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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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情報収集

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 テントを立てて、支給された保存食を食べる。保存食はキャラバンからの支給だ。そういう契約になっているからな。まあ、食べ物は他でも用意してあるんだけど、折角支給品を貰えるので、それを食べる。


 ただ、保存食なので、美味しい訳ではない。……まあ、この村で仕入れたチーズは美味かったが。商人が買えるんだ。俺たちでも買える。大量には買えないけど、個人にも売り買いは出来るようになっているんだよ。


 それに、保存食はなあ。なんか小麦粉を脂と肉片で固めた奴なんだけど、喉が渇くし、美味しくない。美味しくないんだ。本当に美味しくないんだ。美味しい訳ではないとか濁したけど、マジで美味しくない。こういう野営では、食事が唯一の楽しみって事もあるんだ。マジでこの保存食は無い。


 ……いっその事、保存食を作る会社を作るか? あっても良いと思うんだよな。美味しい保存食を作る会社が。出来ない訳ではないとは思うんだよなあ。知識をフル稼働されてやれば、可能だと思うんだよ。


 だって、錬金術に不可能は無いから。知っているか? 錬金術は何でもできるんだぞ? 伝統に則れば、パイだって焼ける。パンもいけるぞ。錬金術で料理は可能だ。……ちょっと難しいというか、料理方面に知識が無いと難しいって事もあるけど。


 魔法と同じで、錬金術もイメージが大事なんだ。完成形があれば、再現する事は可能である。クランを作って、保存食を作る錬金術師を抱え込んでもいいかもしれない。


 こんな不味い保存食を食っていられるかってんだ。栄養はあるんだろうとは思う。……本当に栄養があるんだろうか。疑問になってきたな。小麦と脂と肉だよな? 塩も多少は入っているはず。野菜が足りないのは仕方がないが、塩と糖分と脂が摂取できるんだから、まあ、大丈夫ではあるか。


 出来るのであれば、ビタミン類を確保できれば良いとは思う。まあ、中々に難しい注文だとは思うけどな。保存食をクランで作るのも考えておこうか。


「お疲れさん。ちょっと話をいいか?」


「お? おう。なんだ?」


「俺たちも暇だしな。何を話すんだ?」


「ああ、ちょっとこれを見てくれ」


 手のひらで光が点滅する。……催眠魔法の1つだ。割と古典的なやり口なんだけどな。プレイヤーにこれをやられると、デバフで操作が不能になるんだが、現実だとどうなるのか。


「大丈夫か?」


「ああ? 何がだあ?」


「何か問題でもあったのかあ?」


「良い感じに催眠魔法にかかってくれたか……。それじゃあ嘘をつかずに答えてくれ。今回のキャラバンを襲うのは何日目だ?」


「ああ? ええっと、10日目だったよなあ?」


「そのはずだよなあ?」


「それは昼間で良かったよな?」


「そうだぞお? 忘れたのかあ?」


「忘れるわけないだろお?」


「黒い布を巻いて居たら、襲われないんだったよな?」


「そうだ。仲間の証だからなあ」


「まあ、今回も上手くいくだろ。女も何人か居るし、そっち方面も期待できるんじゃないかあ?」


 そんな感じで聞き出していく。まあ、素直に引っかかってくれたおかげで、どんどんと情報収集が出来た。……本当はこんな魔法は使わない方が良いんだろうが、対人戦を考えると、この手の魔法は使えた方が良いからな。


 洗脳魔法とか、そういうのも使えるといいぞ。色んな時に役に立つからな。……まあ、ゲーム時代は明確なデバフとして扱われるんだけど、体のコントロールができなくなったり、視野がはっきりとしなくなったりするんだよなあ。本気でやられた時はマジでクソがって思うんだけど。


 ゲーム的に、NPCも普通にフィールドに居るし、何かに襲われている事もあるからなあ。NPCと思って助けたらPKだったなんて事もよくあったし。そういう場面を作るのも、PKの仕事の1つみたいな感じなんだよな。複数犯でやってくる事もあるし。


 そういう経験もあるので、洗脳というか、こう言う手は結構持っていたりする。というか、持っていないと対策が難しかったのもあるんだよな。知って、理解して、出来るだけ抵抗したり、反射したりするものを作って対処していた。……いたちごっこだよ? それでも対策をしていないと駄目だったのはそうなんだけど。


「お前らでレベルはどんな感じなんだ?」


「俺は34だぞお?」


「29だなあ。ファットラビットだけだと、そんなもんだよなあ」


「ボスのレベルは知らないか?」


「知らねえなあ?」


「大体50か60くらいじゃねえかあ?」


「だよなあ。強かったもんなあ」


 ほうほう。50か60くらいと。まあレベルはあてにならないんだけどな。基本的に、このゲームにスキルなんてものは存在していない。魔法が顕著だが、イメージで魔法が発動する。


 なら物理方面は? ってなるだろう? 一応は、アーツと呼ばれていた。魔力を使う訳でもないし、別段消費するものがあったりする訳ではない。けど、明確にシステムに刻まれている。


 例えば剣で、3回切るという動作を、イメージ通りに体を動かすことが出来れば、それはアーツとなる。習得条件はかなり難しい。が、1度習得さえしてしまえば、繰り返しの動作になるので、不安定な状態からもアーツが繰り出せたりする。


 要はイメージが大事なんだ。それは魔法と遜色ない。ただ、魔法はイメージとそれに見合った知識が必要なのであり、アーツはイメージとそれに見合った動作が必要なだけだ。覚えてしまえば、後は自分が認識しているキーで発動する事が出来る。


 剣技・なんちゃらスラッシュ! みたいに叫べば、体が勝手に動き出すって感じだな。その発動キーとイメージがちゃんと一致していれば、だけど。魔物相手には、これが結構強いんだよな。対人戦ではあんまり使わないけど。


 何をキーに落とし込むかで、割と個性が出る部分でもある。魔法の場合は、ある程度の魔法名を言ってみたりすることもある。まあ、その方が解りやすいからな。


 後は特定の動作をしたら魔法が発動するとかにしておくと便利でもある。対人戦ではこっちの方が使われているか。例えば指パッチンで雷属性魔法を発動とかな。声だけをキーにしておくなんてことは危ないので、動作や特定の条件下で発動するってのを組み込むことが多いか。


 ただなあ。アーツの情報も探ってみたんだけど、そんな事知らないみたいな感じの事が多かったんだよな。今回もアーツについて尋ねてみたが、何それ? 状態だったからな。


 もしかして、アーツを知らないとかあるのか? まあ、あり得ない訳ではないんだけどさ。大体、覚えるというか、作れるようになるには、経験としてレベル60程度が必要というか。その位までは普通に戦っても何とかなるというか。


 色々と組み込んだり、戦術を考えるなりしないと、アーツって使わないからな。カンストプレイヤーには、アーツも魔法も使わないってプレイヤーも居るし。微妙に使い勝手が悪いって言われていたかなって感じだな。イメージと動作が一致しなくて発動しないって事もあったらしいし。


 錬金術師である俺でも、何種類かのアーツは準備してあるんだけどな。基本的に、クラスで使えないアーツも魔法も無いんだ。クラスで使える様になるアーツや魔法は存在するんだけど。そのクラスでないと、どうしても成立しないアーツや魔法があるんだよ。錬金術師なら、錬金術関連の魔法だな。錬金術師は魔法に分類されるから。召喚士の召喚も魔法に分類される。


 警戒しないといけないアーツの情報があればなあとは思ったんだけど、そもそもアーツが知られていない可能性があるのか。……これも貴族だけが情報を握っているのか? 可能性としては十分にあり得るとは思うが。


 この世界の貴族は害悪度が高いんじゃないか? 民間にもちゃんと技術を取り入れさせろよ。そうじゃないと、弱いままだぞ? まあ、アーツを完全に使いこなすには、それなりの時間が必要だけどさ。魔法だって知識は必要だけどさ。最終的には益になるんじゃないのか?


 もうちょっとどうにかなるんじゃないかなとは思うんだがなあ。クランメンバーにはしっかりと教えていくからな? アーツだって、途中でキャンセル出来る技術だってあるんだし。そういう派生の様な使い方だって出来るんだよ。知らないと無理だけど、知ったら何とかなるものでもあるんだよな。

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