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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
イリス帰宅の章

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第百三十話 不穏な気配

 荷物はそう多くはないので支度は早く終わり、出来たのでイリスを呼ぶも一回目は聞こえないふりをした。二回目は少し待って欲しいというので待ち、三回目にはこちらに駆け寄り足を蹴ってくる。


痛いは痛いがやり場のない悲しみは分かるので、彼女を叱ったりせず行こうと声を掛け手を繋ぎ外へ出た。パックはこちらの肩に乗りえらいと褒めてくれる。


どうやらエルザ以外の人たちにはパックは見えないらしく、悪戯もしなかったので騒ぎも起きずにホッとした。


「皆様、どうかお元気で!」

「寝間着のコーイチ殿もお元気で! 姫様、どうかご壮健であられますように!」


 皆で宿の前に立ち、見送ってくれる人々に対して頭を下げる。イリスもそうしたが直ぐに頭を上げ後ろに回って足にしがみ付いた。見るとエルザもエオルさんの後ろに隠れ、肩を震わせている。


二人とも泣いてる顔を見せたくないのだろうなと理解し、歩きにくいが我慢して宿の皆が見えなくなるまで移動した。


見えなくなるとイリスも足から離れてくれたので、そこからはいつも通り移動し手続きを済ませ、厩舎からサジーと軍馬を受け取り走り出す。


ここからは野宿続きかなと思い進んでいると、後方から馬が迫ってくる。二人に先に行くように告げ、速度を落としてからゆっくり旋回し迫ってくる馬と向き合う。


「何か用か?」

「あ、コーイチ殿、追いつけて良かった! まだ宿にいらっしゃると思ったのですが、もう出られたと聞いて急いで追って来たのです。ここから首都までは駐屯地から戻る兵が護衛につきます故、どうか警護はお任せあれ」


 指令が今不在なのでドタバタしており、連絡が出来なかったという。後ろからさらに騎馬兵が十騎近付いて来て、先行する五騎と後方から追従する五騎に分かれて移動します、あくまで遠巻きに警護しますのでお気になさらずと言われた。


気にするなと言われても、こちらからしたら常にみられているようで気にはなる。胸騒ぎが若干するけどイリスの安全の為なら仕方ないか、そう考え受け入れることにした。


なんとなく一刻も早く首都へ行った方が良いと考え、エレイアたちの元へ戻るとそう告げる。二人も何か変な感じがするといい、三人とも違和感を感じているなら大きく外れはしないだろう、そう考えるに至り軍馬が行けるところまで今日は行くことにした。


「コーイチ殿、今日はマイアにお泊りになりませんか? もう陽も暮れてきましたし」


 サジーたちと共に休憩を挟みつつ、マイアの町まで来たが通過しようと脇を走っていたところ、護衛の兵士からそう提案される。


遠巻きに警護するとだけ聞いていたので、泊まるよう提案されたことに驚いた。ハクロ以前は町長たちに良いイメージが無く、元々泊まるつもりはないがどうするか。ヴァルドバとエイレアを見ると小さく首を横に振った。


「出来ればイリスを一刻も早く王様と王妃様に合わせてあげたい。このまま行けるところまで進んでテントで休みます」

「……あまり姫様にキャンプなどは良くないかと思いますが、そうおっしゃるのであれば仕方ありません」


 ハクロの町で握手した兵と違い、こちらに対しての態度が上から目線というか、良い関係を築こうとするようなものとは思えない。この兵士たちはどこの誰なのだろうか。


前に座るイリスとパックに大丈夫かと声を掛けると、二人とも難しい顔をしている。いったい首都で何が起こってるんだろうか。不安を抱えながらも足を止めずに首都を目指し進んだ。


「コーイチ、そろそろ休もう。馬たちが厳しい」


 ヴァルドバの言葉に頷きサジーの速度を落とし、広めに切り開かれた場所を見つけそこにテントを張り始めた。周りにいるであろう警護の兵士は現れないが、警戒して交代で睡眠をとることにする。


先にヴァルドバとエイレアに就寝してもらい、エイレアのテントでイリスとパックも寝てもらおうとするも、パックが一緒に火の番をしてやろうと言って残ってくれた。



冒険者ランク:シルバー級?

職業:二刀流剣士(初級)?

称号:マナの木の騎士

魔法:生命力変換オーラヒールLv.5

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)Lv.5

   魂斬り (ソウルスラッシュ)Lv.5


仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)

   士元勇太(元黒騎士)



騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     魔神の三又槍(ランスオブラヴァル)


騎乗時の武器:鉄の棒


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)

     皆とおそろいの裁縫セット(緑)


所持金:十三ゴールド

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