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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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貴族の紐付き

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「ほらほらどうした! こっちまで来てみやがれ!」


「クソ! まだだ! やれ、ゴブリン!」


「敵は向こうだ! いけ! シャドースネーク!」


「魔法で押し負けているなあ! ここまで来ないのか?」


「舐めやがって!」


「クソが! 魔法が使えればこんな事には!」


「良いから召喚獣を出せ! 剣を持て!」


「負けるのが怖いのか? 怖いだろうなあ! 初めから負けているんだからな!」


 煽りに煽ってやる。それに、魔法が使えないという言質も得たぞ。という事は、呪い返しはきっちりとこいつらに決まっていると言う事だ。そもそもがこいつらが呪いをかけてきたのが問題なんだが。魔法の性質上、負の感情の方が強くなるとは言っても、これだけの負の感情を持っていたら、それは返った呪いも相当なものになるだろうな。


 俺はというと、前進しながら煽り散らかしている。その後ろから、アウスラリアが魔法を連射する。幻属性の魔法をある程度は使いこなせているな。これだけ使えれば十分ではある。人を殺せるだけの威力はあると思うぞ。当ててしまってもいいが、出来るだけ生かしておいた方が良いとは思うが。


 戦力的には、こっちの方が上だしなあ。圧倒出来てはいる。上空から襲い掛かってくる召喚獣も、アウスラリアがしっかりと狙い撃っているし。中々の命中率だとは思うぞ。近づかれても、対処できるとは思うが。後ろではしっかりと盾を装備しているし。


「もうお終いか? 召喚士の癖に、召喚獣が少なすぎるんじゃないか?」


「五月蠅い! まだまだ行くぞ!」


「でももう!」


「諦めるんじゃない!」


「ほらほら。切り札を出して良いんだぞ? 切り札を。ん? 無いのか? それで精一杯なのか?」


「舐めやがって!」


「あれを出せ!」


「目にもの見せてやる!」


 そこに出てきたのは、火の式紙だった。……レベル20なんだよなあ。式紙シリーズは、統一してレベルが20である。魔法攻撃を出来る召喚獣で、割と見ないというか、初期に居ると、便利な召喚獣でもある。魔法攻撃しか効かない敵も出てくるからな。そういうのに有効打を与えられるので、初期では割と使える召喚獣である。……なお、式神ではない。式紙である。紙なんだよなあ。防御力は全くといっていいほどない。なので、アウスラリアの魔法攻撃で撃ち抜かれて終わりだ。


 ついでにいえば、式神はレベル150以上なので、使える訳がない。星見の塔からしか出てこない。貴族で、召喚獣を相続しているとかならまだしも、その辺の人間では、どうしようもないというね。……ただ、こいつら、魔法を使えるんだよな。という事は、貴族の子息か? 伯爵家には、子爵家や男爵家、騎士爵家や魔導爵家が寄子に居るんじゃないかとは思うけど、それがこいつらか?


「聞きたいことがあるんだが、お前らは貴族の籍のものか?」


「当たり前だ! 呪人風情が! お前らが口を利いても良い存在じゃないんだよ!」


「亜人の屑どもが!」


「地面に這い蹲って、許しを請うなら許してやらんこともないぞ!」


「……この人たちは、この状況が解っていないのですかね?」


「純粋に頭が悪すぎる。何をすればここまで傲慢になれるんだ?」


 理解不能である。許しを請うのはそっちだろう? こっちは何時でも殺せる準備はある。アウスラリアはそこまで考えていないのかもしれないが、俺はそこまで考えている。人の命なんぞ、その程度の価値しかない。別に殺人がしたいわけではない。が、場合によっては、貴族殺しの汚名を背負っても良いとは考えている。


「さて、死にたい奴から前に出ろ。首を飛ばしてやる。何、安心しろ。痛みは無いからな。そして、そのまま召喚士ギルドに投げ込んでおいてやるさ」


「……不味いぞ。エレナール様にバレたら」


「嫌だ、死にたくない」


「こ、こうなったら逃げるしか!?」


「後ろが!?」


「塞がっているなあ。さあ? どうする? 死にたいか? 死にたくないか?」


「お、俺はメルデット騎士爵家のものだぞ! 俺を殺して良いと思っているのか!?」


「タルニア魔導爵家を敵に回して、生きていけると思っているのか!?」


「ほう! 良い事を聞いた。そのまま貴族家も取りつぶしてやろう。何、何も問題ないだろう? 喧嘩を売って来たのはそっちだ。こっちは言い値で買ってやったんだ。貴族家の10や20。敵に回したとて問題ない。そもそも、この町でしか意味をなさない爵位を振り回してもなあ!」


 騎士爵家に魔導爵家か。魔導爵家が居るから、こいつらが魔法を使えるのか。それとも、貴族は全員魔法を使えるのか。どちらだろうか。どっちでも良いけどな。さっさと潰しに行かないといけない。第1区画に居ることは解っているんだ。場所を特定できれば、殺してやっても良いんだがな。


「っひ!? あ、あ、た、助け!?」


「助けが来ると思うのか? こんな住宅地の奥地にか? ここに誘導されてきた時点で、助けは来ない」


「あ、ああああああああああ!」


「嫌だああああああああああ!」


「あばばばばば!?」


 ……SAN値が逝ったか。さあ、どうしてくれようか。殺しても益が無いんだよなあ。取り潰しにしてしまう方が良いとは思うけど、エタニアス伯爵家の影響力がどの程度あるのかで変わってくる。……まあ、こんな事をしていては、影響力も地に落ちるとは思うんだけどな。何故にここまで増長できるのかだ。それが解らないと原因がなあ。


「グラーデン、もう」


「……安心しろ。殺しはしない。殺しても益にならないからな。ただ、このまま放置しておくのもなんだから、眠らせるか。幻属性魔法で幻覚に落とせるか?」


「益があったら殺すのですか……。それに、幻属性魔法で幻覚は無理です。使ったことが無いので」


「それじゃあ俺が使うか。……さて、冒険者ギルドを巻き込んで、召喚士ギルドに乗り込まないといけないよなあ」


「そうするしかありませんよね……。ここまでの事をしてきた以上は、彼らも反省しなければならないでしょうし」


「まあ、短い命だったと思うしかないな」


「え? 殺すのですか?」


「殺しはしないぞ? この後殺されるだろうなって。口封じはした方が良いだろうしな」


「……」


「おっと、その前に、頂くものは頂いておかないと」


 召喚石やお金、その他色々な装備という装備を頂いていく。……碌な装備をしていないけどな。召喚枠を増やす装備なんて持っていないし、召喚獣を強化する装備も持っていない。というか、これって殆どが飾りなんだが……。魔力も籠っていないし。


「あの、野盗の様な事は……」


「いや、被害を受けたんだから、このくらいはな? ……にしても、装備が時化てるな碌な装備がない。錬金術師を抱え込んでいるんだよな? そいつらに装備の1つや2つ、作らせても良いとは思うが……。宝石の1つも持っていないのかよ。貴族らしく、もっと持っていれば良いんだがなあ。目的のものは手に入ったけど」


「目的の物?」


「ああ、これだ」


「これは?」


「家紋入りの指輪だ。貴族なら持っているんじゃないかとは思っていた。その貴族家の出身であるという証みたいなものだからな。インベントリの中も漁るか……」


「へ? 今なんと?」


「インベントリの中を漁るんだよ。魔法の中にはそういうものがある。空間属性の魔法になるが、使えれば、こういう時は色々と便利だ」


「……それは、普通は使ってはいけないのでは?」


「普通はな。基本盗賊の技術だし。魔法を使える奴らには注意しないといけないぞ。こうやって行動不能にさせられたら、インベントリの中に仕舞ってあっても、盗まれるからな」


「……私は見なかったことにしておきます」


 まあ、良い技術では無いよな。PKとPKKの技術だし。ゲームでは、死体は普通に残ったからな。復活まで大体1時間くらいの時間をロスする訳なんだけど、それまでは漁られ放題するんだよ。PKから取られない様にするためにも、倉庫に荷物を預けるんだし、PKを狩ったら、好き放題しても良いんだから、こういう技術は必要なのだ。……まあ、悪い事をする奴らには教えられないけどな。盗賊なんかがこんな技術を持ってはいけないと思うからなあ。

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