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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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時代が進む足音

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「魔力に関係してくるんじゃないですか? ここまで魔力の話が無かったように思いますが」


「そうだね。魔力に関わってくる。じゃあ、魔力って何で出来てると思う?」


「話の流れ的に、素粒子と魔素ですか?」


「お? 正解だよ。魔力ってのは、素粒子と魔素が1つずつ組み合わさったものなんだ。それを魔力って呼ぶんだよ。ただ、魔素は1つしかないんだけど、素粒子はたくさん種類があるんだよね。そして、そのくっ付く素粒子が違えば、属性が変わってくるんだ。それが属性魔力。属性が無い魔力は、素粒子の中でも電子って素粒子がくっ付いている状態なんだ。それは、割と特別でさ。素粒子はプラスが多いんだけど、どっちでもないものもあるし、電子だけはマイナスなのね。だから、無属性はどの属性とも相性が悪くないんだよ。他の属性は、大半がプラスかな。どっちでもないのは、聖属性と幻属性だけだね。だから、魔法の中でも、聖属性と幻属性はちょっと特殊なの。僕も詳しくはないんだけどさ」


「では、風属性はプラスなのですね」


「そう。そうやって1つ1つ覚えていけば良いんだよ。初めから全部理解しようとは思わない方が良いからね。で、気圧差ってのも関係してくるんだけど、魔力の流れも関係してくるんだ。太陽から、素粒子と魔素がもの凄い勢いで飛んできているんだけど、宇宙には摩擦が無いんだ。いや、まあ、厳密にはあるんだけど、殆どないんだよね。実は、宇宙ってプラスでもマイナスでも無い素粒子で満ちているんだけど、太陽から飛んでくるのはプラスの素粒子とマイナスの電子と魔素なんだよね。それがマイナスでもプラスでも無い素粒子を押し退けて飛んできているんだけど、この星、クレタニアには空気がある。そこで一気に摩擦が生まれるんだ。そうすると、素粒子と魔素がくっ付いちゃうんだよね。多くはないんだよ? 空気中にある1%の話だからさ。でも、それで魔力が出来ちゃうんだよ。その魔力は、大きな魔力に引っ張られるんだよね。同じ属性の魔力に引っ張られるの。それが空気中の原子や分子も動かしちゃって、風が起きる。そして、摩擦が熱を生み出して、空気に温度差が出来るんだ。これが気圧の差。だから、風が起きる原因は複数あるんだよ」


「なるほど。太陽から魔力が飛んできている訳ではないのですね」


「まあ、似たようなものなんだけどね。太陽から飛んできている素粒子や魔素は、前は魔力だったんだし。太陽は巨大な魔力と分子の塊なんだけど、あそこって常に爆発しているからさあ。軽い魔力は吹き飛ばされるんだよね。まあ、それが飛んできているって話なんだけど」


「あの、という事は、最終的には太陽がなくなってしまうのではないですか?」


「なくなっちゃうよ? 後82億年後かな? 完全になくなっちゃうんだよね。それまでに、技術的に進歩しないと、人は滅んじゃう訳。まあ、今の時代の人が生きている内には大丈夫だよ。魔力も太陽からしか供給されない訳でもないし。……まあ、それ以上に面倒な事が起きるんだけど、それはどうでもいいや。それを解決できるのかどうかは人次第だしね」


 ……色々とぶっ壊れた話を聞かされているんだが。まあ、太陽の消滅はいずれ起きる事なので、どうでもいい事ではあるんだが、それ以上に、この星がクレタニアって名前だって言われているって事の方がな。名前がついてたんだ。太陽は太陽なのに? 地球じゃないのは知っていたけどさ。


 それと、なんで複合属性の金属が出来ないのかってのが、なんとなく解ってしまった。聖属性と幻属性以外はプラスなんだろ? 同じ属性同士は惹かれ合う関係なんだろうけど、違う属性は反発するよな。そこを抑え込む必要があった訳だ。


 となると、マイナスである無属性を組み込まないといけないのか、どっちでもない聖属性か幻属性を組み込まないといけないのか。錬金術の方もまだまだ出来ることがあるじゃないか。マジで。


「だから、風が起きる原因は、大きな魔力に惹かれて移動する魔力と、熱された空気が気圧差を生むことで発生する訳。解った?」


「……1割くらいは」


「8割方解ってしまった。理解できてしまった自分が恐ろしい。今後、風属性の魔法を使う時は気を付けないといけないのか、全属性の理解が深まってしまったのか、警戒するべきことは山の様にありそうだ……」


「8割も解っちゃうと、ほぼ正解に辿り着いたようなものだからね。多分だけど、魔法の理解にもの凄く役に立っただろうし、威力は変わっちゃってるだろうね。契約者は、これから頑張ろっか。今は幻属性の魔法を覚えようとしていたんだっけ?」


「そうですね。幻属性と聖属性だけは、イメージの仕方が違うと言われていたので、幻属性を何とかしようとしていました」


「……流石に幻属性と聖属性がプラスでもマイナスでもないって知っていた訳ではない。感覚的に、使い方が違うと思っていたから、幻属性を勧めたんだ。イメージの仕方が他の魔法と違うから、取得は容易であるという判断の結果だ。……理論が加わると、なんでイメージが違ったのかが解ってくるから、何とも言えないけどな。今だったら、まともな風属性魔法もある程度はイメージが出来るかもしれないな」


 イメージするのに、知識は絶対に必要だからな。今のアウスラリアならば、まともな威力の風属性魔法は使えるかもしれない。


 俺に至っては、全部の魔法を組み替えないといけない事が発生してきている。このままだとオーバーキルを引き起こす。


 オーバーキルだけならまだいい。大災害を引き起こす可能性があるんだよなあ。知ってしまったがために、色々と調整しないといけない。魔法の威力が上がった、わーい、で済む話じゃないんだよ。色々とおかしい知識が流れ込んできたんだよなあ。


 科学的な話は、ある程度は知っていた。ゲームをするために、勉強もした。……ゲームのために科学を勉強するようになるとは思わなかったが、そうならざるを得なかったんだから、仕方がないんだ。楽しくゲームをするには、勉強は必須だったとは思う。


 今日で何世代くらいの魔法が更新されたんだろうか。錬金術だって進歩している可能性があるんだよ。今日の話で出来る事と出来ない事が見えてきたからな。……研究用の設備が欲しい。素材も沢山用意したい。けど、まだ無理だ。パーティーを作りに行くんだから、まだ無理だ。


 1人で遊びに行きたいという気持ちも無い訳ではない。が、素材を確保したり、研究をするには、先にクランを大きくする方が近道なんだよ。


 1人で何でも出来たのは、ゲームだったからだ。死んでもデスペナを支払うだけで良かったからだ。だが今は違う。これは現実の世界なんだ。簡単に死んでいいなんて、絶対に駄目だ。


 そうなってくると、生きなければならない。仲間を作らないといけない。色々とやらないといけない事がある。色々とやりたいことをやるには、必要な事が多くあるんだ。それがクランを作ることに繋がってくる。


 急がば回れ。どうせ遠くにしか無いんだ。急ぎたければ回り道をするしかない。……ああ、盗賊とかどうでも良くなってきたなあ。いや、待てよ? 盗賊は良い的になるかもしれない。


 そうだ。魔法の実験をしよう。出来ることは多くあるはずだ。ならば、出来る限りの事をしよう。魔法を上手く使わなければならない。そうなってくると、実験は確実に必要だ。


 危険? そんな事はない。よくある事だ。PKを的に実験をすることなんて良くある話じゃないか。そうだそうだ。何も悪い事ではない。楽しむんだろう? ならば、やれることはやった方が良い。


 早速準備だ。魔法を改良しよう。イメージを補う知識は手に入った。後はイメージ通り魔法を使うだけだ。何、難しい事はない。ちょっと、ちょっとだけ、威力と範囲を向上させるだけなんだ。

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