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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
エルフの里潜入の章・急

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第百二十話 生きたいという渇望による足掻き

「くっ……何故だ!? 何故抜けない!?」


 腹に突き刺さる剣を引き抜こうとするも何か仕掛けがあるのか、ラヴァルが思い切り引っ張ってもびくともしない。


「馬鹿め……その剣が斬る刺すだけのものだと思うなよ……溶岩粉塵(マグマダスト)!」


 黒騎士は立ち上がり手で印を結びそう叫ぶと剣が赤く光る。


起動(エクスプロージョン)!」


 言葉が場に響くと同時にラヴァルの腹が膨張し、ボン! という音がした後でしぼみつつ鼻や口から煙が噴き出してきた。


「ぐぉ……おのれぇ!」


 中からのダメージが相当応えたのかラヴァルは目を赤く染め、怒号のような咆哮を上げながら背中の羽を広げ高く飛び上がる。


「クソッ空中から攻撃されては反撃が出来ない。なにをボーっとしてるんだコーイチ! 何か手はないのか!?」


 戻って来た黒騎士に肩を叩かれ怒られてしまった。魔法を使えしかも魔神にダメージを与えられたことに驚き、止まってしまったことを謝罪する。


あの凄い魔法をもう一度使えないのかと聞くも、自分は剣士だからあんなものを何回も使う余裕が無いという。


「あれは隠し玉のうちの一つだ。次使うまでには半年くらい魔力を溜めなければできない。お前にはそういう魔法みたいなのはないのか!? 魔法でなくとも良い、あれを撃墜できる方法はないのか!?」


 遠距離攻撃といえば魂斬り(ソウルスラッシュ)だが、空を高速で移動するラヴァルに対し打ったとしても、当てられるほどのエイム力が俺にあるか疑問だ。


ゲームをやったことがあってもFPSや某フ〇ム系のゲームは苦手だった。この先どれだけ戦闘が続くか分からない今、無駄撃ちしている余裕はこちらには無い。なにか他に手はないのか!?


―仕方ない……一日だけなら問題なかろう。転生者、剣を掲げて雷鳴剣(サンダーストライク)と叫ぶが良い。力を貸してやる。


「おい、聞いてるのか!?」

「力を貸してくれるらしいからやってみる」


「なんだと?」

雷鳴剣(サンダーストライク)!」


 言われた通りに剣を掲げ叫んでみたところ、火事を消す為にアリエルが呼んだ雨雲がゴロゴロとなり出し、稲光を発生させそのうちの一つが空を飛ぶラヴァルに直撃した。


叫び声をあげながらも落下寸前で堪え着地し、こちらに向かって炎を吐いてくる。炎を避けて進むを繰り返し、四度目でやっとラヴァルの元へ辿り着く。


爪で攻撃したものの一度速度を体験できたお陰か、加減の無いであろう速度も何とか予測し対応でき避けられ、体の小ささを生かし小さく細かく途切れなく斬りつけた。


黒騎士もこちらの合間を縫って、どこからか取り出した同じような剣で斬りつけてる。生贄を捧げていない普通の剣のようだが、最初に魂斬り(ソウルスラッシュ)で出来た傷を攻撃しており、ダメージをしっかり与えられているらしくラヴァルも苦しそうだった。


「おのれちょこまかと邪魔くさい転生者どもめ!」


 尻尾や足、羽を使ってこちらを攻撃して来たものの、やはり体の大きさが災いし隙が大きくなっていて、こちらは相手より余裕をもって対処出来る。


避ける際にも斬りつけをしていき、徐々にラヴァルの体は傷だらけになっていった。


「おおおお……馬鹿な、この私がこうも簡単に追い詰められるとは……」


 動きが鈍くなり大振りになったところで腹へ潜り込み、黒騎士の剣目掛けて斬りつけようとするも、これまでで一番大きな咆哮が発生しその圧で下がらせられてしまう。


こちらが離れたのを見る前に飛んで下がり、自分の体を見つめてラヴァルは嘆く。生きたいという渇望を存分に味わっている気分はどうだ? と黒騎士が問うと、思った以上に渇き焼け焦げてしまいそうだと答える。


「それは良かったなラヴァル。だが安心しろ俺たちはその程度じゃ済まさないぞ? きっちり貴様をローストしてやる!」

「まさか貴様にまでしてやられるとは思わなんだ……だが良いだろう。私も小細工は捨て、貴様らを滅ぼすために全力で技を放たせてもらう」




冒険者ランク:シルバー級

職業:二刀流剣士(初級)

魔法:生命力変換オーラヒールLv.2

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)Lv.2

   魂斬り (ソウルスラッシュ)Lv.2


仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)



騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     クリスタルソード(王妃がエルフの里から持ち出した秘剣。追憶のペンダントが無ければ抜けない。鞘のベルトを肩から斜め掛けし背中に背負う)

     神の使いの剣(ダークルーンソード)

騎乗時の武器:鉄の棒


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)

     皆とおそろいの裁縫セット(緑)


所持金:十三ゴールド

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