15話
「何の用ですか。あと、誰ですか?。」「俺の名は、立花孝志だ。」立花孝志さん。聞き覚えないな。
「で、立花さん。僕に何用ですか。」「君、入学式教室に入った時にジロジロ見られていな。」「え、まあそうですけど。それが何か。」立花さん、見てたんだ。確かに、僕に視線を送ってる人に居たような居なかったよう。
「なんで、俺じゃなくて。君が見られるんだ。」そんなこと言われても。知らないよ。逆に聞きたいくらい。
「もしかして、君。中学校違うところだったのか?。」「そうですけど。それがどうしました?。」中学がどうした。
「珍しいな。滝軟高の半分以上が中学からの生徒なのに。」確かに、そんな情報を聞いたことあったような。
だから見られてたんだ。僕が外部の人間だったからか。
それなら辻褄が合う。
「さては、相当の実力者だな。俺の方が、君よりか輝いているの
に。」
うわー。出たよ。ナルシス。立花さん、絶対ナルシストじゃん。
最悪の人に捕まったなあ。話題、すり替えよ。
「もうそろそろ、休み時間終わるので席に戻った方がいいですよ。」
「それもそうだな。」
何とか乗り切った。これが毎日続くのか?。
...僕の高校時代、終わった。
それから、休み時間の度に声をかけられるようになった。
帰る時、今日初めて蓮川さんが声をかけてきた。
「昨日、楽しかったね。」
昨日...。そうだった、一緒にご飯食べに行ったんだ。
色々ありすぎて忘れてた。
「ですね。じゃあこれで失礼します。」早く帰らせてくれ。
「じゃあまた明日ね。」
明日?。また明日も声かけられるってことか?。立花さんに、蓮川さんから声かけられるのか...。




