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ワールド・リバース・プロジェクト<再始動>  作者: 35ki_2
アレクセイ・アンドレーヴィチ・ヴィタリー
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第26話「さあ、行こう」

さてどうしたものか。

とりあえず聞きこみかな。

閑静な住宅街が並んでいた。


とある家の呼び鈴を鳴らす。

中から中年の男性が出てくる。

「あー、突然で申し訳ないが、この人を知らないか?」

まあ、最初から当たることはないだろう。

「誰だ、帰れ」

男はドアを閉める。

あーそうゆう感じか。

仕方ない、次の家だ。


別の家の呼び鈴を鳴らす。

中から中年の女性が出てくる。

「突然で申し訳ないですが、この人知りません?」

「如果你給我錢,我就告訴你」

ん?

「え?」

「如果你給我錢,我就告訴你」

あーだめだ。

俺はその家から離れた。


別の家の呼び鈴を鳴らす。

誰も出てこない。

空き家か?

でもきれいな車あるしな。

いくら待っても出てこない。

俺はその家から離れた。


やってられるかこんなもん。

聞き込みはやめだ。

少ない脳みそで考えよう。

俺は携帯端末で地図を開く。

確かこのあたりだ。

ここから島までの最短距離となると、ここか?

沖で最後の通信があったということは水没したのだろう。

行ってみるか。

加山は黒い車の前にいた。

「さあ、行こう」

俺達は車に乗り込んだ。


車は30分ほど走ると、空港に到着した。

「これに乗る」

車から降りると、そこにはジェット機があった。

「すげえな、こんなもんまで持っているのか?」

「いや、これは特別だ。中もすごいぞ」

俺たちははしごを登り、機内に入る。


見たこともない機内だ。

これがプライベートジェットというやつか。

「いつでも出発してくれ」

実際に動き出したのはそれから20分後ほどだった。

「ここから5時間のフライトだ。ゆっくりしていってくれ」

俺は寝ることにした。


起きたら、到着する直前だった。

上海から少し離れた空港で飛行機は着陸する。

降りると今度はヘリがあった。


ヘリはコンテナ港を過ぎ、小島につく。

加山が銃で警戒する。

「なんだ?ゾンビでもいるのか?」

「知らないのか?上海どころか世界各地で、もう発生しているぞ」

「とは言っても加山さん、この島にはいなさそうです」

「そうらしい。だが、用心して捜索しようか」

俺たちはヘリを降り、この謎の中国人男性を探す。

翼が回転し、ヘリが上昇する。

「ありがとう、アレクセイ。彼を見つけてくれて」

「私からも感謝する」

人民服に眼鏡をかけた中年男性だ。

物腰は柔らかい感じがする。

「この人は何なんだ?」

「ああ、この人は中国の民族主義者であり、自由主義者だ」

「かつての中華人民共和国では、他民族の弾圧がひどかった。アレクセイ、君のロシアも同じだ。だがそんな中で名目上多文化を受け入れた国があった」

「国か、俺はあんまり知らないが、同じようなことをしようとしたやつを知っている」

「ドイツか、あれじゃない。多文化を受け入れ、彼らを迎合し、融合する。あたらしい漢化だ。そして我々は多文化を受け入れた国、アメリカを中華に作る!」

ソンはこぶしを突き上げる。

「そうかだが俺は民族主義者は好きじゃないんだ。かつてそれでひと悶着あったからな」

「だが、もはや民族の対立は収まらない。このパンデミック中に、行動を起こす。その準備は終わっているのだろう。加山」

「そうだ、ワオユウ。すでに全世界の民族主義者、独立派に援助を行い、各地で反乱の準備を進めていた、そしてこのパンデミック中にコミュニティを形成した」

「そしてこれから起きるのは、全世界を作り変える計画の肝になる部分ですね」

「よし、見えてきたぞ」

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