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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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道中と行ってからと

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「魔物の活性化に盗賊か。こちらも同じ情報が手に入ったが」


「ですね。皆から聞いた話もそんな感じでした。大体は魔物の活性化の話でしたけど」


「何処の情報も微妙に違っていて、全部が本当だったら面倒な事になっているとは思うんだがな……。流石に噂レベルのものもあるから、そこは考えて行動しないといけないだろうが」


 アウスラリアとクレイスと。情報交換というか、情報のすり合わせを行っていた。何というか、今のパーティーというか、2パーティーなんだけど、俺含め3人が中心になって考えることが多い。


 他の連中が考えるのが苦手って訳でもないんだけど、こういう会議をするのは俺とアウスラリアが殆どで、そこにクレイスも入って来たって感じだな。


 まあ、今の雰囲気が悪い訳ではないので、このままでも良いかなとは思うんだけど。……本当はパーティー全員がこういう話が出来れば最適なんだけどな。


 適材適所という事でもある。が、パーティーで考えると7人パーティーの方が誰も参加していないんだよな。そっちでも司令塔になる誰かが参加してくれる方が望ましいんだが。


「で? どうするんだ? 今更いかないという選択肢は無いとは思うが」


「勿論だが行く。行くけど、細心の注意を払ってって感じだな。盗賊にしても、魔物にしてもだ」


「ですね。しっかりと護衛依頼を熟さないといけないですね」


「それもあるが、出来れば原因調査の依頼があれば受けたいとは思う。貴族の義務として、ある程度の事は知っておかなければならない」


「原因調査系の依頼か。まあ、受けてもいいが、解らないって事が大半だとは思うぞ?」


「いや、それもシルエンディールが居れば何とかなるんじゃないか? 上位の精霊なら何かしら知っている可能性もあり得るだろう」


「……確かにそうですね。シルエンディールが知らなければ仕方がないですが、何か知っているのであれば、調査系の依頼を受けるのもいいかもしれません」


「その領地の貴族に恩を売れるからな。それに、リベレーションズの宣伝にもなる。貴族にクランを覚えてもらうには、こういう時に行動しておいた方が良いとは思うが」


「うーん。貴族に覚えられてもって所ではあるんだけどな。まあ、無名のクランよりはマシなのかもしれないけど。貴族の指名依頼が来ても面倒な事もあるだろうし、恩を売って必ずしもいい方向に転がるとも限らないんだが……」


「ですが、宰相派とは繋がっていた方が良いんじゃないでしょうか? 人間至上主義派を黙らせるのにも使えるとは思いますし」


「その辺は臨機応変に行くべきだろう。カールチェイスの町の貴族家の情報は手に入っているんだから、それを基準に考えていけばいい」


 カールチェイスの町の貴族の情報は、元帥派のクレバトーナ子爵家、宰相派のレイデオロ伯爵家、人間至上主義派のデシエルト子爵家となっている。……なんでこういう統治形態になっているのかは知らないけど、3つの貴族家が入り混じっていることが殆どらしいんだよな。


 というか、領地の広さに対して、貴族が多すぎるのがいけないんだ。貴族をどんどんと増やした結果がこれなんだそうだが。


 昔はもっと少なかったらしいんだけど、何かがある度に増やしていったらここまで増えてしまったという訳だ。統治している貴族家の他に、法衣貴族が十数家下に居るんだから、本気で貴族を整理した方が良いんじゃないか?


 日本の戦国時代もびっくりの貴族家の多さだし。戦国時代で苗字がある家は武士の家系。それでも1000も無かったと思うんだがなあ。詳しい事は知らないが。


 人間至上主義派がカールチェイスの町にいるのが気になるが、それよりも銀を何とか採取しないといけないので、行く事には違いないんだけどな。


 行かないなんて選択肢はそもそも無い。だから、何としてでも辿り着かないといけない訳なんだけど、それでも色々と関門はあるよねって話である。


「レイデオロ伯爵家の依頼であれば、積極的に受けるべきだとは思う。その分人間至上主義派のデシエルト子爵家から守って貰える。どうせレイデオロ伯爵家は冒険者ギルドを牛耳っているはずだ。そこまで対立はしないだろう」


「ですね。貴族を味方につけておくのは賛成です。グラーデンは何か懸念事項なんかがあるんですか?」


「いや、特に気になることは無いんだが、レイデオロ伯爵家の人がどんな人なのかが解らない内に味方に付けるのもどうかとは思っているだけだし」


「その辺はさっきも言ったが、臨機応変に動くべきだろう。こちらに積極的に絡んでくるのか、それともデシエルト子爵家に売り渡すような奴なのかは、いかないと解らない。どうせ銀を大量に確保するのは決まっているんだ。そのついでに色々と出来ればとは思う」


「後続が行く可能性もある訳ですし、銀の産地なんですから、再度行く可能性もあります。明確な敵ではない限り、付き合っておくのが良いとは思いますね」


「無難に動くならそうした方がいいか。盗賊の問題と、魔物の活性化の問題。解決できるのであれば、してしまった方がいいか。原因の究明にはシルエンディールの知識も使いながらって感じで。無理だと思ったら引く方が良いとは思うけど」


「それはそうでしょうね。無理だと解っていることに首を突っ込んでも仕方がないですし」


「だな。その時はその時だ。ここで決めてしまう事でも無いだろう」


「じゃあ、とりあえず、行くのは確定で。道中は襲われることを想定して動くと。危険地帯に行くことになるんだから、ある程度の準備はしておくべきだな」


「その辺は各々でやればいいかと思いますけどね。足りない分はグラーデンが何とかしてくれるとは思いますし」


「保存食については多めに持っていった方が良いだろうな。向こうの依頼の関係で、泊りがけの依頼もあるかもしれない。その辺も考えておいた方が良いとは思う」


「保存食については任せておいてくれ。色々と作ったけど、美味しく出来上がったのは知っているだろう? それを今量産している所だ。錬金術の練習にもなるし、丁度いいから沢山持っていこうか」


「……あれを食べないで良いと思うだけでも、大分気持ち的に楽ですね」


「それはそうだな。正直、あの保存食は何を考えて作られたのかが解らない。食べられるかどうかの代物を、保存食にするのはどうかと思うんだがな」


「だから代用品を作ったんだろ? あの青草粘土は保存食じゃない。人の食べるものじゃない。生きるか死ぬかを選ぶときに食べるものだ。生死がかかっていないと食べる気にならない」


 あんなものは保存食じゃない。保存は出来るのかもしれない。栄養価も高いのかもしれない。けど食事じゃないんだよ。不味いんだからどうしようもない。


 あれを保存しておいても、子供は食べないだろうな。拒否すると思う。極度の空腹状態でも、美味しく食べられるとは思わない。それだけ不味い代物なんだよなあ。


 まあ、その問題は解決できたので良いんだけどな。保存食は美味しくないといけない。錬金術で作っているから手間がかかっているが、それは仕方がない。その内、錬金術師を集めて保存食専門で作る機関を作ってもいいかもしれないと思っているくらいには、あれはない。


 食事は基本的に生きるためにすることではある。が、それとは別に娯楽的な要素もあるんだ。食事を楽しむことは良い事である。豊かな食事は、生活に色を付けてくれる。……青草粘土では色は付かない。黒で塗りつぶすだけだ。


 まあ、レイデオロ伯爵家の依頼次第って所か。基本的にはキャンプなんてしない訳だし。護衛依頼中は村で食事を分けてもらう形になるからな。しっかりと対価は支払う。それが村の人の収入源にもなるんだからな。


 村で生活していたら、外貨を稼ぐ手段に乏しいからなあ。そういう時にでも稼がないといけない。そうじゃないと農作物だけでは税金が重く圧し掛かるんだろうし。


 冒険者は税金は支払っている訳ではないが、そもそも冒険者ギルドの依頼が税みたいなものだしな。依頼を熟すことで、税金を支払っているようなものではあるんだよ。


 冒険者の収入に税金をかけるような貴族家は居ない。だって、それで冒険者が逃げたら問題が大きくなるからだな。冒険者が居ないと、雑用を押し付けることが出来ないんだし。

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