高額な情報 ②
【悪魔も聖書を引用できる——】
衝撃のラスト!
あなたはきっと騙される!!
「沢尻さん。わたし、太陽の光、久しぶりに浴びちゃった」
麗子は後部座席の窓ガラス越しに空を見上げながら言った。白っぽい光を放つ太陽が、はるか上空にそびえている。
昼間はずっと寝たきりで、久しく太陽の光を浴びていなかった。そのせいか、現実感が薄く、なんだか夢の中にいるような心地がした。
「それで、いくら払ったんですか?」
金額を伝えると、沢尻は少し呆れたような声を漏らした。
「ほう。あの女、ずいぶんと吹っかけてきましたね」
「いいじゃない。わたし、ああいう子、嫌いじゃないわ。生きるために手段を選ばないっていうか、貪欲っていうか、そういうのってすごく人間らしいと思うの」
沢尻は運転をしながらペーパーカップを口元に運ぶ。麗子が彼のためにテイクアウトしてきたものだ。
「ですがお嬢様、これに味を占めて、またタカってくるのでは?」
「ええ、そうかもね」
「そのときは、どうされるおつもりで?」
「そうね。また、お金の無心をしてくるのはあの子の自由よ。でも、そのあとのことは責任もてないわ」
麗子はバックミラー越しに沢尻と目を合わせた。
彼の目が妖しく光り、互いの高揚した気持ちを反映するかのように、エンジンが唸りを上げて加速した。
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