ぼくのおにいちゃん ~ちみっと外伝~
ぼく の おにいちゃん は ひとこと で いうと へんじん です
まいにち くろい おなじ ふく を きているので ほんとうに ちゃんと せんたくして いるのか あやしい ところ です
でも おとうさん や おかあさん は おにいちゃん は すばらしい にんげん だから みならいなさい と いいます
よのなか は ぼく には りかい できない ようなこと が たくさん あるんだなあ と おもいました
おれの兄ちゃんは一言で表現するとヘンタイだ。
まず、服装がかなり怪しい。毎日黒いスーツで、しかもそれは「カイトウのセイソウ」というものらしい。意味わかんね。
でも、とーさんやかーさんはちがうらしくて、何か見習えとか言ってくる。いや、むりむりむり。おれまでヘンタイになっちゃうじゃん。
まったく、世の中にはおれにはわかんねー事ばっかだなあ。
俺の兄貴は実に端的に述べると変人且つ変態である。
先ずその容姿だ。何故か毎日黒一色のスーツ姿だ。どうにも解し難い事に、それはホストでは無く怪盗の真似事であるらしい。毎日同じ服であるし、洗濯していないとしても何ら不思議は無い。不潔だ。
しかし、父さんや母さんはそうは思っていないらしい。あまつさえ見習えとまで言う。俺は内心どう対処したらいいのか何時も判断に困る。
世の中には俺には理解できない事が多すぎてイライラする。
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「………ゆっきー、なんだこれは!! 年を追うごとに可愛らしさがカケラも無くなってくじゃないか! あーあ、昔のお前はまだかわいかったんだぞー!?」
「否、昔から言ってる事大して変わってねーぞ……?」
おわり!




