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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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乱戦訓練

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 12時間後。寝て起きて、キャンプ地を守る感じで配置した。まあ、やることは変わりない。広範囲に釣りだしを行うだけだ。暗闇の森からも来るが、そっちは対処は簡単だ。レベルに差があり過ぎるからな。


「くっ! 攻撃が重い! 何度も受けられんぞ!」


「スクリューホーンライノの突撃は受けるな。躱せ。ただ、後ろに通さない様に工夫はしろ」


「んな無茶言うな!」


「出来る出来ないでいうな! やれ! やれない事は無いだろうが!」


「こっちでも援護するよ。単純に受けるなって話でしょ。後衛もちゃんとフォローする」


「ウインドブロウ。タンクはまともに攻撃を受けるんじゃない。大型の魔物の対処方法は考えてきただろう? 真っ正面から受けるな。受け流せ」


「うーん。レベルで押されているね。こういう訓練は少し早かったんじゃないかな?」


「いや、レベルで負けている状況じゃないとこういう訓練は出来ないからな。今までの様に小型の魔物がメインで、大きくても自分たち程度の大きさの魔物だったから、出来たってだけの話だ。ここからは自分たちよりも大きな魔物が相手に多くなってくる。それの対処を学ぶにはいい機会だからな」


「魔物って大きいと強いって事になってくるしね。早い内から学べるならその方がいいか」


「大型の魔物が大挙して襲い掛かってくる状況は、そう多くはないだろうが、訓練しておいて無駄になることは無いしな。それに、フォローなら俺もシルエンディールも入ることが出来る。そもそも魔物の密度があまり高くない環境が多いからな。こうでもしないと魔物の群れを相手にすることは少ない。慣れは大事だ。強くなってからでは、危機感が育たないし」


「大型化すればする程、単体で居ることが多いからね。その方が都合が良いって事もあるんだろうけど。魔物がこうやって群れを成して襲い掛かってくる状況なんて、中々ないもんね。普通は起きない。こう言ったレベルの高い所では、もっと起きない。人為的にでも起こしたら別だけどね」


「まあな。人為的に起こす奴らが居ないとも限らないし。魔族の中にはそういうことをしてくる奴らもいるだろうからな。何かあった時に、経験してないから無理とは言えない。経験してなくてもやらないといけない時はある。だけど、こうやって経験をしておけば、その時にも慌てなくて済むからな。何事も準備しておくことに越したことはない」


 限りなく無い話ではあるが、ゲームのイベントにも、魔物のスタンピードが起きるって事があった。とにかく魔物の数が増えて、なんか酷い事になるって感じのイベントだな。


 魔物の活性化とはまた違うんだよ。活性化は、ある意味規則正しいんだよな。スタンピードは暴走なんだ。異常行動が多いんだよ。


 活性化の時には起き得ない事も起きるからな。それが魔物が徒党を組むという事である。違う魔物同士がだ。普通はあり得ない。同種であれば、起きても不思議では無いんだけど。


 それが起きた時、拠点が攻められる可能性もある訳だ。クランとして対処することになるんだろうけど、団体戦なのに、個人で戦う訳にはいかない。


 連携が必要になってくる。しかもスタンピードによっては、こうした奥地にある魔境も関わってくるときがある。それを押しとどめるには、やはり一定の戦力は必要なんだ。


 それも考えて、兵士のレベルは100以上は欲しい所なんだけどな。平均レベルが40という体たらくでしかないんだよ。スタンピードが起きたら不味いなんてレベルじゃない。


 普通は起きないけど、普通じゃない事なんてよくある事である。それを日頃から警戒していないといけないって事ではあるんだよ。特に兵士なんかは日頃からこのために訓練をしていると言っても過言では無いはずだったんだけどな。


 この世界の兵士はスタンピードで普通に負けそうなのが何とも言えない。活性化ですら手に負えないって感じだったんだし。活性化が耐えられなくて、暴走が耐えられるとは思えないんだよ。


 明らかに貴族の怠慢なんだけどな。冒険者が引き受けるのもなんかおかしな話ではある。普通は兵士が主導して、そういう事態を収めるのが普通なんだけどな。普通って難しいよねって話である。


「でも、動きは良いと思うんだけどな。大分慣れてきている。魔物が大きいか小さいかの話ではあるんだけど、慣れって凄いよなって。ここまでちゃんと被害を抑えているだけ凄いとは思うぞ」


「それはそうなんだけどね。でも、崩れそうで崩れないのも面白いなとは思うけど。人類もやれば出来るじゃないかって感じだよ。おっと、ウインドハンマー。そこ。もっと周りをよく見た方が良いよ。魔物の大きさだけで判断しない」


「レミギックゴーストは近接型、グノスファントムは遠距離型。これを見分けないといけないから辛い所ではあるよな」


「そうだね。けど、魔法攻撃は上手く耐えてる。ある程度は周りは見えているとは思うよ。ちょっと気配を消して襲い掛かってくるレミギックゴーストが面倒なだけさ」


「そういうのはシーカーの役目なんだけど、気が付かないといけないのはそうなんだよな」


「教えても無駄って感じかい? 自分で気が付いて行動しないと身に付かないってのはそうだけど」


「厳しいかもしれないけど、致命的な事になるまでは見届けても良いとは思うんだ。その前にはフォローを入れるけど」


「そうしないと覚えないってのはあるよね。それは解る。けど、見ていて楽しいものでもないんだよね。ある程度はフォローしてあげないと駄目じゃない?」


「ある程度はな。でも、甘えが出ても駄目だし。厳しく締めるところは締めないと」


 楽をさせている訳ではない。苦労をさせようとしているんだ。徹底的に追い詰める方が良いのであればそうするが、そんなのは訓練とは言わない。虐待である。


 考えて動けば、ある程度はどうにかなるって感じの群れを押し付けているだけだからな。これを耐えられないようでは話にならないし、狩りの効率も悪くなる。


 これからはこんな狩り方法を多用するんだし、慣れておいてもらわないと困るんだ。レベル上げをするのであれば、こういう方法が一番早いとは思うし。……負担は大きいとは思うけどな。それでも、やってのけることは出来ると思う。


 ゲームの時のように、死んでも生き返るのであれば、もっと過酷な状況を作り出すんだがな。ヒーラーを落とさせないって事を必死になって学ぶことになるんだけど。ヒーラーが落ちたら全滅だからな。ヒーラーは意地でもタンクを落とさせない努力が必要になってくるし。


 ゲーム時代と同じような方法でレベルを上げることは出来ないんだよな。死ぬリスクが高すぎるんだ。死んでも復活できるなら、話は変わってくるんだろうけど、そんな魔道具は存在しないし。あるのかもしれないけど、今は作れないし。


 ソロでやらないといけなかった時は、色んな状況を作り出しては死んだものだ。出来る限り死なないように立ち回る事も覚えた。まあ、こっちでは死んだら終わりだから、かなり綱渡りになるんだけど。そういう事はしない方が良いとは思う。


 タンクが安定して来れば、戦線は大きく安定するんだよ。タンクが要領を掴むまでがポイントだな。タンクは基本的に落ちてはいけない。ヒーラーはタンクを落としてはいけない。でも、パーティーが崩壊する時はタンクからだ。


 そこが崩れると、他の役割を遂行している仲間も落ちる。パーティーでタンクがどれだけ大変な役割なのかが解るとは思うが、タンクが落ちれば負ける。ヒーラーが落ちればもっと負ける。アタッカーが落ちれば処理速度が遅くなって負けるんだ。


 結果、何処が落ちても面倒な事になる。それを支えるのがサポーター。サポーターは落ちてもそこまで影響が出ないんだけど、サポーターが居なければ、落ちるのも時間の問題って感じになるんだよ。


 ここで言うとシーカーが落ちると面倒なんだ。シーカーは全方位の警戒をしているからな。タンクにヘイトを集めないといけないし、そのタンクに魔物が集まり過ぎないようにしないといけない役目も持つ。


 個人的には、サポーターが一番難しいと思うんだよな。俺には無理だ。だからソロでもあるんだけど。全部を自分がやるなら、サポーターの役割はあんまり必要ないんだよな。

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