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第17話「マイケル少尉。第一生存者です」

プロジェクターのみが置かれた、薄暗い部屋。

「いいか、これは訓練ではない」

およそ50人の軍人達の前に、1人の軍人が立っていた。

「今回の上陸作戦における我々の目標は、洋山深水港の6つあるうちの最も幅のあるゲートEを封鎖することだ」

男の後ろにプロジェクターが映る。

コンテナ港の航空写真だ。

男はレーザーポインターを投影された画像に当てる。

「我々の上陸地点はここ。ゲートEはこれだ。距離は500メートル」

男はレーザーポインターを消す。

「途中で民間人を見つけたら連絡すること。封鎖後は安全の確認後。後続の部隊に引き継ぐ。以上、質問あるものは?」

「ノーイエッサー」

50人の大声が響く。

「では各自準備を、5分後に甲板C2地点に集合!」

そう男が言うと、軍人達は駆け足で部屋を出ていった。

そして男も、部屋を出た。


そして5分後。

6艇の上陸用舟艇がゆっくりと揚陸艦から降ろされていく。

遠くにはコンテ港があった。

6艇の上陸用舟艇が同時に着水し、一斉に発進する。

軍人たちは和気あいあいと話していた。

日は傾き、やや暗くなっていた。


港に近づく。

「ゾンビはいないか?」

マイケルが機関銃の射手に聞く。

「ええ、大丈夫そうです」

「よし接岸しろ」

ゆっくりと接岸する。

「橋は出さなくていい。前の方から上がっていけ」

マイケルは腕を前にふる。

そのわきから軍人が上陸していく。


銃声があたりから鳴る。

マイケルと1人の軍人は上陸する。

5人の軍人が、マイケルの周りを見張っている。

「よしテントを張れ」

1人、上陸用舟艇に戻る。

そして、いくつかの資材をもって再上陸する。

マイケルと軍人が金属の棒を四角く組み立てる。

そんな中、銃撃戦をしているかのような音が鳴る。

「集合したゾンビ、生存者がいたのか?急ごう」

その後もテントを組み立てていく。


テントが組みあがり、中には机、その上に無線機と地図、更に拡声器がある。

マイケルは無線機を操作する。

「こちらマイケル・パイソン。こちらマイケル・パイソン。上陸した」

「了解。音声良好。続き任務を遂行してくれ」

無線が切れる。

しばらくして、1人の軍人が幕を開ける。

「マイケル少尉。第一生存者です」

「もう見つかったか。入れ」

軍人は4人の生存者を中に入れる。

マイケルは無線機を操作する。

「こちらマイケル・パイソン。第一生存者を発見した」

「分かった。情報は少しでもあるといい」

スピーカーから男性の声が聞こえる。

「すみませんが、状況を教えてください。最初にいつどこでゾンビを見た?」

「10時ごろ、上海にあるD社のテーマパークだ」

マイケルの横にいたもう軍人が机の上に広げている地図にピンを指した。

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