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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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魔族の魔法陣

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 そして翌日。目的の場所にやってきた。大きな魔法陣が展開されており、魔力をこれでもかと放出している。


「これが魔法陣か。……まずは調査だな。魔力を途切れさせても良いものなのかを調べないといけない。魔力を途切れさせたら爆発する仕組みになんてされていたら面倒だ」


「だね。一目見て解るものではないし、魔力をしっかりと追う必要がある」


「それでは私たちは周辺の魔物の狩りに出かけます。調査はそちらでお願いします」


「俺たちが見ても解らないからな。専門家は居ないという事だが、何とかしてみてくれ」


「何とかはしてみる。とりあえずは爆発しないようにだけしないといけないし、俺もこんな所で死にたくはないから、丁寧に仕事はするさ」


 爆発落ちなんて許されないからな。爆発するにしても、被害が無い様にしないといけない。多少の被害は見積もった方が良いとは思うけど。こういうのは罠が仕掛けられているのが殆どだとは思うしな。


 そんな訳で、色々と調べた。まずは魔族の魔法陣で間違いはないという事が解った。見慣れない文字を使っている。これは人間の魔法陣ではない。


 それに精霊が設置した訳でもないという事も解った。それはシルエンディールからの情報だ。精霊の言葉とも違うという事が解っている。


 残るは魔族の言葉しかない。古代文字なら俺が解るし、判断が付かないとなると、魔族の言葉しかないんだ。


 ……同時に、アウスラリアが使っていた召喚の魔法陣も魔族由来のものだという事が解った。何故魔族由来のものが使われているのか。それがもの凄い疑問ではあるんだけど、まあ、この際それは置いておくとしてだ。こっちの魔法陣の解析をしないといけない。


「魔力を流した感じ、罠は見受けられない。魔力を貯め込んでおくような場所は無いし、爆発を引き起こしそうな回路も見当たらない。文字が読めないと言っても、その程度は解析できる」


「こっちも確認はしているけど、罠らしきものは無いね。至って普通の魔法陣だ。偽装も無いから、よく解らないね。解除されないと思って設置してあるんじゃないかな」


「……罠でないならどういう事なんだろうな? 巨大な魔力に繋がっているのは解るけど、それを変換する場所がない。魔力を魔力として取り出している。そうなると、使い道は限られるはずなんだがな……」


「まあ、魔族が魔王を探しているってのが一番近いんじゃないかな。これだけの魔力を取り出して、やろうとしたことが魔王の捜索ってのがよく解らないんだけど」


「だよな……。別に魔族は魔王と関係している訳でもない筈なんだが。進化個体という訳でもないし。魔王は魔物の一種のはずだ。魔族とは根本的に違うとは思うんだが」


「魔族が魔王崇拝をしている可能性は無いかな? 魔王は過去の古代文明によって封印されている。それを呼び覚ますのが使命的な感じで?」


「あり得ない訳じゃないのが何とも言えない。魔王崇拝か。ない訳じゃないな。魔族が原因で魔王が復活するって事もない訳じゃないとは思うが。そもそも封印が簡単に解けるのかどうかも問題ではあるんだけどな?」


「封印方法は幾らか存在はしているけど、どの方法で古代文明が封印したのかまでは解らないからね。確実に言えるのは、全ての魔王を同じ方法で封印したとは言えないって事くらいかな。普通に封印するだけなら誰でも出来ると思うけど、頭の良い人ならそれは避ける」


「同じ方法で封印をしたら、同じ方法で解除も出来るからな。魔王を復活させないためにも、ある程度封印方法は別にされている筈だ。10体の魔法を封印するにしても、10通りの封印方法を探ったとは思うぞ。多分でしかないけど」


「僕ならそうするし、普通ならそうするはずさ。可能性の問題として、後々の事を考えるのであれば、封印方法は多い方が良いし」


「まあ、討伐してしまえば問題は解決するとは思うんだけどな? 何故に討伐しなかったのかだ」


「無理だからだよ? 魔王は討伐出来ない。それは知らない?」


「知らないな。勝てないのか?」


「うーん。勝つことは出来るんだけど、滅ぼすことが出来ないんだ。魔王ってシステマティックな所があるからね。絶対に排除できないようになっている。それがこの星、クレタニアの意思なんだ」


「魔王が討伐不可能なのは、星の意思? となると、どちらかといえば人類の方が害悪なのか?」


「そういう事だね。魔王はある意味、人類が増えすぎないようにするためのセーフティーネットだから。それを封印しないと、人類は増えない訳。増えたところで殺されるからね。それが解っていたから古代文明は封印をした。解除されない様な工夫をしてまでね」


「……何というか、人類側が悪い生き物って感じなのか。星にとってはそうなるか。自然も破壊するし、鉱石なんかも掘ったりするしな。魔力も勝手に使うしで、良い事はないか」


「でも、魔王も人類を滅ぼすことはない。言ったでしょ? システマティックだって。魔王は人類の進化を促している面もあるんだ。数が減ればどうしても進化しないといけない。そうじゃないと生き残れない。だから、人類は色んな種族が誕生しているでしょ? 進化の結果、そうなったんだよ」


 ……なるほど。魔王はそんな存在なのか。それを全部封印してしまって良かったんだろうか? 疑問に思っても仕方がないよな。


 封印をしてしまえば、人類は繁栄をしてしまう。そうなると進化するものもしなくなる可能性が高い。古代文明から10万年程時間が経っているが、進化していないんじゃないか?


 それは魔王を封印してしまったから。そんな感じさえする。でも、魔王を封印しないと発展は望めない訳で。絶対に排除できないのであれば、封印するしかないけど。


「……魔族は人類とは違うんだよな?」


「違うね。明確に違うものだ。何処が始まりなのかは解らない。けど、初めからクレタニアに居たとも言えない。もしかしたら、別の所から来たのかもね」


「……それなら魔族は魔王を復活させたとして、狙われることは無いのか?」


「狙われないでしょ。魔王が狙うのは人類だけなんだから。人類を進化させるために作られたのが魔王なんだから、魔族を狙う事は無いだろうね」


「仮にだ。魔王が復活して、人類を襲ったとしよう。激減したとして、魔族がその分発展したらどうなるんだ?」


「魔王はどうもしないと思うけど。魔王は人類の進化を望んでいる。存在として昇華していけば、高次元の存在になることも可能だからね。それを目指している筈さ。まあ、人からしたら迷惑でしかないとは思うけど。進化するために数を管理される羽目になるんだから」


「なら、魔族は何なんだろうな? 別の所から来たのだとすれば、人類に劣る訳がない。文明としてはもっと進んでいないとおかしい」


「意図的に来たのであればね。ただ、逃げてきた結果だという風に考えれば、見方は変わるんじゃないかな?」


「……逃げてきた? 別の世界から召喚の魔法陣の様なもので移動をしてきたって事か?」


「そういう事。宇宙を探せば、もしかしたら魔族が居た所があるのかもしれないけど、それなら高度な文明を持っている筈でしょ? なら、別のルートから来たと思えばいい」


 召喚の魔法陣の様な魔法陣で移動する方法か。召喚の魔法陣が存在するんだから、そんな魔法陣が存在しないとは言えない。別の世界から呼び出すことは可能だろう。


 であれば、別の世界から飛ばすことも可能だと思う。魔法陣を研究すれば、そういう事は可能になるとは思う。魔法陣を専門にしている訳じゃないから困るんだけど。


 もしも、魔族が人類と共存を望むのであれば、それは良い事ではあるんだけど、そうじゃないからなあ。魔族は人類とは敵対している。


 というか、魔族はかなり増えにくいって事が解っているくらいだし。簡単に増える人類とは違うんだろうなとは思う訳で。どうやって増えているのかは知らないんだけど。


 生殖行為をしている訳ではなさそうなんだよな。もっと別の増え方があるんじゃないかとは思う。詳しい事は知らないけどさ。


 まあ、魔族がどうのこうのは良いとして、まずは魔法陣だな。罠は無さそう。目的が何なのかだな。魔王の復活である可能性が高いとは思っているが。だとすると、面倒な事になりかねないって感じではあるんだけど。

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