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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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闇晦ましの森へ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 準備は出来た。用意もバッチリだ。色々と作って来たけど、供物は半分完成した。後は細工師の彫りと、付与師の付与だけ。それが出来れば、供物として提供できる。


 現状、用意できる最高のものを作ったつもりだ。これ以上ないってくらいには良いものを作ったつもりだ。装備品としても、一級品を作ったつもりだ。全部つもりではあるが、それでも、会心の出来だとは思う。


 後は召喚獣を呼ぶだけ。仕上げをしてもらって、召喚獣を呼び出すだけだ。まあ、仕上げをしようにも、暫くは時間がかかる訳なんだが。生産職もカールチェイスの町に移動中だからな。移動が終わってからが勝負だ。


 色々と作った。アクセサリーがメインになる訳なんだけど、人類が装備すれば、土属性と嵐属性の魔法で無双できるんじゃないかってくらいの性能ではある。それを供物として投げ捨てるんだから、勿体ないなんてものじゃない。


 人目があるから、宝石ですら俺たちの装備に使っていないのに、供物にしていいのかって事もあるんだけど、闇晦ましの森でレベル上げが終わったら、宝石装備も解禁しようとは思っている。


 それだけ強くなったという事だし、宝石装備を解禁しないと、それ以上は厳しいってのもある。勿論だけど、良いものを渡す。魔法にあったものを渡すつもりでは居る。


 それだけの予算はあるし、トパーズなら余っても居るしな。土属性使いは安上がりでいいかもしれない。まあ、ハーミット鉱山で上位の宝石が出てくるから、そっちを使うとは思うんだけど。


「さて、準備は出来たな? これより暗闇の森の奥地に入る。全方位を警戒する事。とにかく突っ切るのに1日かかるから、野営の準備もしないといけない。目標は生きて帰る事。大丈夫か?」


「問題ありません」


「オッケー。大丈夫」


「いつでもいけるぞ」


「よし、それじゃあ出発だ。シーカーの2人は前に。走ることになるからな。出来るだけ速度を落とさずに突っ切る。魔物は出来るだけ一撃で葬ること。それじゃあ、出発!」


 強行軍が開始された。レベルを考えると、暗闇の森での戦闘は美味しくない。なので、突っ切る方向で考える。ギルマスの証言的には、思いっきり走って半日くらいっていう話だ。


 アサシンのクラスであるギルマスが全力で走ってそれなら、普通の奴らは1日かかる。つまりは、移動だけで終わる可能性が高いんだ。それだけの距離のはず。


 体力的に考えると、休憩もしないといけないだろうが、200kmくらいは進まないといけないだろう。下手するともっと進まないといけないかもしれない。


 けど、行かないなんて選択肢はない。欲しいものがあるからな。魔法使いとしては、ミスリルよりも、オリハルコンよりも欲しいものがある。それを手に入れに行くんだ。


 森を突っ走る。一番足が遅いのは、金剛戦士のアンドラ(ドワーフ)とクレザンド(ダークドワーフ)だ。単純に足の長さが関係している。こういう森では機動力が削がれる。が、それ以上に足が短いと走りにくい。


 タンクという性質を考えると、先頭を走るシーカーの後ろを走って貰わないといけない訳なんだけど、苦労はしているようだ。シーカーの2人はルーンウォーカーとエルフ。


 特にエルフは森での動きは慣れている筈だ。イメージ的にも、田舎で山暮らしって感じがしているから。


 現にエルフのコールマンも田舎暮らしで、樵の家に生まれたらしいからな。木と共に生きてきたと言っても過言では無いはず。


 それでも、レベルが高ければ、思ったよりも走れるからな。多少の遅れはあるだろうが、どんどんと進んでいく。灯りも幻属性のものをどんどんと先に飛ばして確保をしている。


 体感で2時間くらい走り続けたところで、休憩を取った。水の補給と息を整える。……魔境の先にある魔境に行くのに、ゲームでは10分もかからなかった。その事を考えると、現実は辛い。真っ直ぐ進んでいるのに、まだまだ到着しないんだからな。


 体力が続く限り進むしかない。2時間で休憩というのを6回繰り返した。距離的には300kmくらい進んできた感じだな。走っての移動と考えると、大分早い。


 それだけのスタミナもあるという事だしな。ここまでの強さになってくると、それなりのスタミナも必要になってくるし、当たり前のように移動で要求されるからな。現実は辛い所がある。


 そして、18時間後、遂に到着した。


 暗闇の森とは雰囲気ががらりと変わる。木々の幅が広がり、代わりにもの凄い大木が伸びている。暗闇の森の木が5mから10mだとすると、ここからは20mから30mはある。


 しかも、通れる幅が広い。今までは5mくらいの間隔で木が生えていたんだが、10mくらいの間隔まで広がっている。ここからいかにも場所が違いますよと訴えている。


「……予想以上に場所が違うな。暗闇の森よりもかなり進みやすそうだ」


「だな。足元が全然違う。邪魔なものが少ない」


「でも、雰囲気はやばいわよ? もっと警戒しないといけない感じ」


「ですね。こうも違うとは。でも、連携は取りやすそうです」


「今日はここでキャンプだな。とりあえず、幻属性の灯りをばら撒くとして。先に第1パーティーが寝る。6時間後に交代でどうだ?」


「……そこまで睡眠が必要なのか? もっと短くても文句は言わんぞ?」


「いや、ここまで暗いと何時なのかが解らない。思った以上に時間が経っているかもしれない。しっかりと寝ておくことは賛成だ」


「夜なのか昼なのかが解らないのよね。上は枝で光も入ってこないし」


「ここまで光が見えないのも珍しい。休める時にしっかりと休んでおいた方が良いだろう」


 そんな訳で、就寝。見張りは絶対に必要だからな。……大型の魔物も出てくるからなあ。それ以上に面倒な魔物が出てくるんだけど。


 魔物は5体出てくる。ダークトレントLv151、グノスファントムLv135、レミギックゴーストLv133、スクリューホーンライノLv145、タイラントエレキディアLv155である。ダークトレントの木材が欲しいんだよな。魔法触媒としてかなりのものだし。


 魔法使いであるのであれば、杖が欲しい所だとは思うんだけど、そんな事を言っていると、乱戦の時によろしくない。だから剣と盾を装備する訳なんだけど、ミスリルでも魔法触媒としては弱いんだ。


 金属ゆえに、魔法を使おうとすると、素手よりも若干威力が下がる傾向にある。ゲーム時代は金属特性と言っていたが、現実ではそれもダメージで推し量ることは難しい。


 検証用の的がある訳でもないし。ダメージの計算がどうなっているのかが解りにくくなっているんだよな。現実故、仕方がない事ではあるんだけど。


 ただ、そういう時にも、ダークトレントの木材を使用すれば解決する。剣だって盾だって、100%金属で作る方が作りやすい。けど、一部を木材にすることは可能だ。


 その辺は鍛冶師の領分でもあるんだけど、錬金術でも出来ない訳じゃない。ダークトレントの木材の芯の部分を使って、一部を木材にすることが出来るんだ。


 それで武器を作れば、ある程度の金属特性を打ち消せる。単純に魔法の威力が上がると思ってもらってもいい。それを作るのに、ある程度のダークトレントを狩らないといけない訳なんだけど、今回は大量に狩るからな。ダークトレントも大量にな。


 それ以外の魔物も大量に狩るんだけど。マジックバッグがあるんだから、ダークトレントは丸々持って帰るからな。普通なら枝とかを持って帰るんだけど、マジックバッグがあれば、そんな事は関係なくなる。持てるだけ持つよ。それが出来るんだから。


 こう考えると、現実でマジックバッグが無いのが痛すぎるよな。色んな意味でマジックバッグが欲しい場面があるし。インベントリの拡張なんてやっておいて損はないからなあ。


 ただ、マジックバッグ単体でどうにか荷物を運ぶことは出来ないんだけど。あくまでもマジックバッグはインベントリの拡張が機能だから。別にインベントリを新しく作っている訳ではない。独立している訳ではないんだよ。


 それを計算に入れても、マジックバッグの有用性は変わらないけどな。絶対に欲しいという人が多いとは思う。商人なんてあった方が良いに決まっているからな。でも、マジックバッグを売ってしまうと、それしか作れなくなりそうでもあるし、そんな事になったら嫌だからな。クランメンバーがマジックバッグを作れるようになったら、販売しても良いとは思うけど。

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