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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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盗賊団撃破

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「前!」


「解ってる! うおおおおお!」


「後ろは!?」


「全部やった! 後は前だけだ!」


「賊になんて足元を掬われるかよ! ネタが上がっていれば何ともねえ!」


 現在、キャラバンを防衛中である。盗賊になり下がった冒険者41人は始末した。数えたからな。面倒ではあるけど、数えないと何があるのかが解らない。それに少しだけ時間がかかってしまった。


 盗賊団も中々にやるようで、森を上手く使いつつ、こちらに仕掛けてきている。……無理な突撃はして来ない。何かあるのか、それとも単純に力が無いのか。


「出て来ないなら突貫する! 後ろを頼んだ!」


「任せておけ!」


「フォローは任せろ!」


「グラーデン!」


「アウスラリアはそこから魔法攻撃に専念! 俺も突貫する!」


「腕に自信のある奴は突貫! そのまま押し込むぞ!」


「反対側の見張りは?」


「偵察が終わってる! 反対側は誰もいねえ!」


「盗賊の癖に舐めた真似をしてくれるな!」


「挟み撃ちにする価値も無いってか!」


「油断してくれているならお前らも前に出ていけ! こっちは何とかフォローする!」


「進め進め!」


「うおおおおおお!」


 冒険者が森に突撃していく。俺もついていく。サーチエネミーを使いつつ、確実に1人1人殺していく。味方は押している。ならば俺も押すべきだ。


 突貫することは悪い事じゃない。向こうがこっちを攻めあぐねているんだからな。


 単純な実力ならこっちの方が上だ。ならば多少は無理をしてでも突貫した方が勝利の可能性は上がる。


 まあ、後ろではシルエンディールが動いているんだろうし、向こうも命令なんかが飛んでこなくて困惑しているんだろうなとは思う。


 普通なら命令通りに動いていれば、いや、それ以前の問題か。普通なら裏切者たちが処分してくれたキャラバンを貰うだけだったんだろうし。


 襲われる側になった事が無いんだ。だから何をしていいのかが解らないんだろう。盗賊とは、基本襲う側だからな。討伐隊を送り込まれる様な大きな盗賊団になっているんだから、このくらいは警戒しておけとは思わないでもないんだが。


 1人1人、確実に殺していく。後で情報を吸い出す必要は無いんだから、処分すればいい。強さの質は大した事はない。普通に戦えば、普通に勝てる程度の強さでしかない。


「まだ前に出るぞ!」


「ああ、進め進め!」


「1人たりとも逃がすんじゃねえぞ!」


 逃走を許さない。絶対に全員を処分する。皆の気持ちが1つになっている。このまま雑魚を討伐していれば、いずれは終わる。


 強敵は居ない。居る場所にはシルエンディールが向かったから。もう残っていない筈である。それでも油断はしない。油断して良いのは、対人戦が終わってからだ。終わった後なら幾らでも油断して良いんだよ。……まあ、死体漁りはさせてもらうがな。


「負傷者は?」


「居ねえだろ!」


「突っ込め突っ込め!」


 1人、また1人と、盗賊を殺していく。……思ったよりも数が多い。情報が古かったんだろうか。予定よりも多い様な気がしている。


 それでも負けは無いし、突っ込むだけなんだが。負ける事なんて考えない。それだけの実力は持っている筈なんだから。


 そして、前には、死体の山が転がっていた。……シルエンディールがやったのか。ここにも相当数居たという事になる。結構な数になっているはずだ。……盗賊団の数が100を超えていたのには驚いたが。


「お? やあ、来たかい。こっちは終わってるよ」


「逃亡者は?」


「見逃したと思うかい?」


「愚問だったか。まあ、そうだろうな」


「敵の首領もちゃんと居たよ。指示を出している人は殺したからね」


「そうか。……じゃあ、死体漁りだな」


「徹底しているねえ。何も無いんじゃないのかい?」


「いや、金は持っている可能性がある。盗賊団といっても、顔が割れていない構成員も居ただろうしな。遊ぶ金は持っているものだ」


「ふーん。そんなものなのかねえ。まあ、終わった事だから良いんだけど」


「だな。さて、今回はどのくらい良いものが入っているのかなってな」


 死体漁りをしておいた。……案の定、お金が大量に出てきた訳なんだが。盗賊団が持っていても良い金額じゃない。異常だ。おかし過ぎる。まあ、エタニアス伯爵家と組んでいたんだから、仕方がない事ではあるんだろうけど。


 貴族も面倒な事をやってくれるものだな。自分の領地以外はどうでもいいって奴らが居るんだとは思う。普通は自分の所属している国を襲うなって話ではあるんだろうけどな。そんな事は関係ないって感じでやらかしている。


 都合が良いのか悪いのかなんて、解ったものでもないしな。今回は盗賊団の情報を未然に仕入れていたから良かったものの。普通に襲われたら面倒以外の何ものでもない。


 盗賊団は滅びて欲しい。貴族が率先して滅ぼしてくれれば良いんだがなあ。そういう貴族ばかりでは無いという事である。面倒だ。非常に面倒だ。


 貴族関係の話をしないといけなくなるのは本気で面倒なんだよな。貴族には関わりたくはない。国の政治に興味はない。こっちに被害が出てくるなら別ではあるが、関係ないなら何をしていようが気にはしない。


 別に聖人君子でも何でもないからな。ただの冒険者にそこまで求めてくれるなって話である。


「終わりましたか?」


「終わった終わった。これでキャラバンも安心して進むことが出来る。……一部の冒険者はここで離脱をするんだろうけどな。本拠地を潰しに行かないといけないし。本拠地にも数人は残っているだろうし、人質というか、商品も残っている可能性があるからな」


「……人を商品にしようとは、何とも胸糞悪いですけどね」


「それが盗賊という奴らだからな。奴らに倫理観を求める方がおかしい」


「それはそうではあるんですがね……。思う所がない訳でもありませんから」


「盗賊になり下がるのは、冒険者だった奴らが多いのは事実だ。恵まれない冒険者ほどそうなりやすい。だがな、そいつらに慈悲をかけても何も残らない。責めて生き恥をかかないように処分してやるのが望ましい」


「……私もこの道を進む可能性があったと思うと、震えてきますけどね」


「誰にでも、同じ可能性はあるからな。こいつらはまだいい方だ。生活に困窮した結果、盗賊になったんだろうからな。まだ救いようがある。……本当に救えないのは、真正の奴らだ。盗賊でしか生きる方法を知らない奴らだ。そんな奴らも居るからな」


「いるのは解っていますけど、そういう人たちとは一緒にされたくないですね」


「全くだな。さて、死体漁りの続きをやるか」


「また死体を漁っているんですか?」


「義務みたいなものだからな。インベントリの中身を盗らないなんてあり得ないし。こいつらが死んだんだ。消えてなくなるものでしかないんだよ。それなら有効活用してやった方が良い」


「……理屈としては解るんですけど、それだと盗賊の言い分にも聞こえてきますよ?」


「まあ、技術としては盗賊の技術だからな。否定はしない。盗られて不味いものは、ちゃんとした所に置いておかないといけないんだよ。……まあ、こんな魔法を使われている時点で死んでいるんだけどな」


 ゲーム時代は猛威を振るった魔法ではある。PKのせいでな。俺も何度やられたことか。その度に、色々と作り直す羽目になったんだから。


 必要なものは全部インベントリに入れておけばいいって常識が通用しなかったんだからな。インベントリの中に仕舞ってあったら取られるんだから。拠点が必要で、拠点もある程度見つからないように偽装が必要だったんだよ。


 拠点が見つかると、悲惨な事にしかならないけどな。泥棒に家探しをされるんだから。拠点は誰にも解らない場所を選ぶしか無かった。いろんな素材もそこに置いてあった。……少しでもインベントリに入っていれば、今頃はもう少しマシな装備を身に着けていたんだろうがな。後の祭りだ。


 さて、とりあえず死体漁りも終わった事だし、さっさと出発しないといけないだろうな。キャラバンとしても、目的は達成されたんだし、後は普通に商売をしたいだろうしな。


 もうちょっと時間はかかるが、タールスエニスの町にはちゃんとつく。それは保障されている。そこで、仲間を集めないといけない。集まるかね? 初心者の町で集まらないのだとすれば、何処でも集まらないとは思うんだけどな。

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