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メモからはじめる魔物図鑑  作者: 平凡な三十代
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第69話 下積み冒険者は森の異変を知る

コボルトを討伐した後ホブゴブリンなどを討伐し昼時を迎えたので見晴らしのいい草原まで出て弁当を食べる。


(数に気を付ければコボルトも問題なさそうだな)


(そうだね。またレベルも上がったし、やっぱり同格だと経験値が違うね)


(確かにな、ホブゴブリンに手を出すまでF相当の魔物を狩ってもレベルが上がらなくなってきていたからな。より強い魔物をっていう他の冒険者の気持ちも分かる気がするよ)


弁当を食べ終え、次にディクトに魔石を与える。


(他所は他所は、うちはうちだよ)


(そうだな、ありがとう。私たちは私たちのペースでやっていこう)


魔石を与え、ディクトもレベルがあがった。


Eランクに上がってこつこつ討伐を重ね、私とディクトのレベルは少しずつ上がっていた。


今回でレベルは私が10、ディクトが12になった。 こっちの世界に来て約1年、やっとレベルが二桁だ。

異世界転移して1年ってラノベとかなら最強化してたり貴族になってたりもっと派手なんじゃないかと少し落ち込む。



昼休みを終えようと思っていると気配を感じそちらに目を向けると森の方からワイルドラビットが飛び出していった。


魔物が湧く森であるが動物も存在する、しかし、本来臆病で森の中で見かけることはほとんどない。


嫌な予感がして【気配探知】で周囲を探ると普段はいる虫や小動物が明らかに少ない。いたとしても一様に森のほうから草原の方へと向かってきている。


これは何かあったかもしれないと思い、急いで村に帰ることにする。キラーアントと件もあり悪い想像が膨らむ。



急いで村に戻るといつもと変わらない開拓村の風景がそこにはあった。


安心して息をはき、ギルドに向かう。

ギルドに入ろうとすると扉が開き、ちょうど出て来た岩川君達と鉢合わせする。


「どけ! 俺達は急いでいるんだ」


見るとよほど急いでいるのか、乱暴に言い放ち村の外の方へと走っていった。


ギルドに入り、ドワ子のカウンターへと行く。


「勇者(笑)パーティに会ったけどどうかしたんですか?」


「拠点を変えるって、なんか焦ってた」


確かにそんな感じだった。


「それとなんですけど、あの……」


先ほどのの森の様子をドワ子に伝える。するとドワ子の顔色が変わり隣の職員にメガネを連れてくるように言う。



その時、ギルドの扉が大きな音をたてて開かる。


焦燥を顔に浮かべるツバキ師匠がそこに立っていた。

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