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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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理想のパーティー

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「そうなると、パーティーは6人から8人くらいの方が良いのですか……。となると、ポジションはかなり限られますね」


「そうなる。タンクは2枚欲しいし、ヒーラーは絶対。サポーターも1人は欲しいし、アタッカーももう1人くらいは欲しい。後はバッファーなんかも、俺と系統違いの奴が居ても良いと思うし、単純にアタッカーを2枚にするのも考えられる」


「思った以上に、パーティーを組むとなると、難しいのですね」


「まあ、バランスを考えればって話になるんだけどな。ここの冒険者ギルドのパーティーは、基本的にタンク1にアタッカー3で構成されている。4人パーティーが主流らしいな。しかもアタッカーは物理アタッカーのみ。暗闇の森なら詰むな。テラーゴーストがどうしようもない」


「……魔法を使える人は珍しいですからね」


「魔法がもう少し一般的に使われていても良いとは思うんだがな。貴族が魔法を独占しているのが悪い。魔導爵なんて家がある位なんだから、魔法は貴族の物とでも思っているんじゃないか?」


「そうかもしれませんね。もう少し平民に寄り添ってくれれば良いのですが……」


「その辺は今の貴族家の方針だからな。どうするのかは貴族次第だ。ザガット伯爵家の今後に期待するしかないだろうな」


 ザガット伯爵家も悪い家では無いんだろうが、典型的な貴族家って感じなのかもしれない。貴族という地位に愉悦を覚えているような貴族家では無いとは思うが、貴族は特権階級って考えの方なのかもしれないし。


 まあ、間違いでは無いんだけど、魔法を沢山の人が使えた方が、進歩は大きいんだよな。秘匿された技術よりも、公開された技術の方が、伸びていくのはそうなんだし。


 秘密主義にも限界というものがある。平民だって魔法を使えた方がいいとは思うんだよなあ。俺が魔法を教えるってのも変だけど。


 そういうのは貴族の内政方針だし、こっちが勝手に口を出すのもなんだからな。勝手にやって、後で目を付けられるってのも面倒だし。


 出来る限り魔法は一般公開した方が良いとは思う。その方が魔法の発展に寄与するだろうしな。天才が出てきた時の受け皿にもなるんだし。


「まあ、そんな事よりも俺たちの方を考えないといけない。必ずヒーラーは確保する。それは絶対にだ。出来る限りの理論を教えるつもりでは居るし、ヒーラーは優遇していくが、それが悪い方向にはいかないからな。ヒーラーは最後の砦だ。タンクとヒーラーが居なければ、パーティーとしては完成しないと言ってもいい」


「クラスを変えて貰わないといけないって事ですよね?」


「そうなる。クラスは何でも良いという訳にはいかない。プリーストや神官がヒーラーに相応しいクラスになってくる。……クラスは何時でも何処でも変えられるよな?」


「変えられますね。知らないクラスにはなれないですけど。まあ、レベルが1からやり直しになるので、あまりクラスを変えたがる人は少ないらしいですが」


「それはまあな。クラスを変えたいって思っても、今までこれでやってきたんだよなって思いが強くなれば、変えられなかったという人も多いだろうし。だからこそ、初心者の町である、タールスエニスの町に行くんだが」


「初心者なら、そもそもクラスに愛着を持ったりするのは無いでしょうしね。もっと後の話になりますから」


 そういう事だな。俺みたいに、選択肢が無かったから錬金術師をやっているって感じでも、ある程度は愛着があるからな。まあ、全部の装備を完全にして、これ以上生産するものが何もないって状態になれば、クラスを変える事はあるかもしれないけど。まあ、無理なんだけどな。魔法やその他の理論を完全に理解しようと思えば、寿命がどれだけあっても足りないし。天才の領域まで、凡人が進まないといけないんだ。それはそれは長い年月がかかるってものなんだよ。


 だから、普通はクラスに愛着を持つ。……レベル50くらいまで育ててしまうと、ある程度食べられるので、これ以上はいいかってなりがちってのもあるんだけど。貯蓄を作るのであっても、レベル100まで育てる必要が無いくらいだし。その程度で、生活できるだけで満足なら、それで良いんだよな。


 目標が大きい人をスカウトした方が、パーティーとしては長続きする。目標が小さければ、それだけできれば満足ってなってしまう事が多いからなあ。日々の生活が出来ればッて人をパーティーに加える訳にはいかない。そういう人は、クランメンバーにはいいかもしれないが、パーティーには向かないんだよ。


「真剣に探すのは、向こうについてからでいいとは思うけどな。けど、目標の大きな人を選ばないといけない。一番目標が大きいのを、パーティーの目標にするくらいの人を集めないといけないからな」


「それはそうですね。目標が違い過ぎると、どうしてもパーティー内に亀裂が走るでしょうから」


「そういう事だな。出来れば、世界最強を目指すって人が一番良いんだよな。世界最強って、絶対になることは出来ない目標だし」


「あれ? そうなんですか?」


「ああ、絶対に無理だ。何せ、昨日の自分よりも、今日の自分の方が強くなっているからな。競争相手が自分になるせいで、絶対に目標は達成できないんだよ」


「……ああ、そういう事ですか。それはまた難儀な目標ですね」


「結局は、何処まで強くなりたいかで変わってくる。レベルなんて無限に上げられる。時間をかければ、最強に近づくことは出来ても、最強にはなれないんだ。明日の自分には勝てない。瞬間最強には成れるかもしれないが、それで満足するのであれば、最強なんて目指さないし」


「生涯を賭けての目標になる訳ですか。そういう人は、大抵何処かで挫折する様な気もしますが」


「するな。間違いなく挫折を経験する。最強になるっていうのは、ある意味で才能が必要だからな。努力し続ける才能が必要だ。天才にも勝とうと思えば、圧倒的な努力量で勝らないといけない。天才で努力をするタイプの奴も居るからな。そういう奴に勝つには、半端な努力じゃあ無理だ。圧倒的な努力をしないといけない。それで大体は挫折を経験するものだからな」


 天才というのは、罪深いものなんだ。努力で追いつけるタイプの天才ならまだいいが、そうではない天才も、世の中には居るんだよなあ。そういう奴らと比べると、自分が如何にちっぽけな存在なのかが解るようになる。


 だが、努力は必ず実を結ぶ。それが100年後なのか200年後なのかはその人次第だ。寿命が来る前には、何とかなるだけの状況にはなるんだよ。……途方もない努力量が必要になるんだが。


 それが嫌なら、天才とは比べない方がいいぞ。軽々しく、最強という目標を立てない方が良い。アウスラリアの目標は、時間の魔王ルーレンディーレの討伐。俺の目標は、人生楽しく生きる事。実現難易度で言えば、アウスラリアの目標の方が遥かに達成しやすい。


 俺の目標もまた、ゴールがないタイプだからな。でも、どうすれば楽しくなるのかは、大体解っている。それを目指していけばいい。


 そして、死ぬ間際に、満足できたと思えれば良いんだ。それだけ人生を楽しんだことになるんだから。まあ、難しい目標だとは思うぞ。難易度も高いし。けど、無理ではない。難易度は高いが、出来ない訳ではない。


 人の人生を楽しむことが出来るのであれば、割と簡単に達成は出来るんだよ。後はどれだけ満足できるのか次第だ。満足が出来なければ、どうするべきなんだろうな。もう1度転生できるのであれば、してみたいとは思うが、再現性がなあ。


 同じようにやらかせば、転生できるのだろうか。楽しめないなら、世界を変えれば良いと? それも無理難題の1つではあるとは思うんだよ。ゲーム世界から、次は何処に飛ぼうというのか。

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