11話
「結局、僕が手伝う意味ないじゃん。もう全部取り込んでるし。」
なんで早く移動したんだっけ?。
「あんたが、早く動かないからでしょ。」
え~。そんなこと言われても、困るなぁ。
ん?。
待てよ。
もう洗濯物、取り込まれてるということは、休めるということではないか?。
「じゃあ、寝るわ。」
「は?。翡翠あんた何言ってるの?。緊張しすぎて、頭のネジとんじゃったの?。」
「そんなんじゃない。ただ単に疲れただけ。」
「あらそう。」
おかしいなあの口調からすると、またなんか頼んできそうだけどな。
なにか企んでるのか?。
縁側で、立って悩んでいると雨が降ってきた。
「雨?。」
「先に取り込んでおいて良かったわ。」
少し嬉しそうな口調でそう言うおばちゃんが目に入った。
「翡翠寝ないの?。」
「嗚呼寝るよ。」
やっぱり何か怪しいな。
うーん。
何か引っかかる。
自分の部屋へ繋がる通路、階段を移動する時に色々と考えたがピンとくるものや、てはまる物が出てこない。
「はあ。もうどうでもいいや。」
ベットに飛び込みそう呟いた。
寝よ。
もう寝よう。
余計なことは考えずに。
数十分たっても、寝れない...。
少し、窓に当たる雨の音ががうるさく感じた。
まだおばちゃんの言葉の裏に何があるのかが分からない。
こんなことは、初めてだ。
強引にでも寝るぞ。
そう意気込んでから30分くらい。
ようやく眠気が襲ってきた。
よし、これでよく寝るぞ。
明日のことなんて明日考えればどうにかなる。




