↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクサイ君! ~異世界転生したら独裁者の子供だった、でもこの国終わってますよね?~  作者: よぎそーと
2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/31

29 警察と軍隊に更に手を入れよう 3

 AK47。

 威力はそれなりに強い。

 射程はもそれなりにある。

 命中精度は残念なもの。

 ただし、連射ができて、30発を装填できる。



 必要な要素は全て盛り込んだ歩兵銃である。

 なので、決して無能ではない。

 だが、同じような弾丸を使う先進国の銃と比べると見劣りする。

 威力も射程も命中精度も。

 しかし、ノボルが見たのはここではない。



 確実に動く。

 これがAK47のもつ最大の特徴である。



 銃も、部品の組み合わせで動く機械だ。

 泥やほこりなどで故障する。

 適切な整備をしないと、それだけで動かなくなる。

 砂漠の国ではこういった問題が起こりやすい。



 だが、AK47はこういった心配が少ない。

 整備が不要とはならないが、雑に扱っても動いてくれる。

 まして教育水準の低い国だ。

 学校教育以前に、道徳やマナーといった精神的な部分が雑な者が多い。

 これらもおいおい解決していきたいが、まだ手がつけられない。



 ならば道具のほうから変えていく。

 使い方が荒くてもそれなりに動くものを用意する。

 これで、故障を少しでも減らす。



 装備統一の利点もある。

 同じ物ならば、使う部品も同じ。

 同一品を輸入するなり作ればいい。

 それだけ手間が減る。



 問題もある。

 一つに絞るという事は、製造元や供給元に全てを握られる。

 今回の場合、ハ連が元締めとなる。

 これに逆らう事が難しくなる。

 背けば、それだけで銃の供給が止められる。



 だが、これはたいした問題ではない。

 もともと、ハ連の属国のようなものなのだ。

 今更これが強化されようと、たいした違いではない。



 そもそも、独裁国家に物を供給してくれる国はほとんどない。

 前世の地球における西側、民主主義陣営にあたるこの世界の国々。

 これらは独裁国家への輸出入を制限している。

 これらから物を直接手に入れる事はできない。

 武器ならなおさらだ。



 もっとも、それならそれで、別に国を経由すればいいだけだが。

 これはこれで手間と時間と金がかかるから避けたかった。



 というわけで、取引相手はもとから1人しかいない。

 選択の余地が無い独裁国家にとって、支配が強まる事などたいした問題ではなかった。



 それよりも確実に動く兵器が手に入る利点の方が大きい。

 修理や整備、管理の手間が減る事も。

 これで武装を統一する事で、余計な出費が減る。



 今まで使っていた銃は倉庫に入れて、使える状態を出来るだけ保つ。

 捨てるのは勿体ない。

 足りない時に使えるかもしれないのだから。

 売り払う事も考えたが、しばらくは控えるつもりでいる。



 これに合わせて、歩兵用の兵器もハ連に合わせていく。

 機関銃、手榴弾、ロケットランチャー、無反動砲、迫撃砲。

 歩兵用の対戦車ミサイルや対空ミサイルも欲しいが、これら高くて手が届かない。

 まずは安くて数が揃えやすいものを集めていく。



 すぐにとはいかない。

 金も時間もかかる。

 だが、動かせる金を使っていく事で、これらは着々と集まっていく。

 そして、その分だけ必要経費が少なくなる。

 浮いた金が増える。

 その分でさらに買い集める。

 この循環が始まった。



 同時に、いくつかはライセンス生産を始める。

 製造許可をもらって自国で作っていく。

 最初は交換部品を作るところから。

 銃をはじめとした兵器を自ら作るのはまだできない。

 だが、少しでも工業力を養うために、小さな事から初めていく。



 兵器がハ連一色になっていく。

 これらが小型バイク、軽トラック、ランドクルーザーと組み合わさっていく。

 歩いて移動が基本の軍隊が、迅速な移動を可能としていく。

 大砲も、分厚い装甲もない。

 だが、戦闘力は格段に跳ね上がった。



 それでいて、必要経費は下がった。

 雑多な兵器を並べるのではなく、できる限り同一品で揃えていった。

 軍事費はかなり減る。

 だが、戦闘力は2倍3倍に跳ね上がる。



 戦車や戦闘機といったわかりやすい兵器があるわけではない。

 だが、軍隊の基本である歩兵の戦闘力が格段にあがった。

 これだけで隣接国をはるかにしのぐ戦闘力となっている。



 さらに、通信機や発電機、キャンプ用品や保存食なども追加していく。

 浮いた予算でこれらを追加・更新した。

 これも地味に戦闘力を跳ね上げる。

 直接戦う以外の部分を大幅に増強できるので。



 軍の宿舎にも手を入れていく。

 後回しにされがちな部分だ。

 ここを快適にすることで、兵士が軍で働く理由を強めていく。

 なにせ貧しい国だ。

 床と壁と天井のある生活空間だけで、求人で有利になる。

 一番危険な仕事に従事する者を大幅に確保できた。



 浮いた予算でこれだけの事ができた。

 兵力確保も順調に進んでいった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


_____________________

 支援サイトのファンティアもやってる↓


【よぎそーとのネグラ 】
https://fantia.jp/posts/2691457


 支えはいつでも募集中。

_____________________



+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。