10話
蓮川さんとは鳴室屋で別れ、家へ向かってる。
「ていうか、鳴室屋の近くめっちゃ混んでるじゃん。」
渋滞でもう15分近く待たされている。
「しょうがないじゃない。市街地なんだから。」
それは分かるが、この混み具合。
凄いな。
それから5分くらいで渋滞から抜け出せたが、信号で止まってしまった。
おばちゃんは少しイラついてるようだ。
渋滞とか信号で止まったせいだろうか。
だが言号も数分で通り過ぎ、10分程度で家に着いた。
「入学式からこんなに疲れるなんて...。」
「そんなふうに言わないの。」
仕方ないじゃん。初対面でご飯に誘われ、一緒に食べる感じになるんだよ?。
疲れるのは当たり前じゃん。
「ほら、手を洗って。」
明日からどうなるんだろうな。
やっぱり、朝から話しかけられる系か?。
それだけは一番やめてほしい。
そういえばなんで、教室に入ったときにあんなにジロジロ見られたんだろう。
なんて洗面所に移動する時に考えていた。
手を洗ってる時もどうでもいいことが頭をよぎった。
はあ。
なんでどうでもいいことがあたまによぎるのだろうか。
「手を洗い終わったら、洗濯物取り込むの手伝ってー。」
なんておばちゃんの言葉が縁側から庭に繋がる和室や、通路に響いた。
少しくらい休ませてくれよ。
「分かった。」
やる気の無い声がおばちゃんに届いた。
手を洗い終わり、外に向かっていると、また変なものが外を勢い良く飛んでいくのが見えた。
何回目だこれで?。
まあ今は関係ないか。
縁側に着くと、おばちゃんが洗濯物の半分近く取り込んでるのが見えた。
「僕が手伝う意味ある?。」
「もう、行動が遅いわね。チンタラチンタラしてなの。若いんだから素早く動きなさいよ。」
そんなこと言われてもねえ。
....疲れてるから無理がある。
いつになったら休めるのかな。




