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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
イリス帰宅の章

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第百二十四話 帰路を遮る者

町の中はラヴァルの攻撃によって焼け野原ではあるが、エルフの人たちは呆然と立ち尽くすのではなく、復興しようと動いていた。


その姿を見てこれまで長老たちの言いなりだった彼らが、自らの意志で動いているのを感じ、マナの木がこれからは平気だと言った意味を理解する。


誰が居なくてもきっと自分たちの力で立ち直る、そんな気がして嬉しかった。


「あ、勇者様だ!」

「おお勇者様!」


 なぜかこちらを見て手を組んでエルフたちは皆頭を下げる。偶像崇拝状態になったら嫌だなと思い、一刻も早くここを去るべく足早に入り口へ向かった。


「あ、コーイチ!」

「コーイチ!」


「おうコーイチ! よくやってくれたな!」


 入口に着くとエイレアとヴァルドバ、それに何故かウォルフガングさんが兵を率いて一緒にいる。驚いて慌てて駆け寄ってみたが、何故か兵士たちのこちらを見る顔が高揚しているように見え、どういう状況なのか分からず気味が悪かった。


「姫様、御無事で何よりです! さぁこちらに!」


 ウォルフガングさんが手を伸ばすも、イリスは手を払い首を振ってこちらにしがみ付く。一瞬絶望した顔をしてからウォルフガングさんはこちらを睨みつけたが、イリスに行くよう強要したくないので笑って誤魔化すことにする。


「くっ……年齢はそう変わらんと思うのにどういう差なのだ!? 俺が独身だからか!?」


 俺も独身ですけどというと皆から笑い声が上がった。しばらくして笑いが収まった後で何故ここにいるのか聞いたところ、ハクロの町からも竜と炎が見えており騒ぎになったからだという。


里に到着した時に空にラヴァルとこちらとのやり取りが移されており、それで全てを知り邪魔をしないように待機していたと言われる。


兵士たちのこちらの顔を見る眼差しの理由を理解し、一刻も早く忘れてくれるよう祈るしかなかった。この後どうするのかとウォルフガングさん聞かれたので、このまままっすぐイリスを送り届けると答える。


「そうだな。今は一刻も早く陛下とエレクトラ様に安心して頂く為、寄り道せずに帰るのが良かろう」

「ウォルフガングさんは一緒に来ないんですか?」


「生憎と他人の手柄の横取りは趣味じゃないんでね。俺はエルフの里の警護をしておく。陛下にはお前が討伐完了した時点で早馬を出し、そのように伝えてある。食料などはこちらで用意してあるから、そのまま首都まで行ってくれ」


 そういうと部下の兵士に指示を出し、新しい軍馬と荷車をを用意してくれた。今までの未使用の物などをヴァルドバとエイレアと共に移し、さっそくエルフの里から首都へ向けて出発する。


サジーに跨りつつ軍馬を操るエイレアに対し、里に残らなくて良いのかと聞いたところ、今は居たくないという。理由を聞かずに黙っていると戦闘中に偶然両親や親族と出くわし、これまでのことなど色々聞き話し合った結果だと言われた。


「コーイチが命懸けでエルフの里の為に魔神と戦っていても、両親も親族も変わらなかった。私も以前は同じだったから偉そうなことは言えないけど、ちょっと今は一緒にいるのが厳しいなと思って」


 エルフたちから勇者様と言われ拝まれても、それが里の総意ではないということを知り、安心しつつもこれからの里が案じられた。魔神ラヴァルに支配されていたあの頃が良かった、などと言い出しかねないなと冗談めかしていうも、笑えないわとエイレアに苦笑いされる。


「笑えない冗談が来るぞ、コーイチ」

「そのようだな」


 ヴァルドバの言葉に頷きサジーに止まるよう頼む。目の前には馬に跨ったエルフが十人程、道を塞いでいた。


「これはどういうことか聞いても良いかな? アライアス」


 エルフの里にいたはずがこちらに合流せず見えなかった、一番前にいるエルフに問いかける。


「どうもこうもない。魔神が消えたのであればお前のような人間族は用済みだということだ。お前を倒して僕たちの名を挙げる、実に単純な話だろう?」


 ひょっとしてあり得るかと思ったものの、分かりやすい台詞でそうでないことをアライアスは教えてくれた。

冒険者ランク:シルバー級?

職業:二刀流剣士(初級)?

魔法:生命力変換オーラヒールLv.5

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)Lv.5

   魂斬り (ソウルスラッシュ)Lv.5


仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)

   士元勇太(元黒騎士)



騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     魔神の三又槍(ランスオブラヴァル)


騎乗時の武器:鉄の棒


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)

     皆とおそろいの裁縫セット(緑)


所持金:十三ゴールド

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