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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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基礎訓練の成果

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 時間が経つのは早い事で、基礎訓練が終わろうとしている。クレイスもある程度の基礎で良いと思っているのか、予定はもう少しでクリアするだろうと言ってきた。


 基礎が終われば、後は何処までその基礎を積み重ねるのかだ。クレイスのいう貴族の基礎は中級くらいのチュートリアルだとは思うんだよな。そこから初級までは何とかしたって感じだとは思う。


 まずは自分で動いてみて、基礎の重要性を知って貰う事だろう。という事で、乱戦の訓練を再開した。今後も基礎の訓練は行っていくんだけどな。


「まさか基礎の訓練でここまで差が出てくるとは思いませんでした。前衛の動きが解ると、ああいう事が出来るようになるんですね」


「そうだ。基礎は必要だ。対人戦でもそうだが、基礎がある奴らと無い奴らでは連携の仕方が変わってくる。それを可能に出来るかどうかで、大きな差が生まれる」


「まあ、動きが読まれやすいって欠点もある訳なんだけどな。基礎の基礎。まだまだ中途半端ではあるけど、動きが予想できるというのは、ああいう事も出来るという事ではあるし。声をかけて、どっちに動くのかを決めるだけでも、連携としては大きいとは思う」


「そうですね。それに、タンクが安定してきたのが大きいと思います。私も盾や短剣を使う機会が減ってきましたし、それは良い事だとは思います。しっかりと魔法攻撃が出来るようになってきましたし、風属性の魔法もある程度の威力になってきました」


「シルエンディールとの会話は充実している。ある意味正解を知っているのだからな。その理論を齧ることが出来れば、誰だって風属性魔法を使いこなせるようになる。今はまだ幻属性魔法が中心だが、いずれは2属性の攻撃が出来るようになってくるだろう」


「属性攻撃を無効化してくる魔物も居るんだし、臨機応変に魔法を変える事が必要になってくる事もあるからな。それでも幻属性を無効化してくる魔物は少ないんだけど。でも、手札は多い方が良いだろうし、この調子でどんどんとレベルを上げていけばなとは思うんだがな」


「……何か懸念事項があるのですか?」


「懸念事項はあるだろう。俺たちのパーティーはまだいいが、もう1つのパーティーが問題だ。まだまだレレミナの魔法が安定している訳ではないし、エレンの回復魔法もまだまだ甘い。そもそも回復魔法を挟むタイミングが遅いと感じている。もう少し早く回復させないといけないとは思うんだが」


「クレイスの言う通りだな。全員をみないといけない分、エレンの回復頻度が低い。魔力の節約もしないといけないのは確かなんだけど、それ以上に前衛が崩れたらお終いなんだ。だからどんどんと回復をさせた方が良いんだがな。まだ全体を見ることが難しいと言った感じだろうか」


「回復魔法ですか……。積極的に攻撃魔法も使っていますよね? それでなんじゃないですか?」


「それもあるんだが、回復担当はレベルが上がりにくい。貢献度的な問題が出てくるから、序盤というか、こういう場面では攻撃もしないといけない。回復魔法だけでレベルを上げようと思っても厳しいんだ。経験値が貰えないなんて事は普通にあるし、攻撃魔法を使わないといけないのもそうなってしまう関係上、仕方がない事ではあるんだが……」


「そもそもヒーラーというのが特殊な立ち位置だ。普通のパーティーには存在しないからな。難しいのは承知の上だ。が、何とかしないといけないというのも事実なんだろう」


 エレンが悪い訳ではないんだけどな。必死にやっているとは思うし、攻撃魔法も挟まないといけないから、難しいのは解る。けど、もうちょっと回復の頻度を上げないと、安定した盤面が作られないんだよな。ヒーラーは俺を抜くと1人しか居ない。だから自分を含め13人の管理をしないといけないんだから、難しいのも無理はない。


 状態を把握して、適切な回復魔法を飛ばすのは、慣れが必要だ。乱戦の訓練をしているが、普段は回復魔法を使わないとは思うし。乱戦にでもならないと、回復魔法は使わないとは思うんだよ。


 戦闘が終わってからゆっくりと回復すれば良いんだし。でも、そういう場面じゃない時もあるんだ。何とかして耐えきらないといけない時もある。ヒーラーは一番難しいポジションだ。全員の動きを把握しながら戦わないといけない。


 何にしても経験が足りなさすぎるんだよ。ヒーラーとしての経験値を稼ぐのであれば、色々としないといけない事が多くあるとは思う。まあ、それもある程度は余裕がでてきてからでも良いとは思うんだが。焦り過ぎも良くないしな。


「それと、朗報だ。後続2つのパーティーがレベル30になったらしい。だからクレマグリッドの町に来る事になる。そうなった際には、基礎の訓練もやらないといけないから、そっちも任せていいか?」


「……もう来るのですか。早過ぎませんか?」


「いや、上を目指す連中なんだろう? それなら急いで30になってもおかしくはない。まあ、ここである程度の常識を叩き込めば問題ないだろうしな。基礎もそうだが、乱戦に慣れるという事を経験しないといけないとは思う」


「それだな。乱戦に慣れないといけない。基礎はクレイスの方で何とかしてやって欲しい。基礎をある程度教えた連中に教えさせることで、復習にもなるだろうしな。それで、これ以上のパーティーを増やすかどうかなんだけど、とりあえずはまた2パーティーくらい増やす予定だ。良い感じの奴らを集めたいとは思う」


「了解した。こっちでも受け入れる準備はしておこう。だが、基礎訓練はもっと時間を取りたい。クレマグリッドの町を出るのはもう少し後にしてくれるか?」


「それで問題ないぞ。……それが終わったら、カールチェイスの町に行こうと思っているんだが、どうだ?」


「カールチェイスの町か。そうなると、クラマリナ坑道に向かうのか?」


「そうだ。その予定だ」


「クラマリナ坑道とはどんな場所なのですか?」


「かつての銀鉱山だ。魔物が出てくるようになってからは、冒険者の狩場となっている。が、まだまだ銀は掘れる。どころか、昔よりも産出量は上がっているという報告もある。冒険者の金策の場所とも言われているな」


「正直、銀はどれだけあっても足りないからな。金も欲しいんだけど、まだ当分は先でいい。銀を集めたい。出来れば大量にだな。銀鉱山に行くのは無理だ。普通の銀鉱山は貴族が管理している。そうじゃなくて、こういう魔境になってしまった場所なら、俺たちでも採掘が可能という訳だ。……まあ、採掘していたら、もの凄い勢いで襲われるんだけど」


 銀はどれだけあっても足りない。ミスリルにする都合上、どんなにあっても足りないんだ。装備に防具、アクセサリーにと何でも使える。召喚獣の供物にも使わないといけないんだ。供物は使えばなくなる。使い捨てのものになるからな。


 金があれば、買っても良いのかもしれないが、大量に銀を入手しているのも目を付けられるだろうからな。何処に情報が転がっているのかが解らない。自分で情報を落とさない方が良い。


 まあ、クラマリナ坑道に行く人は少ない訳ではないだろうし、誤魔化せるとは思う。銀を掘らない冒険者だって多くいるはずだ。そもそも銀を掘りに行くなら、大所帯での侵入になるだろう。マジックバッグが無いんだから、そうならざるを得ない。


 マジックバッグは反則級のものだからな。これは作らないという選択肢は存在しない。普通は持っておくべきものなんだ。1パーティーに1つは欲しい。


 贅沢に使ってやれば良いとは思うんだけどな。量産は出来るが面倒だ。そんな事はしたくはない。マジックバッグだけを作らないといけない生活とか耐えられない。そんな暇があったら、色んな場所に行って、レベルを上げたいんだよ。


 後続も続いてもらわないといけない。どんどんと強くなってもらわないといけない。パワーレベリングをするのは良いとしてもだな。基礎の訓練もしなければならない。乱戦に放り込むのは良いとして、ヒーラーのエレンの技量がどうなるのかだな。


 4パーティーで乱戦に突入すれば、比較的安定はするとは思う。……安定させないように、魔物を嗾けるつもりではあるんだけど。安定してしまうと、どうしてもな。単純作業になってしまうし。絶望的な戦いを知って貰いたいというのがある。

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