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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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奥地でキャンプ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「そこ! 一閃!」


「攻撃の手を緩めるな! タンクは気合で止めろ!」


「壁からサイレントゴースト! 右から2!」


「探知は出来てる! いつでもいける!」


「後ろからも来たぞ! 数5!」


「後ろは任せろ。前に集中。先へと進むんだ」


 前から後ろから横からと、魔物がどんどんと襲い掛かってくる。現在、クラマリナ坑道に侵入してから3時間程度が経過している。


 シルエンディール曰く、今日中に辿り着けるかが怪しいらしい。急いでは居るんだが、こうも魔物が多いと、どうしても進みが遅くなる。


 ただまあ、幸いな事に、クラマリナ坑道は横幅5メートル、縦幅5メートルくらいの四角い通路をしている。戦うのは簡単なんだ。


 広いって事は、それだけ魔物が襲ってくることもある。そこに魔物がたむろしている場合があるからな。そういった場合も処理をしていかないといけない。


 魔物がどんどんと襲い掛かってくる。それでも、少しずつは進んでいる。最悪はキャンプをしないといけないって事だろうな。面倒ではある。


 これが初めてのキャンプになりそうだ。……出来るのであれば、別の場所で慣れておきたかったんだけどな。しかもここの魔物は食用には向かない。保存食を食べるしかない。


 持ってきてよかった保存食。青草粘土なんて食べられるかって言うんだ。何とか全員で奥地へと向かう。徐々に近づいて行っている。


「……連戦に次ぐ連戦だな。流石に厳しくなってくるな」


「レベル差を感じますね。一撃で倒れてくれれば良いんですが……」


「泣き言は言わない。どうせ強くなるには似たような事はやらないといけなかったんだから、今やっておくに限るだろう。採掘が出来ないのが残念でならないが」


「そんな余裕は無いからな。まずは落ち着ける場所を探すのが先決だ」


「泊りになりそうですからね……。広場の様な場所があれば良いんですけど」


「クラマリナ坑道にそんな場所は幾つかある。というか、広場に魔法陣を作っている可能性も高いからなあ。ここまでの魔力を引き出しているんだ。魔法陣もそれなりに大きいはずだ」


「広場はあるだろうね。そうじゃないと魔法陣を設置できないだろうし。それに、昔の鉱山なんだろう? 集積所なんかがあるはずだよね」


 そういう事である。そういった場所は何か所かある。流石に全部のマップを暗記しているとかは無いので、何処にあるのかまでは解らないんだが。


 町が何処にあるのかとかは大体覚えているけど、関係ないと思った町は覚えていないし。魔境だって同じだ。自分が興味があるというか、関係してくる場所は覚えているけど、それ以外は殆ど覚えていないからな。


 基本的にそんなものである。全部を暗記しているような研究者では無いんだから。検証班くらいじゃないか? 全部覚えていそうなのは。廃人連中だって、自分に関係ない場所は覚えていないだろうし。効率よくレベルを上げられる場所は解っているんだろうけど。


 休憩も適度に挟みつつ、どんどんと奥へと向かう。そもそもが暗いから、時間の感覚が狂う。今何時なんだろうなって感じになってくる。


 時計なんてものは作っていないし、時間が解らない。ただ、眠くなりそうな時には、しっかりと睡眠を取る必要があるとは思うけどな。


 そうなってくると、シルエンディールが羨ましい。召喚獣は睡眠も食事も必要ないからな。そもそも精霊にそういうものが必要なのかという疑問はある訳なんだけど。


 奥に行くと、かなり広い広場に出た。……今日はここでキャンプだな。流石に火は使えない。保存食と水だけで生活をしないといけない。


「流石に火は使えないからな。まあ、仕方がないとしてだ」


「……こんな場所で火を使うのは自殺行為だ。爆発を起こす可能性がある」


「シルエンディールなら使っても良いのか解るのではないですか?」


「僕かい? まあ、解るけど。使っても問題無いよ。可燃性のガスが出てきている訳でもないし、空気の流れがない訳でもないからね」


「安全を見て使わないのが一番だろうけどな。とりあえず、光源になる魔法は大量に展開しておかないといけないけど」


「視界が悪いとどうする事も出来ないからな。視界の確保は大切だ。それは暗闇の森でも十分身に染みている」


「光属性では駄目なんですよね? 幻属性の光源とは何が違うんですか?」


「うーん。説明が難しいから何とも言えないんだけど、闇属性や邪属性は何故か光属性に惹かれてくる。それを回避するためにも、幻属性の光源の方が良いんだよ。詳しい理由はシルエンディールに効かないと解らないけど」


「それは僕も知らないからね? 僕だって全部を知っている訳ではないんだし。光属性の精霊なら何か知っているかもしれないって程度の話だよ。生憎、僕は知らない事だね」


「シルエンディールでも知らない事があるんですね……。まあ、寝ている時に襲われても嫌なので、光属性は使わない方が良いんでしょうけど」


「検証結果があるのであれば、止めておくのが無難だろうな」


「そういう事だな。特殊個体は幻属性に惹かれてくる可能性もあるんだけど、特殊個体だって解っていれば、それなりの対応が出来るだろうし。それに、ここまで特殊個体に襲われていない。誕生していない可能性もあるからさ。ここでキャンプをして、明日には原因の場所につけると良いんだが」


「シルエンディール、後どの位で着きそうなのですか?」


「うーん。半分は進んだとは思うよ。けど、ここからが苛烈になってくるだろうからね。明日でギリギリって感じかもね」


「そうなると、帰るのに時間がかかりそうだな。活性化は直ぐには終わらないんだろう?」


「魔法陣を止めても影響は出ているとは思う。収まるのには1か月くらいはかかるんじゃないかなとは思うけど」


「かなりの時間がかかるのですね……。仕方がない事ではありますけど」


「いや、憶測だからどうなるのかが解らないんだよ。俺もこんな経験は無いからさ。早ければ1日で終わるんだろうけど、そんな訳にもいかないだろうし」


 何が原因なのかは解っているが、それを解消したとして、どのくらいの期間引きずるのかは解らない。何分、初めての事だからな。


 そもそも魔法陣を止めても良いのかも解らないんだよなあ。何をしようとしているのかが解らないんだし。何かをしようとしているとは思うんだけど。


 魔法陣の仕組みを読み解くまでには時間がかかるだろうからな。そもそも人間の言葉で書かれていないだろうし、解読は何処まで出来るのかだ。


 解読できるのかどうかも怪しい所ではある。まあ、模様から判断して、何とかある程度は読み解きたいとは思うが。


 魔法に関しては、勉強もしているが、人類の言葉でしか解らないからな。召喚の魔法陣は古代文字だし、魔族の文字がどうなっているのかなんて解らないんだよ。


 可能性があるとすれば、アウスラリアが使っていた召喚の魔法陣が魔族由来のものである可能性なんだけど、それが本当に魔族由来のものなのかは解らないし。


 仮に魔族由来のものだとすると、誰が何のために導入したのかが解らないんだよな。魔族と交渉が出来たって事にもなってくる訳で。


 色々と解らない事が多い。明日には問題が解るかもしれないんだ。とりあえず進むしかない。可能であれば、明日には何とか着きたいからな。


 原因の調査もしないといけないし。魔法陣が自然発生する訳がないんだよ。何かしらが原因になっている筈である。人類がやらかしたのか、魔族がやらかしたのか。どっちかだとは思うんだけど。


 誰が、何のためにってのが見えてこないんだよ。何分、そういうのはまだまだ未調査って段階だったしな。……けど、貴族の一部なら、この辺まで潜ることが出来るとは思うんだよな。


 それなりのレベルで、魔法が使える奴が来ないと、ここまで深くは無理だし。人類であればな。魔族であった場合、何を目的にしているのかが全くわからない。


 この地で無ければならないのかも不明だ。解除される危険性が無いというのであれば、もっと他の魔境という選択肢もあったはず。


 もっと高レベルの魔境に設置すれば、人類は解除不可能って事にもなるからな。その方がリスクが少ないとは思うんだけど。魔族の考えることは解らないんだけどな。でも、行動には理由が付き物ではある。何かしらの理由はあるとは思うんだけどな。

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