5 護衛の装備を見直していこう 2
護衛が持つ拳銃は大きい。
それがノボルには気になった。
護衛のほとんどは背広姿だ。
なので、懐やベルトに拳銃を装備してると目立つ。
ノボルが見ても、何かしのばせてるなと分かるほどだ。
それに見せてもらい、手に取ってみたが重い。
銃弾を抜いた状態で持っても重い。
これを持ち運ぶのは大変だろうと思うほどだ。
「小さいのを使えばいいのに」
そういうノボルの頭には、前世の記憶が浮かんでいた。
世の中には小型拳銃というものがある。
全体的に小さく、使う銃弾も小さい。
そんな拳銃を雑誌やネットで目にした事がある。
威力は確かに落ちるだろうが、小さくなれば持ち運びに苦労する事もないだろう。
そんな拳銃を思い出していた。
「そういう小さな銃はないの?」
聞けば存在するという。
「なら、それにしよう」
無理して重くて大きなものを使う必要は無い。
護衛とはいえ、常に危険に対処するわけではないのだから。
それに、護衛が持つ銃には極端な威力などは求められない。
必要最低限の威力と射程があれば良い。
なら、大きなものを使う必要は無い。
ということで、ノボルの護衛達が持つ銃は一新される事になった。
こうして攻撃面が改善され。
同時に防御面の改善もこの時に行っていく。
「防弾チョッキも着てくれ」
父親にねだったものを配布して。
これにより、ノボルの周囲の装備が一新された。
攻撃力自体は小さくなったが、その分扱いやすく、命中率が上がる。
護衛の損傷も大幅に減る。
これにより、敵を即座に仕留め、なおかつ護衛を失う心配がなくなった。
成果が上がり、治療費が下がる。
いい事づくめだ。
だが、事はここにとどまる事はなかった。
周囲にひろがっていく。




