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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
エルフの里潜入の章・急

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第百二十一話 超VS極大! 決着の時!

「やらせるか! ……うぁっ!」


 駆けだそうとするこちらに対し、広げていた羽を力一杯動かし風を起こし向けてくる。なんとか前に進もうとするも、絶対に近付けまいとラヴァルは精一杯風を起こし続けた。


「くっ……コーイチ、手を出せ!」


 黒騎士と共に吹き飛ばされたものの、彼は転がりながら浅い堀の縁を掴んで踏みとどまり、手を取ることでなんとか止まることに成功する。


「魔神となって久しく味わっていなかった追い込まれた状況……良いぞ、とても良い。私は生と死の境目にいて生きたいと思っている。お前たちを倒して生き延びたいと渇望している。準備は良いか? これからお前たちに向けて、この体で出来る私の最大の技を出すぞ? お前たちが勝つか私が勝って生き延びるか、最後の勝負だ!」


 風を起こすのを止めご丁寧に技を出すと宣言し、ラヴァルは手足と翼を大きく広げ少し前傾姿勢を取り、首を真っ直ぐ立て顔をこちらに向けて口を開く。


先ほど里を半壊させたような息による攻撃よりも、もっと凄い威力の攻撃が飛んでくる気がした。そして恐らくラヴァルの体も、技を放った後にそう長い間存在できない気がする。


例えそうであったとしても死地に陥った今を生き残りたい、生き残ることで渇望を満たしたいということなのだろう。


「今は相手のことを考えている暇はないな。黒騎士、何か奥の手はないのか?」

「あれば隙を与えずに出している。俺の刺した剣は生きているが」


 手を放して感謝を告げ立ちながら黒騎士に問うとそう答えた。相手の技を耐えきればあの剣目掛けて技を放つ、というのもありだが命懸けの技をどうやって防ぐか、それが問題だ。


互いに防御の手段などあるようには見えないが、一応聞いてみるもお前と同じだと服を指さされ言われる。黒騎士より軽装の俺に言われたくない、ということだろう。


攻撃することしか能が無いのなら、攻撃して相手の技を潰す他無い。前に炎の息を掻き消したようにマナの気の力を借りて、クリスタルソードと神の使いの剣(ダークルーンソード)にすべての木を注ぎ込み、冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)で加速しながら魂斬り(ソウルスラッシュ)を放つ。


「取り合えず出来る限りのことを全部やってみるよ。後を頼む」


 そう言って前に出つつ、マナの木にフォローを頼むと告げて気を剣に送り始めた。マナの傍にいるからか勢い良く気は剣に流れ、剣身の三倍くらいの大きさにまで膨れ上がらせる。


「いよいよオーラスだなコーイチ。楽しかったぞお前と戦えて」

「満足したなら良かった。悔いなく魔界へ戻るが良い、魔神ラヴァル!」


 チャージが完了したのかラヴァルの体は金色に変わっていた。お互いに準備は完了したようだ。ゆっくりと歩き始めた瞬間


「エルフの里を貴様の墓標としてやる! 喰らえ、極大黒炎砲!」


 そう叫ぶと同時に金色は体全体から口の中へ集束し、まるでビーム砲のような光の炎がこちらへ向かって放出される。両手の剣に力を入れ冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)を使用し、加速しながら剣を振り上げた。


これまでで一番多くの気を注ぎ込んで放つのだから、フルパワーというだけではない……そう、言うなれば


(ハイパー)魂斬り(ソウルスラッシュ)!」


 思い切り背負い投げをするような感じで、剣を交差させながら振り下ろす。相手の炎に負けないくらい巨大な光の刃が発生しぶつかり合う。


押し合っているが徐々にこちらが押され始めている。このままでは押し切られてしまう、どうすれば良いか考えた時、ふと最初の頃に魔族の魔法を撃ち返したことを思い出した。


元々誰かを斬って命を奪うより、叩いて帰ってもらっていた事が多い自分なら、最後の決着もそうである方がらしい気がする。せめぎ合う光を見ながらなぜか自然と笑みがこぼれた。


気を再度限界まで振り絞りながら剣に通し、冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)を使用して押し合う光のところへ近付き


「これで全部だ! 吹き飛べぇええええええ!」


 剣腹を向けて掲げ光へ向けて叫びながら振り下ろす。ガキン! という堅い物が割れたような音がしたので見ると、剣が二振りとも折れてしまう。


申し訳ないことをしたなと思いつつも、その甲斐あってか


「く、くそぉ……馬鹿な……馬鹿なアアアアアア!」


 ダメ押しになったようで光はラヴァルの方へと突き進み、巨大な黒き竜の体を飲み込んだ。



冒険者ランク:シルバー級

職業:二刀流剣士(初級)

魔法:生命力変換オーラヒールLv.2

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)Lv.2

   魂斬り (ソウルスラッシュ)Lv.2


仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)



騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     クリスタルソード(王妃がエルフの里から持ち出した秘剣。追憶のペンダントが無ければ抜けない。鞘のベルトを肩から斜め掛けし背中に背負う)

     神の使いの剣(ダークルーンソード)

騎乗時の武器:鉄の棒


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)

     皆とおそろいの裁縫セット(緑)


所持金:十三ゴールド

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