27 警察と軍隊に更に手を入れよう 1
「もう少しどうにかするか」
小型バイクの導入。
これにあわせて、警察と軍隊に更に手を加える事にする。
全体の改善はさすがに無理だが、いくらか手直しはできる。
今回は軽トラックに小型バイクの導入。
これらにより更に展開能力を上げていく。
軽トラックは積載量のあるジープになる。
ランドローバーを使うほどではない偵察や警戒、哨戒にはこれで十分。
燃料をさほど使わないし、整備も簡単になる。
同じ理由で小型バイクも使っていく。
軽トラックすら使う必要がない場合にはこれらを動かせばいい。
そして、そんな場面は多い。
日々の活動で必要になるのは小さな作業がほとんどだ。
それらは小型バイクで事足りる。
何より、これらは安い。
数を揃えやすい。
警察と軍隊の機動力が大きく跳ね上がる。
おかげで、国内の危険な勢力を簡単に追い詰める事ができるようになった。
独裁政権の権力強化ははかどっていく。
ただ、これだけだと砂漠では苦労する。
特にバイクだと砂地を移動するのに苦労をする。
なのでノボルは、新たな機動力を導入する。
バギーを。
バイクを4輪にしたような小型車両。
基本的に1人乗りだが、バイクよりは積載量がある。
4輪なので安定性も高い。
道のない所を走る事もできる。
これにより警察と軍隊の行動範囲はさらに拡大する。
今までは警察も軍隊もろくに移動ができなかった。
数少ない車両をやりくりしていた。
だが、今では警察や軍隊の実働部隊の3割に車両が行き渡っている。
現場で作業する一般のお巡りさんと兵隊さんにだ。
これらがバギーや小型バイク、軽トラックで動き回る。
国内のテロ組織や犯罪者は逃げる事も難しくなる。
なにせ、警察も軍隊も時速50キロで動くのだ。
足だけが移動手段のテロリストや犯罪者に逃げ場はない。
それでも車が入れない細い道や、入り組んだ貧民街に入り込めばどうにかなる。
しかし、活動範囲は大きく制限される事になる。
こうするだけで、テロリストも犯罪者も自滅していく。
実入りが減るからだ。
完全な根絶には至らない。
総数は減っても、少数は残る。
しかし、ノボルはこれについては諦める事にした。
今はまだ何もできないと。
とはいえ、何もしないわけではない。
できない事に悩むのは仕方ない。
だが、やれる事をやっていく方が後々のためになる。
そう思って解決できる問題に手をつけていく。
「これもどうにかしないと」
そう思って目を向けるのは軍隊。
雑然としてるものがある。
「なんでこんなに歩兵銃があるんだよ」




