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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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魔族にも複数種類

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 魔法陣を調査した結果、罠は無いと確信できた。そして、魔法陣の特性もなんとなくだけど解った感じだな。


 やりたかったことは、魔力を充満させた空間を作ること。それがこのくらいの広さの方が丁度良かったんじゃないかと言う事だ。


 魔王を探しているんじゃないか説もあったんだけど、どうにも違う感じがしてならないというか、魔王の索敵のために魔法陣を使うのであれば、こんな使い方はしなかったんじゃないかと思う訳だ。


 なら何のために魔法陣をここに作ったのか。一番の考察としては、魔族が魔族が来た星に飛びたかったんじゃないかと言う事だ。


 つまりは、魔族が元居た場所に帰るためにこんな魔法陣を用意したんじゃないか。そう思うようになってきたんだよ。それならまだ辻褄が合うんだよ。


 何らかの理由で、この星にやってきた魔族ではあるんだが、避難をしていただけで、時期が来れば帰る予定だったと考えるのが普通に感じる。


 それで、帰るための魔力を欲したために、こんな所で色々とやっていたんじゃないかって思うんだよな。正解かどうかは解らないんだけど。


 何が正解なのかってのは、魔族に聞いてみないと解らない。そもそも魔族は増えにくいんだから、何かしらの制限があったんじゃないかと思うんだよな。


 それで、今回は、帰るための魔法陣を作ったので、実験的に行ってみたんじゃないか。そういう気がしている。


 正解なのかどうかは、今になってはもう解らない。そのための魔族が居ないんだから。魔族が別の星から来たのだとすれば、この星、クレタニアの様に魔王に追われてきた可能性は高いんだよな。


 この星の魔王を調べて、封印の方法なんかを調べて回っていたんじゃないか。そういう気すらする。昔は魔族と普通に交流があったんじゃないか。そういう気がしてきた。


 だから召喚の魔法陣が古代文明の物ではなく、魔族の言語を使っていたのではないか。本当に昔は魔族と敵対していないんじゃないのか。そういう推測も出来るようになって来たというか。


 考えれば考えるほどに、魔族とは何なのかが解らなくなってきている。交流を持てるのであれば、持ってみたいとは思う。思わぬ技術が眠っているかもしれないし。


 魔族は敵だという認識は止めた方が良さそうではある。見つけてもまずは対話から。話が出来るのであれば、してみたい。技術交流をしてみたい。出来るならで構わないんだけど。


 ……まあ、問題があるとすれば、シルエンディール曰く、魔族も1種類だけじゃない可能性。すなわち、俺たちが魔族と一括りにしている存在は、実は別の惑星からやってきている説だ。


 そうなってくると、今の魔族語を使っている魔族とは別の魔族という事になる。そっちが敵対的なんじゃないか。そういう推測も出来る。


 で、その推測はなんだかんだと当たっていそうなんだよな。ゲーム時代の魔族を思いだしても、好戦的な奴らと、そうでない奴らが居たから。姿かたちも違ったし、もしかしたら、もしかするかもしれない。


 そもそも、友好的な魔族と、敵対的な魔族を見分ける方法が無いんだけどな。魔族もそもそも1種類とは限らない。それは可能性としては大いにあり得る事だからな。


 考察は終わったから、とりあえず魔法陣の機能は停止しておいた。魔力を引っ張り出すための魔法陣のはずである。ここでもう1つの、帰還の魔法陣を使った可能性は高い。


 帰還の魔法陣に魔力を吸い上げる魔法陣を組み込めなかったんだろうな。こういう形になったのは、それが原因だと思っている。


 まあ、はた迷惑な話ではあるんだけど、魔族と一口に言っても、色んな可能性があるという事が解ったんだから、それはそれで収穫だとは思うけど。


「……なるほど。魔族は複数種類居る可能性があるという事ですか」


「初めて聞く話が多いが、召喚の魔法陣の様なもので、移動をしてきたというのは、あり得ない訳ではないだろうな。似たようなものに、ホームストーンというものがあるのだからな」


「理論はホームストーンとは全然違うものではあるとは思うけどな。ホームストーンはもっと簡単なものだし。世界を超えるための魔法陣は、かなり複雑だとは思うぞ」


 しかも特定の星に行きたいって場合は特にだな。こっちから呼び出すのとは訳が違う。難易度はもの凄く高いはずだ。この空間を魔力で満たさないといけないくらいの何かがあるんだろうとは思う。


 ちゃんと帰れたのであれば良いんだがな。失敗しました。こっちに帰ってきましたでは面倒な事にしかならない。後処理をしていない事を考えると、成功したんじゃないかなとは思うんだけど。


「しかし、どうする? 魔物の活性化の原因を突き止めたのはいいが、報告に困るんじゃないのか? 魔族が絡んでいたことは隠せないだろうし、どう説明するんだ?」


「どうしたものかとは思っているんだよ。魔族が関わっていないのは無しだ。絶対にって程関わっているはずだし。言語が魔族のもので間違いないんだろうから、魔族絡みなのは間違いないとは思うんだよな。……どう説明したら良いのかが解らないんだけど」


「ありのままを報告するしかないのではないですか? 考察も含めての話にもなってきますけど。それで納得するかどうかは、レイデオロ伯爵家が決める事では無いのですか?」


「まあ、それはそうではあるんだけど、面倒な事には変わりないからなあ。魔族にも種類があるって言われて、その通りだと思ってくれるかどうかだ。こっちを害するつもりがある魔族と、そうでは無い魔族の区別が付かないからな」


「この際だ。言いたいことは全部言っておく方が良いとは思うぞ。何を考えているんだって言われるかもしれないが、そういう考察をしたという事を報告した方がまだいいとは思う。もしも何かしら知っているのであれば、国としても対処する事になるだろうからな」


「国としてねえ。敵対的な魔族以外も居るんですって報告をしていいものなのかどうかだな。それを間に受けて、とりあえず話し合いをしようって思われても不味いとは思うし。下手すると、話し合いが出来る魔族は帰ってしまった可能性が高いんだしな。今回の件で」


 難しい説明を求められることになるとは思うんだよなあ。面倒でしかないんだけど。レイデオロ伯爵家がどういう話にしたいのかが解らないからな。どうしたものか。もっと単純な話であれば、サクッと報告をしたんだけど。


 そもそもレイデオロ伯爵家に行くことは確定してしまった訳だし、何とか誤魔化す方法もあるとは思うんだけど、依頼の報酬は美味しいんだよな。貴族との繋がりを作るという意味でも、行っておいた方が良いとは思うし。


 難しい判断だよな。報告しないといけない事が多いのもなんだ。無茶な要求をされない事を願うしかないけど。まあ、まずはこの町のギルドマスターに話を持っていかないといけない訳なんだけどさ。


 流石にギルマスを放置してレイデオロ伯爵家と話をする訳にもいかないだろうし。面倒ではあるんだけどな。この町のギルマスが話が解るタイプなのかどうかが問題だな。


「とりあえずは、ギルマスに話を通してからだな。そこでどういう判断をするのかって感じだろうとは思う。ギルマスを放置して、レイデオロ伯爵家と直接話をつけに行くってのは無しだろうとは思うしな」


「それもそうですね。初めは冒険者ギルドに話を持っていかないといけないとは思いますし、ギルマスの判断を仰ぐのが良いでしょうね」


「それが一番無難だろうな。この町のギルドマスターがどんな人物なのかは知らないが」


「そこが一番の不安要素だよ。どう考えても厄介事なんだし、ギルマスがどういう反応をするのかだ。それを考えるだけでも頭が痛い」


 そんな案件を持ってくるんじゃねえって言われると、何とも言えなくなるからな。まあ、その通りではあるんだし。持ってくるなとは思うよな。そんな変な考察を。


 原因は魔法陣でしたってだけで終われれば良かったんだろうけど、ある程度は説明しておかないといけないよなとは思う。冒険者ギルドを置き去りにする訳にはいかないし。


 要約で良いのであれば、簡単なんだけどな。魔法陣がありました。魔族が関係していそうですって言えば良いだけなんだし。事実、それだけだからな。深い事を考えた俺たちが悪いだけで。

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