表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/16

初めての依頼

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「だから、魔法を使う冒険者も居るけど、少数派だよ? 独自に編み出した魔法でしか戦えないからね。……ほとんどがレベル20くらいで止めるかな。まともにダメージを与えられないんだもん」


「そうですね。私も自分なりに練習をしてみましたけど、まともな威力にはなりませんでした」


「……魔法を教える私塾でもあれば良いんだろうが、それでも金が必要になるか」


「そう言う事だね。そもそも教えられる人が居ない。居たとしてもお金がかかる。それで冒険者をしていたら、先にそっちのクラスに馴染んじゃうし。後から魔法を組み込むことは可能なんだろうけど、そこまで稼げるなら、冒険者を引退しても生活できるだろうしね」


 という事は、魔法系のクラスは碌に使われていない事になる。貴族の私兵なんかは訓練を受けられるんだろうが、冒険者では望み薄だ。しかも、召喚石が少ないから、召喚士の数も少ない。人気だろうが、成れないなら仕方がない。圧倒的に物理が多い訳か。……それはそれで問題だな。


「でも、今後は召喚士を増やせるかもしれないね。召喚石が安く手に入れば、クラスチェンジをする人も出てくるだろうし」


「でしょうね。いやいやで今のクラスを使っている人も居るでしょうし」


「そう言う事なら1つ2000ジェルで請け負う。素材はそっち持ちだがな」


「十分だよ。それで? 幾つくらいなら作れそう? 素材は沢山あるけど、1日に10個しか作れないってなってくると、こっちも召喚石の扱いを考えないといけないし」


「素材があれば、時間の許す限り作れるが? そうだな……。1回で30秒ほど必要だ。同時に作れるのは1000個が限界だ。素材の用意からしていると、大体5分で1000個という事にはなるだろう。それが限界だな」


「……それってもう、無制限に作れるって言ってない? 普通に1回で1000個作れるって言ってるけど、普通は無理なんじゃないかなって」


「属性が違っても良いんですか?」


「いや、属性は合わせてくれ。そうじゃないと手間で仕方がない。出来ないとは言わないが、素材の数を数えるのが面倒だ。一気に作る場合は、属性を合わせた方が、手間的には少なくていい」


「もういいや。考えない事にしよう。とりあえず1階に移動しようか。そこで素材を一気に召喚石にしてもらおう」


「属性の結晶はどうする?」


「うーん……。そうだね。こっちも確保しておきたいし、錬金術1回につき1個しか出来ない訳では無いんだよね?」


「大きさを大きくすれば1個でも出来るが、無駄なく使おうと思えば1000個作るのなら10個くらいに分けた方が扱いやすいとは思うぞ?」


「なら錬金術1回につき、結晶1個を付けようか。属性は好きなものを選んでも良いよ」


「では闇属性でどうだ? アウスラリアの召喚獣を呼ぶときに、闇属性の結晶を使いたい」


「じゃあそれでいこうか」


「……あの、私からも費用負担が必要なんじゃないですか? あまりにも貰い過ぎな気がするんですけど」


「いや、パーティーを組むなら、召喚士の供物については経費にしておかないと辛いぞ? それ含め平等分配をしていたら、召喚士の召喚獣が集まらない。パーティーの事を考えるのであれば、召喚士には良い召喚獣を持っていてもらわないと、戦力にならないからな」


 召喚士は召喚獣ありきの強さだからな。強い召喚獣を沢山持っていないと厳しい。強い召喚獣を呼ぶのであれば、それなりの供物が必要になってくるし、その費用負担は馬鹿にならない。召喚士だけ金が集まらないなんて事態になる。それでは召喚士としての強みが活きない。召喚士の強みは、圧倒的な数を召喚出来る事だ。……ゲームであれば、ソロで6体までしか出せないという縛りがあったが、現実なら別だろう。そんな縛りは無いはず。なら、召喚士はどんどんと召喚獣を出していった方が強いんだ。費用負担を平等にしていては、召喚士が強くならない。


「それに、1000ジェルを恵んでくれた恩があるしな。町に入ることが出来なければ、金を稼ぐこともできなかったんだ。このくらいはさせてくれ」


「……いずれまとめて返しますから」


「いずれな。今は貰っておくと良い」


「話はまとまったかな? それじゃあ移動しようか。それに、冒険者登録も終わっているだろうしね」


 ……そういえば、まだ登録済みじゃなかったんだった。完全に忘れていた。冒険者ギルドのギルド証を貰っておかないと、次も1000ジェル要求されることになる。


 そんな訳で、ギルド証を貰って1階の倉庫へ。……ここに入ったのは初めてだな。解体場までは入ったことがあるが、倉庫は初めてだ。こんな感じになっていたんだな。現実になったから、入れるようになったのは良い事だ。色々と出来る事が増えるようになるかもしれない。こうやって依頼が新たに発生しているくらいだからな。


 2時間後、約2万個の召喚石が出来上がった。闇属性の結晶も20個貰えたし、これだけあれば召喚獣も良いものが呼べるんじゃないだろうか。少なくとも、闇属性の何かが呼ばれることは間違いないだろう。……それでも50%の壁がある訳なんだけど。


 時間的には、これから東のデボン高原に向かう方が良い。そこで召喚獣を呼べば、契約できるとは思う。……運も実力の内とは言うが、アウスラリアの運が試されることになる。


「夜に出歩くなんて余りやりませんが、真っ暗ですね。……暗視の魔法を使ってもらっているので見えますけど」


「便利な魔法だよね。こんな魔法があるなら、明かりは要らないんじゃないかな?」


「いや、夜でも少しは光があるから見えるんだ。全く光が無ければ、暗視の魔法では見えない。その時は光源になる魔法が必要となってくる。どんな魔法も必要ないという訳ではない」


 暗視はあくまでも、光を見ているんだからな。全く光が無い状態であれば、暗視では見る事は出来ない。そういう場所もあるにはあるからな。普通はありえないんだが、ありえない事が起きる場所もまたある。……ゲームの都合と言われればそこまでなんだろうが、マザーアースによって計算されている事ではあるんだから、物理的に可能なんだろうとは思う。


 夜ではあるが、デボン高原には魔物が居る。それを処理しながら進む。……星見の塔に行くためには、ある程度の戦闘を考慮しないといけないのが面倒ではあるんだが、場所を移動することは出来ない。そこでじゃないと効果は発生しない。検証班が星見の塔を人工的に作れないかという試みをやっていたが、失敗に終わっていたからな。


「これが星見の塔ですか」


「僕も中に入るのは初めてだね。外からは見た事あるけど」


「なら気を付けた方が良いぞ。扉の奥にも魔物が居る可能性があるからな」


「まあ、放置されてたんだし、その可能性はあるよね。今後は定期的に見回りをした方が良さそうだけど」


「召喚士ギルドにバレないですかね?」


「さあ? どうなるだろうね。少なくとも、冒険者が秘密を漏らしても、重要施設としてみなすかどうかは解らないからねえ。単純に魔法陣が要らないだけなら必要ないって思われるだけかもしれないし」


「という事は、冒険者にもこの情報は公開しないんですか?」


「こっちでも検証したいしね。それで強い召喚獣を引き当てられれば、冒険者ギルドの召喚士を育てるって事も出来るし。全部の事を教えるつもりはないかな。それだけ秘密にしておかないといけない事だとは思うしね」


 まあ、当然ではあるだろうな。全部公開したら、それこそ冒険者ギルドで星見の塔を確保する意味がない。旨味は先に取っておかないとな。実験も兼ねて、何度も使う事になるんだろうし。夜にばかり行動していたら怪しまれるだろうから、使わない日も出てくるだろう。その時は、俺たちが使わせてもらえば良いんだし。その辺は柔軟に対応していけば良いんじゃないかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ