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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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謙遜も過ぎれば嫌味

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 そんな訳で、錬金術師たちを育てることになった。冒険者ギルドが集めた錬金術師は15人。中々に集めたとは思う。が、誰もが市販されているという錬金術の道具を使っていた。


 やっぱりか。自分の道具は自分で作らなければならない。最高級品の他人の錬金釜よりも、最低クラスの自分の錬金釜の方が効率が良いんだよ。自分用に作らないといけないんだ。


 その作り方から教えないといけなかった。錬金術の設備は幾つもある。が、基本的には錬金釜と魔法陣があれば何とかなる。まあ、全部作って貰うんだけどな。


 時間ならたっぷりとある。ちゃんとしたものが作れるようになるのには、時間がかかるとは思うが、真面目にやっていれば、1年も経たないうちに、まともなものが出来上がるとは思う。


 自分の魔力特性も解ってくるだろうしな。そうすれば、錬金術は捗る事になる。他人の道具を使っている様では、話にもならない。


 なので、自分の道具は自分で作らせる。非効率な他人のものを使っていては伸びしろが無いのも同然なんだからな。


「いやー。道具から作らないといけないとは思わないじゃん? 普通に皆、市販のものを使っているんじゃないかな?」


「市販のものも品質が良い訳ではないからな。最高級品のものを仕入れても、自分で作った最低品に負けるくらいの性能しか発揮できない。余程魔力的な相性が良ければ良いんだろうが、まずそんな人は居ない。自分の道具は自分で作らないといけないんだ」


「錬金術師の常識って訳でも無さそうな気がするのが何とも言えないけどね。知っている錬金術師も居るんだろうけど、誰にも言わないだろうしなあ。秘密にしているんだろうね?」


「そりゃそうだろう。市販の錬金釜なんかがあるんだ。錬金術師の誰かが作って売っているという事になる。そいつはそれじゃあ駄目な事は解っているんだろう。金になるから売っているだけだな」


「錬金術師を目指すとして、必ずしも弟子入りできるとは限らないからね。独学の人も居るだろうし、そういう人は知らないって事になるのかな」


「自分で気が付くまではそうなるだろう。最終的には、自分で良いものを作ろうとするはずだからな。自ずと気が付くことになるとは思う。錬金釜の作り方から知らないってなると、色々と話は変わってくる事になるんだがな」


「それはあり得るか……。知らないって錬金術師も居るかもしれないね。……錬金術師の価値を計るのにも、自分で錬金釜が作れるかどうかで考えた方が良いのか」


「だろうな。そいつは道具の価値を解っているとは思う。クラスになったからといって、必ずしも何でもできるようになるとは思わない方が良い。出来ない事はある。知らなければ出来ないも同然だしな。そもそも市販されている道具だけでは圧倒的に足りないんだが」


「錬金術の道具が20種類もあるなんて思わないからね。全部使わないといけないんだよね?」


「駄目だな。全部使う。まあ、専門的になればなるほど、そういった道具を使う事になる。汎用的なものを作るだけならそこまで必要にはならないとは思うが」


「今後の事も考えると、汎用的なものしか作れないんじゃあ困るとは思うけどね。まさか金属を彫る道具まで自作しないといけないとはねえ」


「金属を彫る道具は頻繁に使う方だな。アクセサリーを作るのであれば必須だ。まあ、飾りを作るだけの道具では無いんだが」


「というと?」


「能力の底上げなんかが出来るようになってくる。攻撃力が上がったり、防御力が上がったりだな。それのイメージを込めて彫らないといけないけど」


 装備品に込める思いは色々とあるが、能力上昇系が一番解りやすいとは思う。それだけ一気に効果が出てくるようになるからな。金属にも因るんだけど。


 けど、彫る模様は何でも構わないんだよな。彫る時にちゃんとイメージをすれば、だけど。彫る細かさで能力にも差が出るが、ちゃんとイメージをして彫らないと、付与が成功しない。


 それは数を熟さないといけないんだよ。こっちのクランの錬金術師たちも苦戦している所だからな。思ったよりも伸び悩んでいるとの事だ。


 鑑定が使えれば、簡単に色々と見ることが出来るんだろうけど、ゲームのようにはいかない。ゲームでは確認できたんだけどな。現実では確認できない。


 大体このくらいって感じで覚えないといけないんだよ。鑑定の魔法が作れれば問題は解決するんだろうが、鑑定のイメージをしても、魔法化は無理だったんだよな。


 どの属性なのかが解らないから、全属性で試してみたんだけど、結局鑑定の魔法は無理だった。無理なら諦めるしかない。


 が、諦めきれないのも事実。なので、今は鑑定の道具を作ろうとしているんだ。それなら何とかなるかもしれない。研究してみる価値はあると思うんだよな。


「能力が上乗せされるのは良いよね。そういうのを売り出せば、冒険者の質も上がるし」


「だな。冒険者には必須だとは思うぞ。それ以上にレベルが関係してくるとは思うんだけどな」


「レベルねえ。それは勿論なんだけど、クレマグリッドの町だとレベルを上げるにも限界があるじゃん? どうしても他の町にいかないといけない。闇晦ましの森に行ければ良いけど、それのレベルには達しないだろうしね」


「そもそも魔法無しであそこを抜けるのは無理だ。テラーゴーストが邪魔過ぎる。どうにかして魔法を広めていかないといけないとは思うんだがな……」


「幻属性が一番簡単だって教えてもらったけど、それでもまともな威力になるまでは訓練は必須だしね。中々に難しいかなとは思うよ。魔法使いが増えることは良い事だとは思うけど」


「そもそも冒険者に魔法使いが居ないというのは不味いだろう。独学で何とかしないといけないというのは仕方がないにしても、使いやすい魔法だけでも教えておいてやらないと」


「それもそうなんだよね。タールスエニスの町から来てくれた冒険者にも積極的に教えていこうとは思うけど。この町出身の冒険者はちょっと厳しいかなあ」


「先にタールスエニスの町に行けば良いだけの話なんだけどな。移動するのにも金が必要になってくるからな……」


「その辺りは何とかなるんだけどね。そういう専門のクランがある訳だし」


「人材輸送に特化したクランという事か?」


「そういう事だね。冒険者ギルドからの依頼で移動をさせるんだよ。そうしないと死ぬだけだし」


「まあ、それは必要か。適正なレベルであれば、そこまで苦労はしないと思うが、初心者がいきなりこの町の魔境に手を出すのは難しいだろうし」


「その辺も解ってくれる人と、怪我をしないと解らない人が居るからね。まあ、自分の才能だけで何とかしてしまう人も居るには居るんだけど」


「才能があるのは羨ましいな。俺も才能は無いから」


「いやいやいや。謙遜も過ぎれば嫌味だよ? それだけ強くてまだまだなんて言われてもねえ」


「事実そうだから仕方がないな。努力型だと自認している。まあ、努力を続けるのも才能だと言われたら、そうかもしれないが」


「努力を続けられる人も凄いんだよ? 基本的には才能と変わらない。途中で諦めることもあるだろうし、努力し続けられるってのも凄いとは思うよ」


 それはそうでもあるんだけど、俺の場合はゲームだったから続いたってのがあるんだよな。努力というよりは、娯楽のための準備って感じだったし。


 基礎もそれで覚えた。必要であれば科学も覚えた。魔法には絶対に必要な分野だからな。イメージがしっかりとしていないと、碌に魔法も発動しないとか、初めは思わなかったし。


 色々と研究をして、錬金術も多少はマシになってきているとは思うんだけど、それでもまだまだ上があるだろうからな。見上げれば切りがない。


 戦闘も中途半端、生産も中途半端ではいけないとは思うが、錬金術師である以上はそうなるしかない。専門職には劣るんだ。全体的に器用ってだけなんだよな。


 流石に専門のクラスには勝てないから。武器は鍛冶師には勝てない。アクセサリーなんかも細工師なんかの方が良いものが出来上がる。


 俺が錬金術師をしているのは、ソロの時の名残みたいな感じだし。本当であれば、戦闘職に偏らせるか、生産職に偏らせるかを選んだ方が良いとは思うんだけどな。でも、それだと俺が楽しめないってのが問題ではあるんだけど。

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