表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/7

2 独裁者の子供に生まれ変わりました 2

 だが、嘆いていても始まらない。

 最悪の国であるが、こんな国で生まれたのだ。

 生き残るためには何とかしないといけない。

「でも、どうすっかな」

 方法はなかなか見つからないが。



 とにかく終わってるのだ。

 産業がない。

 田畑を作るにも国土は砂漠だらけ。

 資源を掘ろうにも、そんなものもなる。

 仮にあったとしても、採掘するだけの金も技術もない。

 ならば知的分野、学問や研究などでといきたいが、そもそも小学校するらまともになり。

 学校教育など夢のまた夢。



 第一、学校に子供を通わせられない。

 誰もが等しく飢えている。

 誰もが一律平等に貧乏である。

 そんな状況で子供を学ばせる余裕などあるわけがない。



 子供だけは生まれてくる。

 楽しみがない国なので、必然的に娯楽は一つになる。

 その結果として子供が生まれる。

 生まれて、ほとんどがすぐに死ぬ。



 こんな国で何をどうやれば良いのか?

 方法が分かれば苦労はしない。



 ただ、放置するわけにもいかない。

 このままでは、いずれ国は滅びる。



 それが民衆による革命によるものか。

 民衆が疲弊し衰退し、労働すらままならなくなってからか。

 どっちにしろ、ノボルの比較的贅沢な暮らしは終わってしまう。



「それだけは回避しないと」

 別に世のため人のためではない。

 国の未来を憂いてるわけでもない。

 輝かしい明日を作りたいわけでもない。



 現代日本並みの快適な生活。

 これだけを確保したいからだ。

 他の事など銅でもいい。

「遊んで暮らせるこの生活。

 絶対に守り抜く!」



 決意は固く、志は低い。

 しかし、やる気だけは確かにあった。

 もう二度と、学校犯罪の被害にあったり、ブラック企業で虐げれたくなかった。

 どうせなら虐げる側として、ぜいたくの限りを尽くしたかった。

 苦労に苦労を重ねた前世の記憶から生まれる信念だ。



 報われない善人より、栄耀栄華を誇る悪人。

 ならば悪人になった方が良い。

 これがノボルが日本で生まれ育って得た貴重な教訓である。



 では、何からやるか?

 前世の73年と、今世の5年の人生経験を総動員して考える。

 今の状況と立場で出来る事を。



「……あれくらいかなあ」

 思いつくことはある。

 というより、今はそれしか手段が見つからなかった。

 なので、それを早速実践していく事にした。

 思い立ったが吉日である。



 そして割と広大な大統領官邸の中。

 私物化されてる自宅の中を歩いて目的地へと無かう。

 大統領執務室へ。

 そこでノックを数回。

 扉が開くと、

「父上!」

 愛想笑いと共に駆け寄っていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


_____________________

 支援サイトのファンティアもやってる↓


【よぎそーとのネグラ 】
https://fantia.jp/posts/2691457


 支えはいつでも募集中。

_____________________



+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ