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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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召喚するよ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 星見の塔の中に入る。門の奥には魔物はいなかった。ゲーム時代でもいた場合があるから、居るかもしれないとは思っていたんだが、杞憂だったような。星見の塔は円柱型になっている。それを階段で登っていかないといけない。


 階段の段数は15000ある。ゲームだから登れるけど、普通なら登りたくない。これを駆け上らないと時間に間に合わないんだよな。……1段20cmだとして、3000m上に上がることになる。登山でもそんな山に登ることは少ないぞ。23時から25時の間に登らないといけないから、夜から登るならダッシュで登らないといけない。体力に自信がなければ、昼から登った方が良いぞ。


 今回は俺が回復魔法を使えるので、難なく登ることは出来るが。でも、ギルマスであるサンクリッドは回復魔法無しに登り切った。アサシンなだけはある。そういう方向に補正が伸びるからだな。アウスラリアも3回魔法をかけただけで登ったから、結構体力はある方だ。俺は慣れてる。現実になったが、星見の塔は登り慣れてるからな。召喚士じゃないと、召喚獣は使えないが、召喚獣と契約するだけなら、錬金術師でも可能だし。


「うーん。相変わらず高いねえ。雲よりも高いし。雲が下に見えるよ」


「この高さなら、確かに見張りには向かないですね……」


「そもそもここは召喚獣を呼ぶための所だからな。高くないといけない理由があったんだろうとは思う。……しかし、新月か。ついているな」


「おや? という事は、月齢に関係あるのかな?」


「関係してくるのは新月と満月だけだがな。光属性や聖属性は満月の方が出やすく、闇属性や邪属性は新月の方が出やすい。今回持ってきたのは闇属性の結晶だからな。新月の方が都合がいい。……中には、新月じゃないと出ないとか、満月じゃないと出ないとかもあるらしいが、召喚士では無いからな。流石に詳しくは知らない」


「その情報だけでも十分だけどね。それで? この台が供物台?」


「そう言う事になる。これにありったけの闇属性の結晶を載せる。これで準備完了だ」


「インベントリに入れておけば良いから楽だけど、大量の供物を用意したら、何往復しないといけないのかな?」


「そうですね。この結晶の様に運びやすければ良いですけど」


「デカいものになると、本当にデカいからな。まあ、デカいだけならインベントリに入るだろ?」


「入らないよ? 何言っているのかな?」


「インベントリの大きさは個人差があるとは言いますけど、大体2mの立方体くらいだと言われていますね」


「……ああ。そういえば錬金術師は召喚士ギルドに抱え込まれているんだったな。これがあれば色々と変わってくるんだがな」


「そのカバン? 珍しいよね、カバンを持っているなんて。咄嗟にインベントリを使えない人とかが利用したりはするけど」


「ですね。商人も持っている人は少ないとは思います。インベントリの荷物がいっぱいで、これ以上持てないって時には使うらしいですけど」


「いや、これはマジックバッグ。装備していると、インベントリを拡張することが出来るんだ」


「えっと?」


「……そんな装備、聞いたことが無いんだけど?」


「熟練した錬金術師なら作れるぞ。ある程度のマジックバッグなら、空間属性の素材を使う事で作ることが出来るからな」


「空間属性かあ。この近くには無いね。でも、空間属性の素材が手に入る場所なら有りそうなものだけど、見た事も聞いた事も無いんだよね」


「空間属性は便利だぞ。色々とアイテムを作ることが出来る。マジックバッグなんて、持っていたらそれだけで良いものだ。装備では優先度が高いはずだが?」


「知らないねえ。因みに、どのくらい入るのさ?」


「このマジックバッグは、かなり気合を入れて作ったからな。500mの立方体くらいはある筈だが……」


「……ねえ、やっぱりグラーデン君は非常識だよ。一度常識って奴を調べた方が良いんじゃない?」


「荷物に困ることはなさそうですね……」


 失礼な。荷物には困るんだぞ? 入りきらないくらいの荷物を抱え込むなんて事もあるんだからな。特に長期間狩りに出かける時とかは、荷物の危険は付きまとう。


 それに、大きすぎると、一覧にしたときに辛い。頭の中で整理しないと無理なんだよなあ。全部取り出すなんて事はありえないし。そんな余裕はない。主に場所的な意味で。


 拠点になる場所は、大体空間属性の魔道具で拡張してあるし、転移をする場合でも空間属性の素材は使う。空間属性は本当に色々と使うんだぞ? 錬金術師としては基本中の基本だ。採取できるのであれば、根こそぎ取っておくに限る。まあ、そんな事は物理的に無理なんだけど。採取を効率よくしたところで、全部は無理。採取地が広すぎるからな。


「それよりも召喚だろ? 供物は用意した。後は召喚するだけだ」


「……まあ、そうだね。そろそろ召喚をしようか」


「でも、何をしたらいいんですか? 魔法陣が無くても良いという事は解っているんですけど……」


「イメージが大切だ。魔法も錬金術もイメージだが、召喚獣もイメージが大切なんだ。どんな召喚獣を呼びたいのか。属性は何か。それをしっかりとイメージして、魔法陣を使う時の様に魔力を供物台に流し込む。そうすれば、召喚獣が答えてくれる」


「イメージ……」


「そうだ。例えばそうだな。闇属性のドラゴンに来て欲しいとか、後衛で魔法を使う召喚獣が欲しいとかだな。イメージがしっかりと固まっているほど、良い召喚獣が出てくるはずだ。まあ、今回であれば、闇属性である事、魔法を使える事をしっかりとイメージした方が良いとは思う。何が出てくるかは解らないが、その2つの要素を兼ね備えていれば、暗闇の森で困ることは少ないだろう」


「闇属性で、魔法使い……。いきます」


 供物台に魔力が流れ込んでいるみたいだな。魔法陣は吸い込まれるんだけど、星見の塔では流し込まないといけない。魔力を感じられていなければ、星見の塔を使う事は不可能だ。まあ、魔法を使ってみた事があると言っていたし、魔力操作はしたことがあるだろうから、問題は無いとは思うけどな。


 供物台へと魔力が集まっていく。かなりの魔力を吸われるからなあ。大量の魔力を吸われるのは、結構疲労が溜まる。特に猫獣人だからな。魔力はそこまで多くは無いはず。レベルも53だから、そんなに増えていないだろうし。


 そして、十分魔力を吸った供物台から光が伸びる。星空に向かって、まっすぐに登っていく。


「これは……!」


「これが星見の塔が高い意味だな。星で魔法陣を描くんだ。普段使っているよりも、巨大な魔法陣が出来上がる」


「なるほどねえ。巨大な魔法陣を用意するだけでも大変だとは聞くし、この規模の魔法陣を描くには、場所が足りないかな?」


 だろうな。場所の問題はある。大きく開けた場所でなら、この規模の魔法陣を描くことは可能かもしれないけど、まあ、空に描く方が広々と使える。ここはそういう施設だ。


 魔法陣が下りてくる。下へ下へと降りてくる。そして、収束していく。どんどんと小さくなっていく。……大きければ、大きい召喚獣が出てくるんだけどな。かなり収束したが、失敗していないだろうな?


 成功するかどうかは、50%である。これで失敗でしたとなれば、後何日か通わないといけない。……素材の採取もしなければいけないし、1発で当たりを引いて欲しい所ではあるんだが。


 魔法陣が収束し終わり、強い光を放った。大きさはかなり小さめだ。召喚獣の中には、100mクラスの召喚獣も居る。それに比べれば、小さい。大体人が2人かそこらへん入るかどうかって所だろうな。


 光が闇属性らしく黒くなる。……どうやら半分はイメージ通りらしい。さあ、出てくるぞ。何が出てくるのか。それを見届けようじゃないか。

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― 新着の感想 ―
マジックバッグのことも欲しいとイメ-ジしてそうだし、 闇属性と空間属性の、付与魔法や領域空間や移動魔法などを使えるのが来そうだね
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