16話
急に文字増やしてすみません。2,000文字あります、
入学式の、初登校から2週間が経とうとしてた。
今日の、3時限目と4時限目には体育が入っていて、体力測定が入っている。
遅いと思う。中学ならもう初登校から次の日にあっていたのに2週間後にあるなんて。高校だし、色々と忙しかったと言うか、覚えることが多い。専用教室から、1〜3年の教室まで。学校の、隅から隅まで覚えたような気分だ。
後、3分で授業が始まる。
体育館に移動してるが、まだついてない奴もいる。
高校の内申点は、単位で決まる。朝来てても、先生に無断でトイレや、授業中にいなかったら、それは先生次第で遅刻扱いになる。
数人居ないだけで、体育の先生は少し怒ってるように見えた。
空気感も、少しヒリついてきた。体育の先生が怒ってように見えたのは中学ではなかった。
もっと優しくて、支えてくれる頼り甲斐のある、先生だったからな。
「おい。今居ないやつどこ行った。」
先生が、各クラスの日直をめがけて声を出した。
日直は、困惑していた。そりゃそうだ、だって勝手に居なくなってるんだから。何も聞いてないはず。
「多分、トイレとかまだ着替えてると思います。」
どこかのクラスの日直が恐る恐る答えたが、先生は少し日直を見て、睨みつけてるように見えた。大体、体育の先生の怒り方はひとパターンだと思ってる。ただ大きい声で怒鳴るだけ。これしか思いつかない。そもそも怒られたことがない。
だんだん、先生の怒りも強くなりさらに、ヒリついてきた。
この空気感に耐えられないのか、泣きそうなやつもいた。
こんなことで泣くか?。ていうか、もう3分すぎてるだろ。チャイムなってなくね?。
「チャイムどうした。鳴ってねぇぞ。」
知るか。先生なら自分で見てこいよ。生徒をパシリにするな。
体育館の後ろから誰かが大勢が走ってくる音が聞こえた。
高校の体育館は相変わらず広い。そして、結構音も響く。
居なくなった人達全員が帰ってきた、ように見えた。
数人が、走るだけでうるさい。耳の奥まで響いてくる。
体育館で、掃除機をかけてるようだった。
「今から、3時限目の体育を始めます。」
急に先生が、そう言い出した。切り替え早。さっきまで怒ってた、先生はどこへ?。
「まずは、1組が反復横跳び。2組が長座体前屈。3組が、握力。
もう用意はしてある。あまり時間がないので、早く済ませてください。はい移動。」
話が終わると、みんな怒られたくないのか、素早く移動して言った。
そこまで体育の先生を怒らせたくないのか?。ただ怒鳴るだけなのに?。
まあいいや。今は頭使いたくない。握力だったけ?。
ゆっくり移動してると、後ろから誰かが走ってくるのがわかった。
「どっちが、握力強いか勝負しようぜ。」
なんだ、立花さんか。なんでそんなことしないといけない。面倒くさすぎる。
「なんで、醜い争いをしないといけないんですか?。」
「そんな言い方は、酷だろ。」
別にいいだろ。
「なんだ。今日は機嫌が悪いのか?。自分の機嫌は自分で取らないと。もう子供じゃないんだから。」
「じゃあ、機嫌の取り方教えてくださいよ。」
「そーだなぁ。今なら、思いっきり握力測る機械握るとか?。」
そんなことで、機嫌が良くなるとでも思ってんのか?。
「そうですねぇ〜。」
話しかけてくんなや。
「着いたんでどっか行ってください。」
「酷い。機嫌悪いとこんなに口悪くなるの?。」
だからなんだよ。
「おいそこ。関係ない話すんなや。」
「すみませんでした」
立花さんのせいで注意されたじゃないか。
「はい次。立花孝志。」
「あ、俺?。」
「お前か、立花孝志は?。」
「うっす。」
ちゃんと返事したらどうなんだ。また注意されるぞ。
呼ばれたら、すぐ両手の握力を測っていた。
「右、47。左39。」
強。普通に強すぎ。周りがざわついていた。
「どうだ。翡翠。」
いつから名前読みになった。昨日まで、君、読みだったでしょ。
「勝手に名前で呼ばないでください。」
「次。月死翡翠。」
ふぅ。立花さんと蓮川さんを思って。握る。これはただの逆恨みか?。
「右44。左40。」
なかなかいい数字かな。おばあちゃんに重い荷物もたせられたし。少しはマシな方でしょ。
「おお、翡翠。強いな!。」
これ、わざとでも弱くしといた方が良かった。この後めっちゃ絡まれそう…。
「見た目は、細々なのに握力は強い…。アニメの主人公見たいだな。」
異様に例え方が上手いな。
「蓮川陽依。」
次は、蓮川さんか。
「右33。左21。」
蓮川さん。まあまあ強いな。
「どう。翡翠くん。」
げっ。蓮川さんまで絡んできた。最悪なんだけど。
今日くらいは見逃してくださいよ。機嫌悪いので近づかないでよね。自分で機嫌やっぱり取れないじゃん。試してみたけど。できる人はできてできない人はできない。これでいいや。
「なんで。立花さんと蓮川さんは絡んでくるんですか。」
「そりゃ。ライバルだからだろ。」
ライバル?。なんの事だ?。何かで競ってたっけ?。
「そだねぇー。特に無いかなぁ。」
特にないのに話しかけてくる…。からかってんのか?。




