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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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指名手配

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 第3陣を送り出して、暫くした頃。俺はギルマスに呼ばれていた。ギルマスが俺を呼ぶなんて珍しいよな。大体は俺の方から邪魔しに行くんだけど。


「ギルマス―。呼んだみたいけど?」


「あー来た来た。指名依頼だよ。嬉しいよね? 嬉しいでしょう? こういうのは冒険者ギルドからの依頼だからね。結構嬉しいでしょ?」


「まあ、ギルドの役に立てるなら嬉しいけどな? 他の所じゃあ駄目だったのか?」


「他の所だとちょっとね。実力が不足しているかなって思っているから」


「……この辺の冒険者だとレベル60くらいの奴らがいるだろ? それでも不足なのか?」


「うーん。死者を出しても良いのであれば、そっちでも良かったんだけどね。死者はなるべく出したくないし。そうなってくると、一番高レベルであるクラン、リベレーションズに依頼が行くのは自然な流れだと思ってくれれば良いよ」


「まあ、クレマグリッドの町で最強のクランだからな。仕方がないか。それで? 依頼内容は?」


「簡単に言えば、盗賊団の殲滅だよ。簡単に言えばね」


「……含みがあるな。そこまでの盗賊団なのか?」


「そういう事。根城にしているのがガレイラ草原の奥って言えば解るかな?」


「……適正レベル85前後の奥地か。それは他の連中だと不足だな。だが、ガレイラ草原まで15日くらいは離れているぞ? 良いのか?」


「良いも何も、指名手配が出たからね。こっちからでも介入できるよ」


「ああ、指名手配になったのか。それなら納得だな」


 指名手配。別名、全国討伐令。どこからでも指名手配犯を狙い撃ちに出来る様にするための制度だ。普通は管轄の冒険者ギルドか、兵士が対応するんだけど、対応が不可能と思われたら、こうやって指名手配される。


 そして、賞金がかけられる。討伐したクランや冒険者は勿論のこと、所属しているギルドにも賞金の一部が入る仕組みになっている。


 この冒険者ギルドはザガット伯爵家の管轄だ。……ザガット伯爵家は、現在ダークトレントの木材を購入するために、大規模な予算執行をしている。少しでも懐を暖かくしておきたいんだろうな。


「それで? 敵の戦力はどの程度になるんだ?」


「うーん。一応資料では、レベル120程度の精鋭が10人くらい。レベル100の中堅が50人くらい。レベル60の雑兵が200人ってあるね。どの程度あてになるのかは解らないけど」


「約300人程度って事か。それで、ガレイラ草原の奥地というのは間違いないんだな?」


「それは間違いないね。奥地で陣取っているって話だよ」


「ならその情報は間違っているな。犠牲者が出ないようにするなら、早めに動いた方が良さそうだ」


「言い切るね。僕も合っているとは思わないけど、確信があるんだ?」


「ガレイラ草原の奥地は、別の魔境がある。草原のままだから解りにくいが、その辺はフォルト草原という名前になってくる。そうなると、適正レベルも変わってくる」


「……聞いたことがないね。フォルト草原は適正レベルは幾つなんだい?」


「適正レベルは140だ。奥地を陣取るなら、精鋭のレベルが120では無いはずだ。その資料が正しいのであれば、奥地に陣取らず、中腹くらいに陣取るからな。わざわざ奥地を陣取るんだ。フォルト草原の方で狩りをしていてもおかしくはない」


「なるほどねえ。道理で指名手配になるはずだよ。資料が間違っているんじゃあ、送り出す人員が間違っていることになるもんね」


「そういう事だな。最低でも精鋭はレベル150はあると見ていい。まあ、余裕の範囲内だろうけどな。その程度のレベルで俺たちのクランが揺るぐはずがない」


「言うねえ。因みに、今のレベルはどのくらい?」


「俺は除外するとして、他の面々が170くらいだ。装備品の品質も段違いだから、レベル差20では済まないけどな」


「じゃあ、受けてくれるって事で良いんだよね?」


「勿論だ。賞金は幾らになっているんだ?」


「討伐者には大白金貨130枚。冒険者ギルドには大白金貨50枚だよ。結構な実入りでしょ?」


「流石は指名手配だ。王国も大盤振る舞いしてくれているな」


「それはそうだよ。だって、ガレイラ草原の周辺って穀倉地帯だよ? そこからの食料が途絶えると、戦争継続にも影響が出てくるし。普通に近くの町の運営にも関わってくるからね? 資料によれば、既に3つの村が倉庫を狙われたって書かれているし。多分だけど、支援しないといけないくらいには運び出されているんじゃないかな?」


「なるほどな。ガレイラ草原までは15日が標準だが、急げば6日で行ける。……エキドナに乗っていけば、1日で着くんだがな」


「そこまで急がなくても大丈夫かな。討伐はされないだろうしね」


「ただ、面倒な事になる可能性は十分にある。指名手配になったという事は、その辺の盗賊を引き入れる可能性が高い。数が300人では済まない可能性がある。まあ、想定されるのが300人ってだけで、構成員はもっと多いんだろうな」


「そうみる? 300人でも多いとは思うけど?」


「指名手配にされたんだ。規模は500人から800人と見ておけば良いとは思う。それを逃がさないように囲いつつ、全員の討伐となると、少しだけ面倒ではあるけどな」


「まあ、その辺は任せるからさ。全員を殺してくれれば良いからね。生き残りをって事にはならないから。あ、後は荷物は好きにしていいよ。既にキャラバンも5つくらいやられているって話だから、荷物は沢山あるとは思う」


「ならそれらを売り捌いて収入にすればいいか。被害を受けた村の補填は?」


「そっちは地元の貴族の管轄だから気にしなくても良いよ。戦果は丸ごと貰ってくれば良いからね」


「13人で800人の相手をさせられるんだから、そのくらいの役得が無いとやってられないか。……攫われているであろう女はどうする?」


「処分で。正直、生きていても辛いとは思うしね。殺して上げた方が良いとは思う。まともな生活を送れるとは思わないし、そういうのの救済を地元の貴族がするとも思えないしね」


「……仕方がないか。死んだ方がマシな事もあるだろうしな。相当なトラウマだろうし、ふとした瞬間にフラッシュバックするだろうからな」


「難しい事は考えなくても良いよ。殲滅してくれれば良いからね。あ、生き残りは無しでお願いしたいけど、何とかなりそう?」


「その辺は考えてあるから問題ない。少々実験に付き合ってもらう程度の話だ。魔物相手に試すのも飽きてきていたからな。的があるのは丁度いい。精々付き合ってもらうとするさ。それでも、賞金が美味しいのには代わりがないけど」


 実験だ。性能実験が始まる。オリハルコンを使った女神の涙の指輪が結構な数用意してあるんだけど、それの性能実験だ。


 装備品の効果としては、特定の2属性を2.2倍から2.5倍にするというものである。重ねがけは可能なので、倍率がドンと乗る。基本掛け算なので、酷い事になるのは解り切っていることではあるんだけど。


 魔物だと無双してしまうからな。魔物の判断能力は低いし。直線的でもあるからな。人相手に使った方が性能の強さが解りやすい。


 今の所、実験では指輪の数だけ強化できることが解っている。ゲーム時代は各指に1個までだったんだけど、現実では指1本に2つ3つの指輪を装備する事も可能だという事は解っている。性能もその分強化されることもちゃんと検証している。


 時間だけはあったからな。女神の涙の指輪を結構な数作ってある。俺がゲーム時代に使っていたものよりも性能が高い。流石に精霊石の指輪よりも勝っているからどう検証しようか迷っていたんだよな。渡りに船とはこの事ではある。


 さて、問題は少しばかりあるんだよな。逃がさないようにしないといけないという事は、結構な魔法を使わないといけない。それでこの強化で足りるのかって感じだな。


 まあ、足りなければエキドナにやって貰えば良いだけの話ではあるんだけど、出来るのであれば、自分たちで何とかしたい所ではある。


 さて、皆に話を持っていかないといけないな。大仕事だ。色々と物資も貰えるって話だから、この際大量に貰うとしようか。食料は半分以上は売り払うとは思うけど。


 金属なんかは使い道しかないし、素材はあるだけ欲しいしな。キャラバンの物資も貰えるのであれば、貰った方が得である。折角の指名手配の指名依頼だ。たんまりと稼がせてもらおうか。

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― 新着の感想 ―
浚われてる人いるし、急がないと被害が広がるからと説得して、エキドナ移動を解禁してほしい
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