7話
・時間はあるが、あまり運川さんとは居たくないな。
仕方がない、嘘でもつくか。
「この後、よう..」
「あら~。夏子ちゃん久しぶりねぇ。元気にしてた?」
被せないでくれ!今、断ろうと思ってたのに!
「久しぶりねぇ。いむこちゃん。」
「元気にしてたわよ。いむこちゃんは?」「ええ、私も元気だったわ。けどおじいさんがねぇ...ちょっと病気にかかってね」
「あら、それは大変ね。兼さん大丈夫?」
「大丈夫。大丈夫。」
病気にかかっても、通常運行で良さそうだね。
「そう言えば、陽依ちゃんって夏子ちゃんのお孫さんだったのね。蓮川って苗字だったから、てっきり同名だったと思ってたわ。」
「そう。うちの孫なのよ。賢くて、可愛くて優しいのよ。」
「うちの、翡翠とは真逆ねえ。賢いのに、鈍感で方向音痴で子供の頃からそこだけが抜けてないのよ。」
人と本人の前でボロクソにディスるのやめてくれ...。恥ずかしい....
それにしても、あの蓮川さんが賢いとはね。
意外。
そんな一面もあるとは。
「そう言えば、陽依ちゃん。翡翠に何か用だったのかい?」
「あ、楽しそうだったのでご飯に誘ってただけです!」
...終わった。ご飯一緒に行くの確定だ...。
どう乗り越えていけばいいのやら。
「ええ、もちろんいいよわよ。この後予定はないもの。ね。翡翠」
...僕に振ってくるな!。
あと圧が...。
圧をかけるのやめてくれ、怖すぎ、おばあちゃん...。
「う、うん。そうだったね。」
圧に屈してしまった...。
こんなはずじゃなかったのに...。
にしても、蓮川さん猫かぶりすぎじゃないのかな。
あの、脳筋だったら連川さんが、ねえ。
この後どうなるんだろうな...。




