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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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キャラバンの護衛依頼

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 クランハウスを見て、補強しないといけない場所は解った。ので、次の日から本気でクランハウスのセキュリティを高める作業に入った。


 柱の強化から始まり、屋根の強化をして、壁の強化をする。特に屋根は注意して強化した。天井をぶち破られると、色々と面倒になるからな。しっかりと強化をしておいた。


 素材はたっぷりとある鉛を使っている。マジで銀や金を購入すると、鉛がたっぷりと含まれているんだよなあ。色々と買い漁ったから、鉛はたっぷりとあるんだ。それで強化するところは強化しておいた。まあ、頑丈になれば良いんだし、鉛で十分である。


 本当であれば、全部ミスリルで加工したい所ではあるんだけど、そんな勿体ない事は出来ない。この世界でミスリルを知っているのは貴族くらいなものだとは思うが、そんな奴らに目を付けられると、解体されてしまうからな。


 冒険者でミスリルなんて使っている人は居ないし。まあ、レベル帯的に錬金術師の腕もそこそこなんだろうし、作れない奴らが大勢なんだろうけどな。錬金術師だって、ある程度の腕がないと、ミスリルを作ることは出来ない。個人差があるから、研究も必須だしな。


 そんな訳で、護衛の仕事までは、自由行動をしていた。俺は素材を買い漁りつつ、クランハウスを強化していって、時間を潰していたし。アウスラリアは久々の休暇だと言っていた。


 何でも、殆ど休みなく依頼を熟していたようなのだ。冒険者でもというか、冒険者だからこそ、1日仕事をすれば、3日ほど休むというローテーションが多い。


 ゲームではなく、現実だからな。現実で疲労困憊なのに、依頼を受けようだなんて奴は少ない。アウスラリアは召喚士だ。だから疲労が少なかったのはあるんだろう。それでも毎日依頼を受けていたら、それはレベルも上がっていくだろう。


 アウスラリアは努力型の人だったという事なんだ。1日冒険者の仕事をしたら、1日休むというローテーションですら、本当に良いのかって思っていたらしいからな。……それ以上に、疲れが残っていただろうから、休みで良かったとは思うんだけどな。


 それで、一応ではあるが、アウスラリアにも装備を渡しておいた。ミスリルで作った召喚獣強化の足輪と、召喚枠緩和の足輪だ。強化の方は1.5倍。召喚枠は+3枠。これで、召喚獣の強さは約2倍になるし、召喚枠も6枠になる。6枠だと、アウスラリアが持っている召喚獣をすべて出すことが出来るんだ。


 ただし、ゲームでは、6枠が限界だった。ソロパーティーでありつつ、召喚枠を緩和していたら、6体までの召喚獣が呼べた。俺とパーティーを組んでいる関係で、5体までしか出せないのではないか。そう思ったので、検証はしておいた。


 その辺はゲームと現実の差だったようで、普通に6体の召喚に成功した。……という事は、別の装備でも、召喚枠は緩和できるんじゃないかと思う訳だ。基本的に、腕輪と足輪で召喚枠を増やしておくのが普通の召喚士のやり方ではあるんだが、もしかしたら、7体目も出せるかもしれない。


 そうなってくると、指輪でも召喚枠を緩和させた方が、色んな事に対応が出来るようになるんじゃないか。そう思うんだよな。その辺は要実験になるだろう。6体までしか出せないって縛りは無いんじゃないか。そう思う訳だ。


 そんな事をしつつ、休みを消化していった。


 朝早くから、宿屋で食事を取って、今回の護衛のキャラバンに参加する。……何でも、冒険者が84人も集まったらしい。……その内、6人は冒険者ギルドからの仕込みである。途中で離脱して、盗賊団のアジトを襲いに行くというか、確保しに行くらしい。


 結構なベテラン冒険者を選んだらしいが、こっちには素性を明らかにしていない。向こうはこっちの事を知っているが、まあ、情報収集の兼ね合いで、こっちも知ることになるとは思うけどな。


「結構な冒険者が集まったようですね。……裏切者が何人いるのか知りませんが」


「大体40人前後だろうな。予想通りに左腕に黒いハンカチや布を巻いている冒険者が多い」


「本当に解りやすいですね。ここまで予想通りですが。……ですが、作戦はどうしますか?」


「こっちが主導権を握るのは無理だ。ベテランの冒険者が居れば、そいつらが全体の指揮を執ってくれるはずだ。こっちは裏切者を少しずつ処分していくか、最後の最後で纏めて処分をするのかだ。まあ、途中で少しずつ処分をしていっても良いんだが、バレると面倒だからな」


「それはそうでしょうね。となると、纏めて、ですか。それもまた厳しそうではありますけど」


「その辺は上手くやらないといけないな。……さて、冒険者組が集まるらしいな。作戦会議って所だろう」


「ですね。護衛のローテーションなんかもあるでしょうし、しっかりと決めておかないといけないでしょうからね」


 そんな訳で、護衛の冒険者84人が集まった。……大体半分以上の冒険者が黒い布を左腕に巻いている。裏切者が多いのは仕方がないが、ある意味露骨だな。こんなの違和感しか感じないとは思うが。


「さて。集まったな。今回の護衛依頼の指揮を執らせてもらうミケランジェロだ。まあ、ベテランだってだけの話だ。その辺は臨機応変に聞いてくれ。だが、勝手な動きをし過ぎるのも問題だ。だから、ある程度の行動には制限をかける」


 行動制限は、採取の禁止や魔境に入る事の禁止だ。解りやすく言えば、依頼外の行動をするなって事だな。当然ではあるけど。魔境に入って、わざわざ危険な事をするなと。安全に辿り着くのが目的だと。そういう事だな。


 当然の注意事項だし、その辺はベテラン冒険者だけあって、しっかりとしている。不満は特に無いようだしな。……恐らくだが、冒険者ギルドから派遣された冒険者だろう。左腕に黒い布を巻いていない。味方であるという事は解った。


「最後に。……冒険者ってのは、死ぬときもある。今日ここに集まった面子の中にも、死人が出たパーティーは大勢いる。大方、タールスエニスの町でパーティーメンバーを探そうって腹積もりなんだろう。だがな、そういう時が一番危険だ。パーティーが欠けている状態が一番危険だ。普段なら出来ることが出来なくなる。俺たちもそういう経験をしてきている。……死ぬんじゃないぞ? 生きて依頼を終わらせるんだ」


 ……まあ、見ているぞっていう脅しもあるんだろうな。触れておかないと不自然だろうし。まあ、こっちも監視はしておかないといけないからな。


 出来るだけ死なない様に、か。無理ではあるだろう。かなりの死者が出る。というか、出す。本当に不幸があって、黒い布を巻いている奴らも、今回はターゲットにさせてもらう。悪いとは思うが、これも俺たちが生き抜くためだ。仕方がない犠牲もある。


 全員が裏切者であれば、面倒ごとが無くて済むんだけどな。それは道中で判断しないといけないだろう。その辺の情報収集は任せてもらわないとな。アウスラリアにはちょっとまだ無理だろうし。


 魔法を使って聞き出すことになる訳なんだけど、そういった幻覚魔法はまだ使えない。……犯罪者一歩手前の様な魔法だし、使い手にならないならそれで良いんだけどさ。


 俺はPK対策に仕込んだんだよ。錬金術師のソロってのは、PKに非常に狙われやすい。現に俺も3桁くらいは襲撃されているし、その内の半分くらいは負けている。


 PKは情報戦だ。何処でどうやって仕掛けるのが一番利益が出るのか。それを考えて襲撃してくる。何度やられたか。やられた場合は、根こそぎ持っていかれるからなあ。……死んでも死体はある程度残るんだ。そうなると、インベントリを漁る魔法で色々と持っていかれる。


 装備品なんて何度盗られたことか。俺は最強では無いからな。PKにだって負けることはある。まあ、返り討ちにしたことも何度もあるが。それでも、経験としては負けた方が多い様な気もしないでもない。


 今回の様な護衛依頼で襲われたこともある。……出来るだけ情報収集は行わないといけないな。出来るだけ安全に依頼を終わらせる為にもだ。

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