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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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ギルドマスター

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「用紙は書き終わりましたか?」


「ん? ああ、書き終わったぞ。ある程度は書けない部分があったが」


「……ああ。呪人ですもんね。書けない所もありますか。まあ、その辺は緩いので問題なしです。一応ですが、今のレベルを記録させてもらいますね」


「この水晶に触れば良いのか?」


「そうです。そうすればレベルが見えるようになりますから」


 そうか。そう言う事なら手を乗せる。その瞬間、爆風が吹き荒れた。冒険者ギルドが2秒ほど揺れた。……レベル53でああなったんだ。こうなるんじゃないかとは思っていたが、本当にそうなるとはな。


「な、なんですか!? 今の風……って、ええ!? レベル250!?」


「レベル250……。本当に錬金術師ですか?」


「錬金術師!? えっ!? 生産職なんですか!?」


「……そんなにおかしい事か? 錬金術師が戦闘をするのが」


「おかしいですよ! 錬金術師さんは、普通は町の中に居るんです!」


「普通に魔法を使っていましたし、何なら私は剣で助けてもらいましたからね……」


「な、なんでもありなんですねえ……」


 そんなに驚く事でもないんだがな。カンストは、クレマグリッドの町では過剰だとは思うが。しかしながら、クラスの関係上、専門職には及ばない。物理戦闘ならレベル100から150程度、魔法戦闘なら150から200程度のものでしかない。クラスの補正値は生産職だからな。……マスクデータが多すぎて、検証班も悩んでいたらしいけど。


「今の爆風は何!?」


「あ、ギルマス! この人です!」


「……ちょっとお話良いかな?」


「パーティーメンバーの同席は可能か?」


「勿論だよ。って、アウスラリアさんが?」


「ああ。パーティーを組むことになった」


「レベルの測定前に、そういう約束をしましたけど……」


「まあいいや。とにかくこっちに来てくれるかな?」


 ……痴女みたいなギルマスなんだが。踊り子やダンサーのクラスの服装をしている。……が、フェイクだな。アサシンかマーダーだろう。気配が違う。踊り子やダンサーは気配を大きくする。基本的にはバッファーの立ち回りを要求されるんだが、ヘイトをもの凄く稼いでしまう。それをどうにかするために、タンクがしっかりとしていないといけないってクラスなんだけど、嵌れば強い。アサシンやマーダーは気配を消す方だ。足音がしないのは、踊り子やダンサーとも同じなんだけど、気配が薄すぎる。レベルは解らないが、恐らくは100以上。それなりの強さではあるだろうな。


 ギルドマスターの部屋に通されて、高そうなソファーに座らせてもらう。上座とか下座とかは解らないんだよなあ。勧められた方が俺の座る側だ。そんな事はどうでも良いんだ。……何でギルマスに呼ばれたのかだよなあ。レベルが問題なのは解るけど、それでも別にここに連れて来なくても良くないか?


「さて、まずは自己紹介からだね。僕はサンクリッド。冒険者ギルドのギルドマスターをしている。よろしくね?」


「私は言うまでも無いとは思いますが、アウスラリアです。クラスは召喚士。今日計ったらレベル53でした」


「俺はグラーデン。クラスは錬金術師。レベルは250だな」


「……凄いレベルだ。因みに年齢を聞いても?」


「20歳のはずだが?」


「20歳でレベル250……」


「アウスラリアさんの言いたいことも解るよ。天運が味方したアウスラリアさんも天才の内だけど、こっちは違う。本物の天才だよ。20歳でレベル250なんてありえないからね」


「そこまで驚くようなものか? 3年も鍛えていたら、このくらいのレベルにはなるだろう?」


「いやいやいや。たった3年でこれ? もっとありえないから。勿論だけど、僕よりも強いからね?」


 いや、強さはレベルに関係しないんだが。アサシンだと仮定すれば、戦闘開始距離がこの間合いなら、レベル50にでも負ける。このギルマスは最低でも100。もっと高い可能性もある。アサシンの間合いで勝てるなんて思わない。クラスというのは、それだけ圧倒的な優劣がある。


 俺が錬金術師をしているのも消去法だからな。ソロでやるのであれば、錬金術師しか選択肢がなかった。ただそれだけだ。俺よりも強い奴なんてゴロゴロと居る。カンスト勢なんて普通に居るんだよ。


「強いというのはレベルで判断しての事だろう? このアサシンの間合いで、俺が勝てる未来は無いんだがな」


「……よくアサシンって解ったね?」


「気配が違う。踊り子やダンサーは、もっと自己主張が激しい。服だけ真似た所で、気配をどうにかしなければバレる」


「……そんなのが解るのは、グラーデンだけだと思いますが?」


「だよねえ。僕も初見でバレたのは初めてだよ。クラスにも造詣が深いんだね?」


「消去法で錬金術師をやっているからな。有望なクラスは大体試している。……結果、装備がどうしようもないって事で、錬金術師をやっているだけだ。魔法で戦うのであれば、クラスは錬金術師でも良いからな」


「それにしては、見事な剣術でしたが?」


「慣れだ。どうしても魔法で倒せない魔物も居る。そういう時は剣でどうにかするしかない。幸いなことに、錬金術師には防具の制限はあっても、武器の制限はない。試した中では、普通の剣が一番隙が少ない。短剣を2つ持ちだとリーチが短すぎる。長剣を持つには、力が足りなさすぎる。そういう思考錯誤を重ねて来てのこれだからな」


「うん。ますます意味が解らないね。僕にはクラスさえ変えれば、一線級の働きが出来るって聞こえたよ?」


「自分で武器や防具を揃えなくても良いのであれば、俺はソーサラーかウィザードを選んだだろうな。物理戦闘職でもそこそこできるとは思うが、タンクは無理だ。立ち回りが解らない」


「あのね? 普通は1つのクラスをマスターするのに、一生を費やすんだよ? 特に錬金術師なんて、生産職だからね? 町から1歩も出ない錬金術師だって珍しくないんだ」


「そいつは恵まれているな。自分で欲しい素材を取りに行かないといけないという制約が無かったんだろう」


 羨ましい限りだ。誰かが100点の素材を供給してくれるのであれば、俺だって錬金術師をやらなくても済んだだろうに。……まあ、錬金術師のスタイルがあっているのは確かなんだけどな。生産もやりたいというか、自分の武器や防具は自分で揃えたいって方だし。専門職には負けるが、錬金術師だって負けていない。理論さえあっていれば、最強の武器防具を作れるはずなんだから。


 まあ、魔法で戦うスタイルじゃなくて、物理で戦うスタイルであれば、鍛冶師を選んだのかもしれないけど。魔法を選んだから、というよりは、なんでも生産できる錬金術師を選んだら、自分にマッチしたって感じだから。選択肢が無かったのもそうなんだけど、自分のスタイルに合ったのは幸運だった。


「まあ、その辺はどうでもいいかな。僕としては、強い人が居てくれる方が嬉しいしね。……その内去っていくとしても、一度所属してくれれば、指名依頼は出せる訳だし」


「えっと、去るのは良いんですか?」


「良いも何も、ここは良くて通過点。アウスラリアさんもしっかりと考えた方が良いよ。アウスラリアさんもその内ここを出ていかないといけない日がやってくる。ここでは頑張っても、レベル80までが精いっぱいだからね。他の地で強くなってくれれば、こっちも強い人に指名依頼を出せるから有難いんだよ?」


 そうなんだよな。ここは通過点。レベルが上がれば去らなければならない。上を目指すという事は、そう言う事でもあるからな。ここで一生暮らしていくのであれば、ある程度の強さがあれば十分だろう。上を目指すのであれば、通過点になるのは必然だ。

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― 新着の感想 ―
いろんな作品みると生産職と魔法職両方の上級職が賢者とかだろうと思ってるが 複合上級職はないのかな
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