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3話

4月5日今日は高校の入学式。

緊張なんかしてない。

ただ冬の寒さが4月になっても持ち越されていて風が吹くとまだ肌寒い。

空耳でウグイスが鳴いているのが聞こえた。

春の訪れを告げているようだ。

午前8:45分。

そろそろ行かないとな。

高校は近いが途中に交差点があるからそこで時間が取られる。

新しい制服はまだ慣れていない為動きづらく少し違和感がある。

「同じクラスになれるといいね!」

「だね!なれなくても一緒の部活やろうね!」

周りから話し声が聞こえてきた。

どうやら友達と登校しているのがほとんどのようだ。

「友達なんて無駄なのに......」

つい本音が出てしまった。

何故だろう。

交差点でそんなこと考えてる間に信号が青になったようだ。

入学式のせいだろうかいつもより人が多い。

高校までこの坂を越えたらあと少し。

友達なんて居ないし高校も中学と同じで気楽に過ごしていこうかな。

3年なんてあっという間だしな。

さて、クラス分けの掲示板でも探しに行こうかな。

「......」

掲示板の前で人が混雑しているせいか、全く見えない。

どうしよう。

このままじゃクラスが分からないまま入学式を迎えるなんてごめんだ。

精一杯背伸びをしたら、何とか見えたが字までは分からなかった。

少しずつ人が減ってきた。

そろそろ集合時間なのだろうか。

「これなら」

やっと自分の名前が見えてきた。

ここまでどのくらい掛かったんだっけ。

まあいい。

「えーっと。3組か」

クラスもわかったことだしそろそろ行くか。

教室に行く道のりも長そうだ。

下駄箱には多くの人がひしめき合っていた。

仕方がない人が減るのを待つか。

そんなに待たなくても良さそうだ。少しづつだが人が減ってるのが分かった。

下駄箱で靴を変え、階段を登ってあと少しで教室だ。

「ここを左に曲がって。

ここは真っ直ぐか」時間が掛かったが何とか教室に着いた。

変なやつが居ないことを願いながら教室に入っていった。

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