第104話 村の安全のために
「うぅ……」
「食いすぎだろバカ……」
現在どういう状況かと言うと一晩中飲み続けたレインを宿舎に連れていき、吐きそうなレインを支えている状況だ。
俺も沢山飲んだが飲んでも体の中では魔力に還元されるので体には溜らないし、『状態異常無効』によりアルコールは分解されるし、『生存能力強化』により睡眠を必要としないわけで俺は疲れるはずもなく宿舎のベットの上でレインを見ていた。
「まぁ、落ち着いたら寝とけよ」
「はい……すいまオロロロロロロ」
おいおい……。
『回復』をレインにかけてみたのだが、使っても多少気分が良くなるだけだった。
根本的な解決には至らなかった。
俺の『虚無空間』か『結界創作』でアルコールを自動分解する空間を作るか?
いやまぁいいや。
こいつの現状が俺を祝ってくれたものによる反動と捉えてグッと我慢しよう。
ベットに寝っ転がるレインを目尻に宿舎の外に出た。
仕事の為だ。
更なる景色を見たいし、強くなりたい。
だから俺は冒険者と魔王を並行で行いたいと思っている。
その為に俺がいない時にリーガル村が襲撃にあっても大丈夫なように結界を張っておきたいのだ。
村の中心に位置する噴水がある。
その噴水を中心とした結界を展開するため、噴水まで歩いていった後そこで考えていた結界を創作していく。
日本の法律に違反したら行動不能結界になる、という条件結界が良かったのだが、俺が知っている法律なんてせいぜい10個ほどしかでない。
そんな俺が脹れるわけないし、まずこっちの世界では当たり前で元の世界では犯罪となるものがあるかもしれない。
だから俺は法律を主とするのではなく、エネルギーの大きさを条件にしてみようと思う。
一定以上のエネルギーが放たれたらそのエネルギー、エネルギー源は行動不能結界に閉じ込められ動けなくなる、と。
それで動けなくなった者は俺に魔力を通して捕まった事を知らされるという仕組みだ。
これによりリーガル村内で強力な魔法や物理戦が起きた際、使用者に行動不能結界が付与され動けなくなり、俺に届くと。
そのエネルギーの大きさの設定は仕事に影響しない大きさにした。
例えば車や鍛冶師、大工などもあげられる。
強力なエネルギーと共に働く人達の大きさを基準として、それ以上のエネルギーを全て無に還す。
これにより事故も減らせると思った。
もちろん窃盗などの軽エネルギーで行える犯罪はこの結界の中でも可能だ。
しかし、命までは無くならないだろう。
それでは展開を始めよう。
今までに作ったことの無いほど複雑な魔法式の結界魔法は普通の結界よりも演算に0.006秒ほど多くかかった。
だが直ぐに結界は展開されていった。
無色透明の結界がリーガル村を少し超えるくらいの大きさで広がった。
ちなみに住民には新聞を通じて結界が張られることと、結界の内容を知らされている。
新聞を読んでいない人もコミニュケーションの中でも伝わるだろう。
よし……これで村に安全が訪れたな……。
さて……次の問題はと……
(どうやって魔王になった事を打ち明けるかだ!!!)
《別に普通に言っていいんじゃないの?》
(アホかてめぇ、みんなパニックになるだけだ、フラムが死んで俺が十色光魔王に入ったなんてみんなはまだ知らないはず……)
《でもいずれバレるならいいじゃない》
(管轄者なんかいい案ない?)
俺は大賢者との精神会話を断絶し管轄者に聞いた。
別になんてことは無い。
これが最善策だ。
〈んー……案ですか……洗脳スキルで洗脳して元から魔王だったと言う事に……〉
(正気かてめぇ!)
管轄者までおかしいことを言い出してしまった。
寝た方がいいだろうか。
寝よう……。
俺はレインの眠る宿舎へと戻り30分くらい寝た。
ぐっすりだった。
良かったら☆やブックマークでの評価お願いします!
ディルガスキル
○常用スキル
ㅇ『管轄者』の下
・『物理耐性』・『環境効果無効』
・『身体能力強化』・『炎属性耐性』
・『思考加速』・『意識拡張』
・『生存能力強化』・『座標認識』
・『暗視』・『光属性耐性』
・『再生』・『状態異常耐性』
・『轟音耐性』・『精神攻撃体制』
〇固有スキル
ㅇ『鬼』
・『蒼炎』・『貫通』
○スキル
・『魂保存』・『時間の管理者』
・『切断者』・『万斛虐殺』
・『消化』・『分身』
・『回復』・『結界創作』
・『念話』・『空間転移』
・『白轟雷』・『精神看破』
・『炎爆燦爛球』・『地平落雷』
・『斬撃之雨』
〇神話級スキル
・『無限知覚』・『虚無空間』
〇属性適性
・『地属性適性』・『炎属性適性』
・『雷属性適性』




