2031年 12月19日 (2)
ユキ「エリック、カメラいじってないで、早く夕飯済ませてよ、片付けられないでしょ、明日の仕事の資料整理もまだあるんだから」
エリック「ああ悪い、すぐ済ませるよ」
物音、カメラを置いたと思われる。
ユキ「あら、エリック見て」
エリック「ん? テレビがどうした?」
ユキ「墜落事故だって」
エリック「へぇ、音量上げてくれる?」
テレビ「……州の農家にセスナ機が墜落した事件について、幸い怪我人は出ていませんが、運転していた男性が『ドラゴンに襲われた』と供述していることから、警察は薬物使用の痕跡があるかどうか調べる方針です」
ユキ「ドラゴンですって」
エリック「クスリでもきめて、ドラゴンとヤる夢でも見てたんだろ」
ユキ「違いない」
エリック「うわっ、なんだこれ……」
ユキ「ん? ああ、納豆よ、それ」
エリック「納豆? あの不味くて臭くてネバネバするっていう最悪の日本食?」
ユキ「失礼ね、私は好きなのよ納豆」
エリック「おいおい、見ろよこれ……糸引いてやがる、オーマイゴット……おぉ、なんだよこれ……」
ユキ「うるさいわね、つべこべ言わずに食べて見なさいよ」
エリック「わかったわかった……おぉ……うん……」
ユキ「どう?」
エリック「食感は、最悪だが、味は悪くない、臭いも臭くないし、想像してたのとは違うな」
ユキ「ちょっと工夫してみたのよ、エリックも食べれるようにね」
エリック「ありがとうユキ、美味しいけど……当分は見たくないな」




