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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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目的は大きく

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「よし。今日はここまでにするか。お疲れ様。暫くは休んでいてくれ。とっとと解体して、死体を捨ててくるから」


「……まさか、ここまで苛烈になるとは思いもしませんでした。これはレベルが上がる筈です」


「当たり前だろう? レベルを上げる為にやっているんだから。レベルが上がらないのに、こんなことをしていたって意味がない。まあ、換金できる素材は手に入るだろうが、それだけだからな。最後の方はテラーゴーストにも有効打を出せていたし、俺が介入しなくてもよくなったからな。随分とレベルが上がったんじゃないかとは思うが」


「そうでしょうね。少なくとも60よりは上になったでしょう。……いったい、1日で何体の魔物を討伐したのかさえ分からなくなるとは思いませんでしたけど」


「魔石の数を数えると、951体だな。後半になればなるほど多くしていったつもりでもある。けど、暗闇の森全域には程遠い。次にはもう少し集めても良いとは思う。それだけの事が出来るようになってきたからな」


 大分戦えるようになってきたとは思う。1日でこれだ。数日行えば、十分な戦闘力を付ける事が可能だろう。魔物を倒せば経験値が入る。経験値が入れば、レベルは上がる。簡単な事だ。その経験値を稼ぐために、死ぬような思いをしなくてはならないが、些細な問題だろう。死ぬよりはマシだ。何かが起きた時、レベルが足りなくて死ぬよりはマシだ。魔法が使えなくて負けるよりはマシだ。近接戦闘が出来なくて、怪我をするよりはマシだ。戦闘訓練を行ったことが無いのであれば、行った方が良い。その方が戦略的にも幅が出来る。戦術を繰り返し、場当たり的な事が無くなれば、大まかな戦略も見えてくるものだ。そこまでの域に達しないといけない。


 魔王を討伐しようと思うのであれば、その位の事は出来ないといけない。そのくらいの意気込みが無くてはいけない。言葉で言うのは簡単だ。実行するにはどれだけの努力が必要になるというのか。それを解っている奴は、どのくらい居るんだろうな?


 魔王が復活するはずが無いと高を括るのは良いが、復活したらどうするのか。それを考えないといけない人たちも存在する。例えば貴族。領民を守るために、兵を動かさなければならないだろう。……数任せでどうにかなる魔王だけでは無いのが面倒な所ではあるんだが。個の強さで圧倒しなければいけない魔王も存在する。そう言うのはソロプレイヤー向けで作られたんだろうが、現実だと、兵士の質が物を言う事になるからな。気を付けた方が良い魔王ではあるだろう。


「魔物が尽きる事は無い。魔物は何処からともなく現れる。そういうものだからな。……理論はある筈なんだが、それが解らない。環境と魔力が関わっていることまでは解っているんだがな。それ以上の事は解らない。だから、明日には元通りって事があり得るんだ。レベルを上げるのはまだしなければならない事だからな。近い内にまた来ることになる」


「数日おきにこんなことをしていれば、嫌でもレベルは上がりますね。……グラーデンにはメリットが無いように感じますが、何故そんな事をしてくれるんですか?」


「俺は楽しく生きられればそれで構わないとは思う。が、結局はそれだけでは駄目だろうという事は解るんだよ。1人でやるには限界がある。1人楽しくというのは、虚しいだけだからな。競う相手も居なければ、何のために生きているのか解らなくなってくる。楽しく生きるためには、ある程度の目標が必要だ。それに向かって努力することが必要だ。楽しくなければ、努力し続ける事は難しい。そして、そういった目的のある人を探すのは、もっと難しい。俺がアウスラリアに付き合うのは、俺が楽しむためだからな。ただ、負けるのは楽しくない。だから、徹底的に強くなってもらう。時間の魔王ルーレンディーレを倒すんだろう? そのための協力は惜しまない。だから、倒せるだけの実力を付けてくれればいい。そうなった時、俺は楽しいと感じるだろうからな。楽しいと感じるためには、努力を惜しむつもりはない」


「楽しく生きる……。簡単なように聞こえますが、難しいのですね?」


「難しいさ。魔王の討伐なんかよりも、遥かに難しい。呪人の寿命は知っているか?」


「詳しくは知りません。ですが、獣人は大体が300年くらいです。エルフは1000年と言われます。でも、呪人は5000年近く生きるかもしれないと聞いた事があります」


「寿命が長いんだ。楽しまないと損だろう? 楽しくないのであれば、楽しくすればいい。俺はそうやって生きていくつもりだ。……ギルマスは反対するんだろうが、いずれはクランを作る。別に亜人種だけに限定するつもりも無いけどな。人間でも、亜人種に理解のある奴は居るだろうし」


 全員が亜人を見下しているという事は無いだろうとは思うんだよな。門番の奴が特に亜人嫌いな感じではあったが、そういう人間だけでは無いとは思う。普通にしている分には、亜人なんて関係ないって思うしな。差別するメリットがない。明確なメリットがあるのであれば、致し方なしとは思うが、何のメリットもないのに、差別するんじゃないとは思う。


 まあ、差別なんて理屈では無いのかもしれないが、してもされてもいい気分ではない。亜人種でクランを立ち上げるというのは、人間を差別しているだけだ。別に仲たがいをしないのであれば、受け入れても良いとは思うんだよな。獣人? 関係ないね。俺は強くなりたいんだって人は、受け入れても良いとは思う。


「クランですか。作れる町はあるとは思いますけど、貴族様が何を言うのか、ですね」


「それか、貴族が黙るくらいの勢力を作るのかだ。出来ればそっちの方に持っていきたいところではあるけどな。文句を言うだけ無駄だと思う組織を作れれば、干渉されない。……かもしれない」


「自信がなさげですね。色んなことを知っているので、それも自信があるのかと思いました」


「自信は無いぞ。知っていることは知っているし、解る事も多くあるが、自信はない。ただ、こうした方が強くなれるという方法は、ある程度知っているというだけに過ぎないからな。自分で楽しく生きるための方法は、俺は知らない。だから、そっちも模索中だな。一先ずは、アウスラリアに協力して、目的を果たしてしまおうという訳だ。目標が達成されるのは、ある意味では楽しいと言えるだろうからな」


「……そうなんでしょうか? 魔王を討伐することが、楽しい……」


 うーん微妙に違うかもしれないが、過程は楽しめるとは思うぞ。誰かを強くするという事は、自分に匹敵するだけの存在を作る事と同義と言っても良い。そんな人たちと、模擬戦をするのは楽しいだろう。全力で戦える機会は多い方が嬉しい。戦いの中にも、楽しいは沢山あるんだから。対人戦がメインという訳ではないが、その辺の楽しさは解るつもりだ。


 PKにしたって、PKKにしたって、それをしているのが楽しいからやっているに過ぎない訳で。好んで対人戦をしているんだ。俺は対魔物の方が好きというか、そもそもの興味が錬金術の方に偏っているのもあるんだけど、自分で素材を集めて、錬金して、何かを作り出す。これもまた楽しいんだ。研究が出来る事も楽しい事に繋がる。研究をするのであれば、強くあらなければならないんだよなあ。中々に難しい。


 人それぞれである。目的なんて1つしかないという訳ではない。目的や目標は2つ3つあっても良いんだ。1つ1つ、順番に叶えていけばいい。それが出来るだけの実力を手にすれば、色々と楽しいを満喫できる。錬金術の素材を集める事にも苦労しないだろう。その為のクランでもあるんだからな。クランには、色んなクラスを集めたい。錬金術師も何人か欲しいよな。研究談議がしたいんだ。未知なるものを作ってみたいんだよ。

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