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ドクサイ君! ~異世界転生したら独裁者の子供だった、でもこの国終わってますよね?~  作者: よぎそーと
2章

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22 ボールペンと紙、文房具を集めていく 2

 ヒノモト製の文房具は高い。

 しかし、作業効率が上がる。

 これが結局は出費を下げる事につながる。



 たとえばボールペンと紙。

 今まではボールペンのインクがあふれて滲んでしまっていた。

 あるいはまともに書けずにいた。

 紙がにじむ、書き心地が悪いといった理由で。



 これが無駄になる書類を増やす。

 ゴミが出てきて経費を圧迫する。



 費やした労力と時間も無駄になる。

 1時間かけた作業が駄目になり、同じ1時間を再び費やす事になる。

 しかも、再び取りかかった仕事で失敗が出ないという保証は無い。

 また失敗するかもしれない。

 実際、しくじりは何度も起こる。



 こういった問題が消える。

 確実に終わる作業が増える。

 ゴミになる紙が消える。

 時間の無駄が消える。



 使えないボールペンやしくじった書類がゴミになっていた。

 これが無くなったことで、買い直しがなくなる。

 この分だけ経費が節約できる。



 今まで何時間もかかっていた作業が、1時間で終わるうようになる。

 その分仕事が効率的に進むようになる。



 人件費の節約にもなる。

 同じ時間で今まで以上の作業ができるようになるのだ。

 1時間あたりの作業量や作業の質が改善される。

 同じ給料を払っても今まで以上の成果が出て来る。

 成果が大きくなるのに、給料は据え置き。

 ならば、人件費が圧縮されてるようなものだ。



 これらをもたらしたのはヒノモト製の文房具だ。

 1つあたりの値段は確かに高い。

 しかし、買った物が無駄になる事はない。

 極めて低確率で不良品は出て来るが、それは今までよりもはるかに少ない。

 これだけで今までよりも安くつく。



 例えばボールペン。

 今まで使っていたものは、不良品が多かった。

 10本買えばそのほとんどがインクの出が悪いか、インクが滲むほど溢れていた。

 まともに使えるもの以外は捨てるしかなかった。

 もしくは、だましだまし使うしかなかった。

 10本がほとんど無駄になっていた。

 まともに使えるのは、数十本買って10本になるかどうかだ。



 しかし、値段が数倍のヒノモト製は、10本が全部まともに使える。

 値段が数倍だとしても、実際に使える数は同じ。

 僅かながらヒノモト製の方が多い事もある。



 ここで、値段の差が無くなる。

 使えるものを見つけるまでに費やす金額はほぼ同じなのだから。



 同じ事が他の文房具にも言える。

 使えないほど品質の悪いものがない。

 これが結果として購入費の節約になる。

 最悪でも、今までと費やす経費は変わらない。

 ならば、あえて安いものを大量に購入する理由がなくなる。



 これがノボルの所で確かめられた。

 ならばと他もならっていく。

 安くて使い物にならない道具を買うより、高くても確実に使えるものを求めていく。

 結果として、政府全体の効率が上がっていく。



 コピー機のような大きな、値段の高いものではない。

 100円程度で買える安いものだ。

 それが全体を変えていった。



 こうなると別の問題が出てくる。

 奪い合い。

 盗み。

 少しでも自分の分を確保しようと。

 手に入れたものを転売しようと。

 こういう不心得者が出て来る。



「駄目だよ」

 そういった者達にノボルは容赦しない。

 見つけ出して、即座に処分する。

 民主主義テロリストにしたように。

 反社会・犯罪組織にしたように。

「一族郎党、皆殺しだ」

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