めますよ必ず」

「あの、おっしゃってる意味が分かりませんが」


「私としてはあなたの後任を務めますが、いずれはあなたとエイレアの子に里を治めてもらいたい、それまで頑張ると言っているのですよ総督」


 あーなるほどですねと答えたがさっぱり理解できず、妙な空気が流れしばらくして意味を理解し、変な叫び声をあげてしまった。


「困ったお方だ。種族の危機に追い込んだ者を倒しさらに里の復興の指揮まで執り、今もなお皆に希望を与え続ける英雄も、色恋に関しては子供にも劣るとは。本当に我が娘は素晴らしい功績を挙げました。未来にも語り継がれる気がしてきましたよ」


 苦笑いしながらそう言われ、面目ないと答える以外に返す言葉が見つからない。女性のエスコートが上手かったら転生前も結婚出来ただろうが、自分はそういう人間ではなかった。


悔やんだところで今更どうしようもない、ということは重々承知しているが中々辛いものがある。


「コーイチ総督、娘や孫共々今後ともよろしくお願いいたします。私はここで少し休んでから出ますのでお先にどうぞ」


 あまりにも自分がみっともない気がして目を見れず、一刻も早く穴にでも入りたい気分でそうですかと答え席を立ち、今後ともよろしくお願いいたしますと一礼して家を出た。



職業:エルフの里代理総督


役職:エイレア(総督補佐官)

   ヴァルドバ(食材調達班隊長)

   士元勇太(モンスター討伐班隊長)

   エイミー(総督補佐官)

   ジンネ・ダーント・ミエナ(環境調査班)

   ミケ・ザ・キャットとお供二人(資産運用班)

   アルヴたちダークエルフ(モンスター討伐班)

   パルダス(総督直轄兵)


騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


名産品:里の川魚の干物(予定)

人口:二百人


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     魔神の三又槍(ランスオブラヴァル)


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント

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