表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/18

市場を見て回る

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 星見の塔での召喚は大成功と言っても良いだろう。アウスラリアの魔法攻撃力を補完出来たのだから、良い召喚だったとは思う。……まあ、帰るまでが召喚だからな。基本的に、足腰に来るのは、登りよりも下りだ。下りる時の方が負担が大きい。ギルマスであるサンクリッドは余裕で帰り道を走破していたが、アウスラリアはそこまで歩き慣れてはいない。かなり苦しそうにしていた。今日は寝て、1日休みだろうな。


 俺は体力がある、訳では無いんだが、歩くのには慣れているのと、装備の差だ。錬金術師の装備は、防御力が低い。その代わり、色々と補助効果が付いているのも大きいんだよな。疲労軽減とかそういった感じの。地味に良い装備を使っているのだ。……ゲーム時代はそんなの役に立たないだろうと言われていたが、付けられる補助効果には何かしらの意味があると思って付けたんだよな。今はこうやって活きているけど。


 そんな感じで歩いて帰ってきたら、朝日がまだ昇る前だった。宿屋で眠るには大分遅い時間だが、寝ないという選択肢はない。睡眠は大事だ。判断力が鈍る。冒険者には判断力が必要だ。何事にも対処できるだけの状況判断力、それがない奴から死んでいく。ゲームではデスペナを支払うだけでよかったが、ここは現実。死んだらそれでお終いだ。


 生きていくには、それなりの労力がかかってくる。……メインはお金だけどな。お金がないと、暮らしていけない。まあ、俺の場合はギルマスからの指名依頼が入ったので、懐は温かいが。それでも、先輩冒険者のアウスラリアには負けるだろう。それなりに稼いでいるはずだからな。


「まさか朝から眠らないといけない破目になるとは思いませんでした」


「まあ、星見の塔に行っていたのだから仕方がないだろうな。ギルマスも仮眠をとると言っていたし、俺たちは今日は休んだ方が良いだろう。召喚獣の使い方も兼ねて、明日冒険に行こう。その方が気分的にもすっきりとしているはずだ」


「そうですね。寝不足では問題があります。しっかりと眠る方が良いんでしょうね」


「当たり前だな。日帰りで討伐を熟すのであれば、睡眠は必須だ。泊まり込みで行くのであっても、護衛を雇うか、パーティーで交代しながら休まないといけない。睡眠不足で死にましたでは笑えないからな」


「そうですね。それでは、おやすみなさい」


「ああ、俺も寝る」


 そんな訳で、昼過ぎまで眠った。また夜に寝ないといけないので、このくらいには起きないと不味い。今度は夜に眠れなくなってしまう。何時でも何処でも眠れる人も居るらしいが、俺はそうじゃない。眠くならないと眠れないんだ。


「……昼飯を適当に食べて、市場に行くか。銀が欲しい。後は素材もあれば見ておきたい」


 適当に屋台で食べるものを探す。宿屋から市場に行くまでの間に、幾つか屋台があった。……昨晩は食い損ねたからな。お腹が空いている。ちょっと多めに食べておいても良いかもしれない。……あの肉串屋で良いか。味がどうとかは解らないからな。ゲーム基準で行けば、結構おいしかったはずだ。


「おっちゃん。肉串5本」


「あいよ。500ジェルだ」


「銅貨5枚か。思ったよりも安いな。何の肉を使っているんだ?」


「エルト草原のファットラビットだ。あれなら冒険者が大量に狩るだろう? だから安い。魔石くらいしか使う所が無いそうだ。だが、味はまあまあ美味い。安く仕入れられるし、他の屋台もそうじゃないのか?」


「なるほど。勉強になった」


「そっちは冒険者か?」


「ああ、昨日登録したばかりだが」


「へえ。結構いい服着てるから、儲けているのかと思ったぜ」


「これからさ。服は冒険者になる前からこんな感じだ。ちょうどいい装備を見繕ったつもりだからな」


「じゃんじゃん稼いでくれよ。そうじゃないと、俺たちが干上がっちまう」


「金は落とさないといけないからな。……美味いな。塩だけじゃないのか」


「解るかい? 安くて美味しいを心がけてるからな。他の屋台も努力してるんだ。俺だって負けてられるかよ」


「なるほど、確かに。追加で5本くれ。それと、飲み物は売ってないか?」


「飲み物か? 酒で良いなら売っているだろうが、普通は井戸の水で済ますな」


「水袋が欲しいな。それも買いに行くか」


「市場に行けばあるだろ。良いものを買うなら高くつくだろうが、高いものを買っておいた方が良いぞ。直ぐにカビが生えるからな」


「……その辺は高いものを選んでおくか」


 水が飲みたい。昨日から何も飲んでいない事に気が付いた。脱水症状は出ていないが、水分補給は必要だろう。その辺はゲームとは違う訳だ。現実になったんだから、今後は気を付けておかないといけない。


 すこし裏道に入って、井戸を探す。こういう場所にあったりするからな。大通りには無い印象だ。……っと、あった。本当は煮沸した方が良いんだろうが……。魔法で一気に過熱してから冷やすか。


 ちなみに、水を魔法で出して飲まない方が良い。NPCがそんな事を言っていた。だから魔法を使わないで、水を補給しないといけない。何だったかな。魔力なんとか病になるとか聞いた覚えがある。キャンプをする時でも、普通は魔法で出した水を使わないそうだ。緊急時は仕方がないという事らしいが、常飲するものではないらしい。


 煮沸消毒はどうなのかは知らないが、水を出すわけでは無いんだから、大丈夫だとは思うが。……止めておくか。井戸水がきれいだと思って飲んだ方がまだマシか。原因が解らない病気になったら、治しようがない。生水で中っただけなら、ポーションで治るだろうし、その方がまだ良いと思う。


 ポーションも錬金術師であれば作れる。まあ、素材のコストが重いんだが。安く作ろうと思えば薬師のクラスを得た方が良い感じだな。大量生産には錬金術の方が向くが、その分コストが必要になってくる。素材の採取を欠かさず行うのであれば、錬金術師で十分なんだがな。


 水も十分に飲んだ。さっさと市場に行くべきだろう。寄り道も楽しいが、まずはある程度の調査も兼ねての来場だ。何が売っていて、何が作っては駄目なのか。ある程度の常識を叩き込まないといけない。……アウスラリアに渡すものに関しては、良いものを渡しても良いとは思うが、市場に流すものを作るのであれば、ある程度は加減をしないといけないだろう。


 そんな訳で、市場にやってきた。……基本的には午前中が盛り上がっていて良い感じではあるんだが、午後からでもお店はやっている。生鮮食品なんかは午前中で終わるところも多くあるが、売れ残りを漁るなら午後だ。ゲームでも、NPCは生活しているからな。そういう事情があったりする。中には掘り出し物が混じっている時もあるんだが、現実になった今、掘り出し物に期待は出来ないだろう。


 基本的には、錬金術の素材になるものを確保するのと、非常時に食べられるものを用意しておけばいい。インベントリはまだまだ空きがある。ただ、料理は出来ないので、出来合いの物を入れておくくらいしか出来ないんだが。


 素材はそこまで売っていない。この分なら、冒険者ギルドで揃えた方がマシだとも言える。商人が幾つか素材を持っていたので、見せてもらったが、汎用的な素材が多い。それなら採取してきた方がまだいい。保存状態は悪くないんだが、大量に欲しいなら採取した方が良いものが多いんだよな。こういう場所で買うのは、採取が出来ないものの方が良いんだよな。金属なんかは、この辺では採取できないし、最優先で欲しいんだが。


 後は特定の属性の素材だな。空間属性は欲しい。マジックバッグを作るのに絶対に必要だしな。良いものを作ろうと思ったら、それなりの素材の数が必要だ。質は上げようと思えば幾らでも上げられる。……まあ、理論値以上に属性が含まれている物もあるから、何かしら間違っているんだろうとは思うが。


 金属は何とかあったので購入する。銀が最優先。でも、数があんまりないらしいので、金も買った。……使うのであれば、金からだ。金はまだ魔法金属に出来ていない。オリハルコンが出来るんだろうとは言われていたんだが、ミスリルと同じように作っても作れなかったんだよな。何かしらの条件があるんだろうとは思う。その辺も研究しないといけないだろうな。


 鉄も多めに買っておく。銅は要らない。銅でも良い場面はあるんだけど、電気を使う時くらいだからなあ。雷属性ではない。電気だ。雷属性と電気は別物である。その辺は化学と魔法の違いなんだろうけど、研究対象にする気はない。電気は使わないしな。絶対に必要なものであるというのであれば、研究はするんだが、領地経営をするわけでも無し。俺には必要ないとは思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ