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メモからはじめる魔物図鑑  作者: 平凡な三十代
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閑話 Fランク冒険者 ギルバート

俺の名はギルバート、いつもはギルと名乗っている。15才の新人冒険者だ。


アインスで生まれ育った。親父とお袋が農家をしていて、俺はそこの次男、農家は兄貴が継ぐことになるので俺は自然と他で仕事を探すことになった。

正直、ちまちまと地道に働くのはしょうに合わなかったので冒険者になることにした。冒険者は他の職業と比べて死亡率が高く、あまり人気がない。自分から魔物に会いにいくのだから当たり前だ。

家族や幼なじみのローザには反対されたが押し切って冒険者になった。その際に幼なじみも一緒に冒険者になるといって聞かず、登録することになったがあいつはもしかして俺のことを好きなのだろうか?


アインスの冒険者ギルドで登録をして、スキルを発現させる。手に入ったスキルは『槍術』、『魔力操作』、『加速』だ。レアスキルではなかったし、魔法を覚えられなかったが無難な構成でよかったと思う。

 聞いた話では冒険者ギルドでスキル発現させても戦闘スキルを得られないなんてやつも極稀にだがいるらしい。冒険者になって魔物を討伐できないなんて何の意味もない。そうならなかっただけでもよしとする。


 初心者講習で初めて槍を使ったが、使い方さえ教えてもらえばなんとなくどう動かせばいいのかがわかった。やはりスキルの力はすごいと思う。その日の内に基本を修め、教官に合格をもらい昇格することができた。ローザも魔法系のスキルを得て、コツをつかむのに苦戦したらしいが2日目には合格を貰えたようだ。


Fランクに昇格した次の日、俺はローザとアインスの防壁の外に魔物の討伐に出かけた。アインスの近くには魔物が少ないのか全然見つからない。俺たち以外にも魔物を探す駆け出し冒険者がちらほらいる。子供の頃、外を怖がっていたのが馬鹿らしくなってくる。

スライムを見つけるとローザの攻撃魔法で一発でスライムは倒せた。何もしていないのは格好悪いのでなんとかもう1匹探す。

やっとのことでもう1匹スライムを見つけローザに待機させ俺が槍で戦う。動きの遅いスライムを『槍術』の基本アーツ【ピアース】で突き刺して倒せた。


こんなものか。両親に聞いていた魔物の怖さを全然感じない。


なんだ楽勝じゃねぇか。



Fランク冒険者は幼なじみともっと魔物を倒すために近くに魔物が生まれやすいと言われる開拓村を目指す。

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