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コミカライズ決定【3位】ヴェリタスの最終定理6 悪魔の慈愛  作者: 王璃月
●第23章:悪魔の慈愛

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18/23

証明3:最終決戦!数秒で終わる世界大戦!

ゼランティア国立歴史編纂所の奥深く、膨大な資料に囲まれた一室。

そこでは、かつてウエストワールドを支配した全知の王ヴォイド・ナギ・ヌルフィールドと、当代随一の歴史学者ニーア・ヴェリタスが、至高の学術的対話に興じていた。


「いーい?ヴォイド?歴史っていうのは、常に勝者が作る一番の物語なのよ!私たちが編纂しているのは、単なる事実の羅列じゃない。未来へ繋ぐための、最高に輝かしい軌跡なんだから!」


ニーアは、その鮮やかな琥珀色の瞳を輝かせ、腰に手を当てて言い放った。彼女の口調は常に自信に満ち、どこか高飛車でありながらも、その根底には人類の歩みに対する深い愛情が流れている。

対するヴォイドは、感情の起伏を感じさせない穏やかな声音で応じる。


「ニーア君。君の言うことは最もだね。だが、僕にとっては、歴史とは解かれるのを待っている巨大な数式に過ぎない。興味があるのは、その変数がいつ、どこで書き換えられたか。いまはただ、それだけだよ」


大天才の奇人ヴォイドの興味は、今や純粋な学究の徒へと変貌を遂げていた。彼もまた、彼なりの善意を持って、世界の構造を解き明かそうとしていたのだ。

その時である。部屋に設置された魔導モニターが、緊急ニュースを告げた。


『速報です。ウエストワールド旧倫理局のマキナ・ボーン氏が我が国への亡命を申請。彼女の夫アレック・ボーン氏は、ウエストワールド警察の不当な暴力によって殺害されたとのことです』


画面に映し出されたのは、痛ましくも美しい未亡人を演じるマキナの姿だった。彼女は警察の蛮行を訴え、涙ながらに己の不遇を嘆いている。


「はああああ!?なにあれえ?……信じられないわ!」


ニーアが叫び、モニターを指差した。


「夫が警察に殺された?そして、亡命ですって?」


だが、その隣でヴォイドは、不可解なまでの「安堵」をその瞳に浮かべていた。


「……ようやくだね。ニーア君、これこそが、僕の待ち望んでいた展開だよ」


「待ち望んだ?……って何よ、ヴォイド!『悪魔』がこの国に、正式に入り込んだのよ?冗談じゃあないわ!」


「いやいや。だからね、ニーア君。彼女の亡命こそが、倫理局という歪な方程式を完全に解体するための、最後のトリガーだったのさ」


マキナ・ボーン。


彼女の本質は「他責」である。

彼女はゼランティアの査問会において、切々と警察の悪逆非道を説いた。夫アレックがどれほど倫理を愛し、秩序を求めていたか。それを警察がいかに無慈悲に、武力によって踏みにじったか。

だが、彼女の強烈な自己正当化は、思わぬ方向へと暴走を始めた。自分を貶めた警察をより深く、より醜く描こうとするあまり、彼女は語る必要のない「内情」までもを暴露し始めたのだ。


「悪いのは全部、警察よ! 私はただ、認識阻害の魔法を維持して、あの大変な国を穏やかに保っていただけなのに!世界の誰にも気づかれないように、あんな掃き溜めのような場所を、世界に美しく見せてあげていたのは、この私よ!手柄は、私のものよ!私に逆らう者は、全て、破壊するわよ!」


その瞬間、ゼランティアのみならず、中継を見ていた全世界に激震が走った。

これまでウエストワールドの内部で起きていた異常なまでの倫理的抑圧が、なぜ国際社会に露呈しなかったのか。その答えが、ひとりでに、マキナ自身の口から語られたのだ。


「認識阻害……国全体を覆うほどの?正気じゃあないわ、そんなこと」


ニーアは戦慄した。


「彼女、自分の功績を自慢したいがために、自分が一国を魔法的に隔離していた主犯だって、頼まれもせずに白状したようなものじゃない。いやいや……何なのよ……これがねえ……これがさあ……うーん…………どれほどの国際法違反か、わかってないの!?」


「彼女にとっての優先順位は、法でも倫理でもないんだね。『自分が一番可哀想で、自分が一番頑張っていた』と、他人に認めさせることなんだよ」


ヴォイドは冷徹に分析する。


「自らの手を汚さず、誰かに責任をなすりつけることで生きてきた彼女が、ついに、自分自身の『汚点』さえも他責の材料に使い始めた。これは、皮肉なものだよ。彼女の亡命そのものが、倫理局の蛮行を、何よりも雄弁に証明してしまった」


だが、事態はそこで止まらなかった。


マキナの自白は、つまり、「マキナが、国一つを容易に隠蔽できるレベルの悪魔」であることが発覚したということである。彼女がその気になれば、暇つぶしで一国を焼き尽くすことなど容易い。そんな怪物を、ゼランティアは「一般市民の亡命」として、まんまと国内に招き入れてしまったのである。


「50年前の賢者エラーラ・ヴェリタスや、10年前の飛竜アスナ・クライフォルトならまだしも、今のこの国にあの悪魔と正面からやり合える人間なんていないわ!……もう、おしまいよ……みんな、みんな殺されるのよ……!」


ニーアは自らの頭をかきむしり、焦燥を露わにした。


「もう。こうなったらプライドを捨ててでも、今すぐルキアを呼ぶべきよ。あの悪魔少女なら……


その時。


重厚な研究室のドアが、完璧なタイミングで開かれた。


「どうやら、最後の舞台の幕開けに、遅れを取ることはなかったようですね」


現れたのは、漆黒のドレスを身に纏う、怒りと悲しみと、途方もない虚無感と圧倒的な意志を内包した愛の少女。


──ルキア・ブラックであった。


彼女の瞳は、まるで、複雑な数式を眺めて楽しんでいるかのように輝いている。その立ち振る舞いは、一介の警官というよりは、劇場を統べる女優のようであった。


「ルキア!?なんであなたがここに……!」


ニーアが驚きに目を見開く中、ヴォイドが静かにティーカップを置いた。


「ニーア。まずは落ち着きなよ。彼女なら、僕が一週間前に、既に呼んでいたんだよ」


ルキアはヴォイドに向かって、芝居がかった一礼をして見せた。


「流石はヴォイド、元倫理局代表。そして、私の育ての父」


ルキアは部屋の中央まで歩を進めると、机の上に並べられた歴史資料を興味深そうに眺めた。


「歴史ねえ。……過去という固定されたデータを編纂する作業に、これほどの情熱を捧げるとは。ニーア・ヴェリタス君。貴方の情熱は実に非論理的で、素晴らしいよ」


「ちょっとあんたね!褒めてるのか馬鹿にしてるのかはっきりしなさいよ!」


ニーアの抗議を、ルキアは楽しげな笑みで受け流した。


「どちらも、ですよ。さて」


ルキアの表情が、一瞬にして冷徹な眼差しに切り替わった。


「ニーア、貴方が編纂する歴史に、この一節を書き加えるといい。『悪魔とは、自らの影にさえ、責任を転嫁する存在である』と」


ルキアは制服の袖を整え、悠然と部屋を出ようとした。

その背中には、一切の迷いも、あるいは実の親を討つ苦悩すらも感じさせない、圧倒的な知性の光が宿っていた。


「さあ、喜劇の結末をお見せしましょうか。ヴォイド、そして、ニーア君」


彼女の愉快そうな笑い声が、廊下に響き渡る。

ヴォイドは微かに口角を上げ、ニーアは、どこか信頼を寄せた瞳でその背中を見送った。


・・・・・・・・・・


結果から先に記述しよう。


マキナ・ボーンとルキア・ブラックの、世界の存亡を懸けた最終決戦。それは、両者の魔力や知略が激しくぶつかり合うような、いわゆる、王道の死闘には全くならなかった。


勝者はルキア。


それも、「有史以来、最も一方的で、最も短時間で終結した世界大戦」と記録してもいいほどに、圧倒的かつ残酷な勝利であった。

ゼランティアの中心にそびえ立つ、白亜の国会議事堂。数千年もの間、叡智と議論の象徴としてこの国を見守ってきた壮麗な建築物の前の広場が、この歴史的な最後の舞台となった。

空は、マキナが放つ魔力によってドロドロとした暗紫色に染め上げられ、雷鳴が轟いていた。彼女は議事堂前の広場の中央で、己の魔力に振り回されるようにして叫び声を上げていた。


「来ないで!私に近づかないで!私は……可哀想な被害者なのよ!悪いのは全部、全部あの娘なんだから!」


マキナの精神は、すでに限界を迎えていた。彼女は悪魔でありながら、己の責任というものを一切直視できない。その巨大な魔力は、ただ周囲を威圧し、同情を引くためだけに無軌道に撒き散らされていた。


そこへ、現れたのである。


漆黒のドレスに身を包んだ、うら若き最高権力者。

年齢わずか十二歳。透き通るような白い肌、人形のように整った愛くるしい顔立ち。どこからどう見ても庇護欲をそそる可憐な美少女である。

しかし、その背中から広がる漆黒の翼と、頭部に戴く悪魔の角は、彼女がこの世界における絶対的な捕食者であることを静かに、しかし強烈に主張していた。


ウエストワールド警察代表、ルキア・ブラック。


「おやおや、なんとも見苦しい数式を展開しているね、マキナ君」


ルキアは、荒れ狂う魔力の嵐の中を、まるで春のうららかな庭園を散歩するかのような優雅な足取りで歩み出た。十二歳の少女らしからぬ、すべてを達観したような傲慢さと、相手を煙に巻く愉快そうな響きが同居していた。


「他責ね。その変数を無限に代入し続ければ、いずれは演算系そのものが崩壊する。そんな初歩的な論理すら見失うとは。君のその哀れな姿……実に興味深い」


「母親に向かってなんという口を!ルキアァァァッ!貴様ァァァッ!」


マキナは、実の娘の姿を見た瞬間、恐怖と憎悪で顔を醜く歪ませた。彼女の本能が、目の前の愛くるしい少女が、自分を完全に打倒しうる存在であると警鐘を鳴らしていた。


「あなたが悪い!あなたが私の幸せを壊したのよ!消えなさい!消えなさい!……消えなさい!」


ルキアは、クスリと笑った。


「私を消したい? なるほど。ならば、力で証明してみせたまえ。もっとも、君のような『ゼロ』に、私を穿つだけの力があるとは思えないがね。……さあ!」


ルキアは、無防備に両手を広げ、極めて意図的に、そして致命的な「隙」を作って見せた。

それは、狂った獣を誘導するための、完璧な罠であった。

マキナはルキアの挑発に完全に乗り、パニックに陥ったまま、己の持つすべての魔力を一点に集中させた。国の一つや二つを容易く消し飛ばすほどの極大の光弾。それが、ルキア目掛けて放たれた。


「死ねよやっ!」


光の奔流が、空間を削り取りながらルキアへと殺到する。

だが。


「……単調だ。予測の範疇を出ないね。だからこそだよ!」


ルキアは、ただ一歩、横にステップを踏んだだけだった。

まるでワルツを踊るかのような、優雅で愛らしい足捌き。たったそれだけで、世界の終わりを思わせるマキナの極大魔法は、破壊力を削り取られて、ルキアの身体の数ミリ横を通り過ぎていった。

そして、その光弾がどこへ向かったか。

ルキアの背後。すなわち、ゼランティアの象徴たる「国会議事堂」の正面玄関であった。


轟音。


閃光。


歴史的建造物の一部が、マキナの放った魔力によって跡形もなく吹き飛んだ。土煙が舞い上がり、ゼランティアの警備兵たちの悲鳴が響き渡る。


「あ……」


マキナは、自分の放った魔法が他国の議事堂を破壊した事実を前に、呆然と立ち尽くした。

ルキアは、肩についた埃を払うふりをしながら、愉快そうに微笑んだ。


「おやあ?手元が狂ったのかな?だがね、ありがとう、と言っておこうか。結果は明確だよ。亡命者による、他国の議事堂に対する、明確な武力攻撃。これはもはや、個人の暴走などという可愛いものではない。立派な『テロリズム』だ」


ルキアの腰のポケットに入っていた、ゼランティア政府直通の特製端末が鳴り響いた。

画面には、ゼランティア国家元首からの緊急メッセージ。


『ウエストワールド警察代表ルキア・ブラック殿。即時、対象マキナ・バイタルの捕獲、あるいは殺害を許可する。いや、どうか、どうか我が国を……世界を救ってくれ!頼む!』


ルキアは、そのメッセージを一瞥すると、満足そうに頷いた。


「だそうだ。……つまり、法的な手続きは完了した。君は今、正式に『排除すべき悪』として認定されたわけだ。悪魔として、この懇願……確かに受諾しよう!」


マキナは、自分がルキアの掌の上で、完全に「テロリスト」に仕立て上げられたことに気づいた。


「違う!私は悪くない!あなたが避けたから! あなたが私を煽ったから!」


「ええ、その通り。私が避けたからだよ。だがね、それがいったい、どうしたというのかね?」


ルキアの瞳から、一切の感情が消え失せた。

残ったのは、絶対的な理性の光。天才の悪魔少女が持つ、世界を統べるための圧倒的な演算能力だけだ。


「マキナ。君という存在は、この世界においてあまりにもバグが多い。よって、これより君の存在係数を『ゼロ』に還元する。光栄に思うといい。君のために、私が直々に、悪魔的に、わざわざ手を下してあげるのだから!」


ルキアが、白く細い指をパチンと鳴らした。


その瞬間。


ルキアを中心に、空間そのものが「歪んだ」のだ。上下左右の概念が消失し、マキナの周囲の景色が、まるで巨大な万華鏡のようにねじれ、砕け散っていく。


「な、なにこれ!?空間が……体が……!」


「空間圧縮、並びに、次元断層。君の行き先は、もう、座標軸には存在しない。縦も、横も、高さも、そして時間すらも存在しない『ゼロ次元』だ」


ルキアの可憐な唇から紡がれる冷徹な宣告。

マキナの周囲の空間が収縮していく。光すらも逃れられない超重力の檻。マキナの肉体が、ミシミシと音を立てて圧縮されていく。


「いやあああああ!助けて!誰か、誰か私の代わりに!」


「代わりなどいない。オンリーワン。君は一人だ。永遠にね。……さようなら……ママ」


ルキアが寂しげに、しかし、意志を込めて右手を握りしめた。

その瞬間、マキナの肉体は完全にこの世界から消去され、塵ひとつ残さず消え失せた。

空を覆っていた紫色の暗雲が晴れ、嘘のように澄み切った青空がゼランティアに戻ってきた。

マキナが攻撃を仕掛けてから、わずか数秒。

戦いは、ルキアの圧倒的な力の前に、一瞬で幕を下ろしたのである。


悪魔・ルキアは、マキナに「反省」などさせなかった。


一般的に、人間社会の司法というものは、罪人に罰を与えることで改善を促したり、己の罪を後悔させるために処刑を行ったりする。


だが、ルキアはそんな生温いことはしない。


彼女は愛くるしい美少女であるが、その本質は紛れもない「悪魔」である。人間の基準で測れるような慈悲は持ち合わせていない。

彼女がマキナに与えたのは、肉体の完全消去と、その「意思のみ」をゼロ次元へ転送するという、悪魔的な結末だった。


これが、何を意味するか。


死も生も、時間もない無限の無。そこには、光もなく、音もなく、他人もいない。自分一人だけの意識だけが永遠に漂い続ける究極の孤独。

マキナの本質は「他責」である。他人がいて、その他人に責任を押し付けることでしか自我を保てない。


だが、ゼロ次元には押し付けるべき「他者」が一切存在しないのだ。


他責をしようにも相手がおらず、かといって自分の罪を後悔するような機能は彼女の魂には備わっていない。彼女は永遠に、「なぜ自分がこんな目に」という理不尽な怒りだけを抱えたまま、何の反応も返ってこない虚無の中で、ただ己の存在を持て余し続けるのだ。

反省する機会すら奪い、自己完結の無限地獄へと叩き落とす。

これこそが、超越した知性を持つ悪魔少女が下した、最も合理的で、最も残酷な「正義の執行」であった。

遠く離れた安全地帯から、事の顛末を観測していたニーアとヴォイドが、広場へと駆けつけてきた。


「ちょっとルキア!あんたって子は本当に!……議事堂の一部が吹っ飛んだじゃないの!私がゼランティアで一番愛してる歴史的な建造物なのに!」


ニーアは、腰に手を当ててプンプンと怒ったふりをしながらも、その顔には明らかな安堵と、ルキアに対する深い信頼が浮かんでいた。彼女は、この十二歳の少女が「別格」であることを素直に認めていた。


「ふふっ。ご機嫌斜めだね、ニーア。だが、この程度の被害で済んだのは、私が一番効率的な解を導き出したからだ。それに、破壊された議事堂は、新たな歴史のモニュメントとして再建すればいい。君の編纂する歴史に、新しい輝かしい1ページが加わったのだ。さあ、喜んでくれたまえ」


ルキアは悪びれもせず、愛らしいウインクをして見せた。

ヴォイドは、崩れた議事堂の瓦礫を見つめながら、静かに拍手を送った。


「見事だったよ、ルキア。マキナというエラーは、君の手によって完全に世界の方程式から弾き出された。君は本当に……興味深い存在だ」


ルキアは、悪魔である。

だが、彼女は正義と人間を深く愛する「悪の悪魔」であった。

悪魔の世界においては、人間を愛し、秩序を守ろうとするルキアの思想は、完全なる異端である。悪魔社会のヒエラルキーからすれば、彼女は「人間を陥れる」という社会のルールを乱す反逆者、言うなれば「悪魔界の左翼」あるいは「反社悪魔」とでも呼ぶべき存在だ。


一方、マキナは「倫理」という言葉を使って善人のふりをしながら、その実、悪を成すために悪を成すことを愛する「正義の悪魔」であった。


このウエストワールドという国、いや、この世界全体は、悪魔でありながら悪を憎み、人間の真っ当な混沌を愛するという、悪魔としては極悪極まりない「悪い悪魔」の手によって、完全に守り抜かれたのだ。


「さて、と」


ルキアは、ドレスの裾を翻し、澄み渡ったゼランティアの青空を見上げた。

太陽の光が、彼女の漆黒の翼を優しく照らしている。


「私の仕事はこれで終わりよ。……ヴォイド……いや、父さん。そしてニーア。またいつか、面白い数式が見つかったら呼んでくれたまえよ!」

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