ビタン王国1の臆病者 前編
アストリッド・ディランが生まれたのはビタン王国末期の時代だった。周辺国との戦争に勝ち続けたビタン王国は大陸内陸部に広大な国土を有していく。ともなれば貴族たちは富み栄え、国家繁栄の礎となっているビタン王国騎士団に敬意を向けた。
特に『ビタンの双璧』と呼ばれるふたりの騎士隊長の人気は高く、彼らに憧れて騎士になるという若者が続出するほどだった。特にビタンの双璧のひとりにして『ビタンの次期国王』と呼ばれるルクス・ディランの人気はすさまじかった。
それこそルクス・ディランの甥と言う理由で、子供時代のアストリッドが周囲から攻撃され続けるほどに。そうして宮廷が恐ろしくなったアストリッドは、逃げるように12歳で中等教育機関に入った。だがその中でも多くの年上の生徒にいじめられ続ける。一年生の時には階段の上から突き飛ばされる事案が発生し、アストリッドをかばった生徒が負傷して騎士の道を断たれた。
だがそんな嫌がらせにも耐えて騎士昇格試験を受けようとしていた矢先、緑竜を倒すべく出兵した特別部隊が全滅し伯父も戦死したことが報告された。
『ビタンの双璧』にして『ビタンの次期国王』だった伯父はディラン公爵でもあった。そんな伯父が亡くなったことで公爵位はアストリッドの父が継ぎ、アストリッドは未来のディラン公となる。
その瞬間からすべての嫌がらせは終わり、周囲すべての人間が手のひらを返したように媚び始めた。その環境に耐えられなくなったアストリッドは、13歳で近衛騎士隊に配属されながらも騎士を辞めて留学名目でビタンから逃げ出す。
アルマート公国に移ったアストリッドは、知人の紹介で後の恩師と知り合った。相手は海運会社を営んでいる人でノワール・ブレストンと名乗る。騎士団長を辞めて悠々自適な生活をしていると穏やかに語る恩師は、船で世界各国をめぐっていた。時に背中から赤い羽根を出して魔物を焼き尽くし、時に土石流そのものを吹き飛ばし、さらには海賊を素手で倒して手下にしてしまう。
そんな恩師との旅は楽しいが、伯父を死に至らしめたビタンへの怒りは消えない。だがビタンへの恐怖もまた消えなかった。
恩師と旅をした後、アストリッドは14歳の時に大陸東部のテイリュンス王国で騎士昇格試験を受けた。いつまでも恩師の世話になっているわけにもいかず、でも騎士の対する憧れもある。それになによりビタン王国を倒すなら大陸内のどこかの大国に所属していなければならない。
そんな考えでテイリュンス騎士になったが、騎士になってもテイリュンスへの忠誠も愛国も抱くことができなかった。ビタン王国は周囲の小国を侵略して国土を広げていった。それに対し、テイリュンス王国は長らく北のブラマ王国と戦争を繰り返している。
そして長い戦争はどの国でも、貧困を招き戦争孤児や難民を生み出すらしい。そんな戦争の裏に隠されたものを目にしていた頃にビタン王国滅亡を知った。伯父の仇で倒すべき存在だったものがなくなったことで、アストリッドは再び騎士を辞めてしまう。
騎士を辞めて恩師のいる大陸南端の小国へ行くと、そこは復興中だった。聞けばビタン王国が魔物を引き連れ侵略し、王都の大半を焼き尽くしたらしい。だからしばらく恩師からの手紙がなかったのかと納得する反面で、自分の出自を呪った。
ビタン王国などではなく、恩師のいるこの国で生まれたなら、国を焼かれた彼らと悲しみを共有できただろう。だが自分はこの国を焼いた側の人間なのだと思うと、死ぬ以外の詫び方が思いつかない。
そんな時に、恩師は笑いながら言うのだ。
「君が命を捨てることで、誰かの命が戻るわけでもない。詫びがしたいというなら、今後の人生でひとりでも多くを幸せにしなさい」
恩師は戦神ロールグレンの転生で、国を襲った魔物のほとんどを単独で駆除したらしい。だからこそビタン王に成りすました魔族は虐殺も早々に、欲しいものだけ奪っていった。そして戦神の報復を恐れて、奪った捕虜を殺すこともしなかった。
そんな恩師ノワール・ブレストンは魔族すら恐れる存在だったが、アストリッドには優しい人だった。ただそれでも他人を幸せにすることなど自分にできるわけがない。
むしろアストリッドは苦しいことから逃げることしかできない無能な役立たずだ。伯父のように強くもないから、嫌がらせに抵抗することもできなかった。
そんなアストリッドは恩師の元で、一年ほど復興を手伝いながら過ごした。それでも新しく建ったというグレイロード帝国を見に行くこともできない。むしろ帝国から逃げるように再びテイリュンス王国へ戻ると、傭兵としてテイリュンスとブラマを往復しながら暮らすようになった。
アストリッドを恩師と引き合わせてくれた知人から、ブラマ王国を見張るよう頼まれてしまったからだ。
その知人は元々伯父の知り合いなのだが、アストリッドを伯父の代役にしようとしている節があった。むしろ伯父がアルマート公国で恩師と知り合うことで強くなったから、アストリッドもそうさせようと考えたのかもしれない。
そして伯父の代わりに、いずれ闇王が復活した時にはアストリッドを戦わせようとしている。
宮廷からも、騎士の責務からも、ビタン王国からも逃げた臆病者に、世界を救うなんてことができるわけがないのに。
テイリュンス王国は法の厳しい国だった。たとえ食うに困った孤児だとしても、盗みを働けば地下牢へ入れられる。そしてそれをかばった者は被害者だろうが誰だろうが、共犯として処罰を受ける。
実際にパンを盗んだ難民の子をかばったとして解雇処分となった騎士もいた。
16歳になったアストリッドはテイリュンス王国王都で、盗みを働いた難民の子をかばおうとしていた少年と出会った。護衛をふたりもつけた世間知らずそうなお坊ちゃん。アストリッドよりも華奢で小柄なその少年はロイスと名乗った。
彼らはテイリュンスまで船でやってきて、王都で一泊した後に陸路でブラマ王国へ行くという。この時期はブラマで剣術大会が行われているので、そういう人間は多くいた。特にここ数年は休戦状態が保たれているため、傭兵や行商の行き来も増えつつある。
だがそれよりも問題は目の前にいる世間知らずのお坊ちゃんだろう。テイリュンスでこんななのだから、ブラマでまた何をしでかすかわからない。それでロイスひとりが罰を受けるのなら自業自得でいいが、この場合に尻ぬぐいをさせられるのは護衛役のフィーリスだ。
「世間知らずのお坊ちゃんのせいで、フィーリスさんが苦労させられたら可哀想だから、オレがブラマまで案内するよ」
「僕は世間知らずじやないけど? ねぇ、フィーリス? 僕ひとりでもそこそこ行けてたよね?」
「えええ……まあ……」
四人の中で一番小さいくせに態度は大きい。そんなロイスに優しいフィーリスは笑顔で同意しようとしていた。しかしそこで愛想を雪山で捨てたのだろうディケンズが口を挟む。
「単独行動を決めた時点から間違いとしか思えないが」
正論でロイスを叩き潰すのは、大陸北のスーベルト王国騎士団の副団長ディケンズ・ロッドという。魔法剣スノーホワイトを所有しているため、竜に乗って最高速でロイスを追える人材が彼しかいなかったと聞いた時は耳を疑った。そもそもガイアイリス大陸には騎竜はいない。竜を駆ることができるのは南の大陸にある竜王国の竜騎士だけだと伯父の書庫にある本にあった。
しかしフィーリスが、アストリッドの予想する相手だったなら話は変わる。恩師のお子は美少女と間違われるような見た目だったらしいが、竜の巫女から生まれた男子だった。竜王国においては王位継承権を唯一持ったその人なら守護竜がいるので、その竜が人を乗せることは可能になる。
ただスーベルトの副団長と恩師のご子息を護衛にしている時点で、ロイスはただのお坊ちゃんじゃない。
そして態度はおかしいのに世間知らずな、小さい無鉄砲をアストリッドはいつの間にか友人のように思ってしまっていた。生まれてから今までひとりだって存在しなかった年の近い友人に。
「ねえ、リッドはずっと傭兵やってる? もしそうならグレイロードにおいでよ。僕が王都を案内するよ」
「あそこの王都クレリスはオレのほうが詳しい自信あるんだけど。それよりおまえのその案内って、周りに無断でとかいう話だろ」
「当り前じゃないか! バレたら確実に怒られるよ。今回だってフィーリスだから怒られてないだけだからね」
「絶対ダメなやつじゃないか」
自称17歳のロイスはきっと真剣に語っているのだろう。アストリッド自身も公爵家の生まれだから、護衛や使用人の目を盗む苦労はわかる。ただそうしてまで王都の案内をしてくれるというロイスの気持ちは嬉しかった。
ロイスはきっとグレイロードの王族か、それに連なる家のお坊ちゃんなのだろう。だとしたら恩師の親戚筋になるのだろうか。そんなことをのんきに考えていたアストリッドは、ブラマ王国で数日過ごすうちに現実を手にした。
ロイスがブラマ王国にやってきたのは、奪われた赤の魔力剣を取り戻すためだった。アストリッドよりも小さく貧弱なのに1つ年上らしい彼は、自分の魔力剣を取り戻すために大国ブラマに挑むつもりだったのだ。
そしてそんな彼を追いかけてブラマ王国へ十将軍の一部がやってくる。
その中に、アストリッドがかつて世話になった先輩がいた。13歳の時に近衛騎士隊へ見学に行った時に案内をしてくれた人は、現在は第一部団長をしているらしい。
アストリッドは彼のことを覚えていなかったが、相手は覚えていてくれた。あげく背が伸びて見た目が変わっただろう傭兵を、アストリッドだと気づいてくれた。ただそれだけで嬉しくなるのは単純な証左だ。
「君はいま何をしている?」
ヒルキス・フレイヤードの問いかけに、アストリッドは素直に傭兵だと答えた。
「リッドと名乗って傭兵をしています。今はロイスっていう世間知らずの子守りですけど」
「そうか。陛下はその傭兵のことを親友だと言っていたが」
「へいか? あんな小さいのが」
「大陸南部は小柄な人間が多いようだ。それでも出会った頃より随分成長された」
「なるほど……魔力剣の持ち主だから」
魔力剣を持った王族ではなく、建国王本人だった。そこにたどり着けなかったのはアストリッド自身が帝国に関する情報から逃げ続けてきてしまった結果だ。むしろそもそも魔力剣は一本でも手にすれば国が手に入ると言われる伝説の宝刀なのだから、ロイスがここに来た目的を知った時点でたどり着くこともできた。
だがそれができなかったのは、アストリッド自身がその答えから逃げていてたからだ。
「君はどうする」
「えっと……ロイスの友達でいるには……騎士じゃないとですよね」
「陛下は地位を理由に人が遠ざかることを悲しまれる。しかし君ならそんな陛下の親友で居続けられそうだな」
生真面目そうな相手から向けられる正論にアストリッドはうなずくことしかできなかった。建国王と同等の地位というと、それはもう五大公のひとりになるしかない。つまり公爵になれという話だが、現状でそれができるロイスと同世代の人間はアストリッドだけだった。
そしてきっとロイスは今まで、その地位を理由に友人を作れずにいたのだ。アストリッドと同じように。
ブラマ王国に現れた闇王を倒したのはロイスと帝国の十将軍たちだった。アストリッドはそこに加わっていない。知人の望む伯父の代役などというものは、ロイスを追って現れ、ロイスを半泣きにさせるほど説教した近衛騎士団長を見た瞬間に終わっていた。
なぜならその近衛騎士団長は奇跡的に生存していたらしい伯父本人だったから。魔族を倒して国を建てたロイトヒュウズと伯父がいるなら、もう自分がいる必要はない。
そんなことを素直に思うアストリッドが戦いを眺める隣に、緑の瞳の美女が現れる。
「必要のない戦力なんてないわ。赤の魔力剣も万全ではないもの」
「ウィルタさん、オレが臆病って知ってるのに」
「あなた、あそこにいる魔神種を怖いと思ってるの?」
「アレはあんま怖くないけど」
「そうね。あなたは臆病なのではなく優しすぎるのよ」
「わー、褒められたら行くしかないね」
緑の魔力剣ウィルタは、なぜかアストリッドを所有者にしてくれて一緒にいてくれる。それは嬉しいが、彼女にはいつも本当に所有者にふさわしい人間と会えたらそちらに行くようにと言っていた。その上で自分はウィルタの力を借りて傭兵の仕事をしている。
そして今回は世界の脅威である魔神種の闇王の力の源である角を切り落とすことを、魔力剣の能力を借りて行った。
だがこれはあくまで風を司る攻撃型魔力剣が強いからできた話だ。アストリッドの実力ではないし、自分はどうしたところで伯父の足元にも及ばないと思っている。
ただそれでも自分よりも泣き虫だったらしい親友が、「王様だと知ったとたんにいなくなるとつらい」と泣くことは防がなければならない。むしろ性悪で人を潰すことを娯楽にできるような人間が集まる宮廷に、親友ひとりを行かせることもしたくない。
むしろロイトヒュウズの親友を名乗るなら、ディラン公爵となって宮廷を黙らせる程度のことはできなければならないのかもしれない。そんなことをしてやれる自信はかけらもないけれど。
帰国したアストリッドが最初に行ったのは父親への謝罪だった。帰国してからわかったことだが、アストリッドは諸外国を遊学しているということになっていた。実際にはビタン王国から逃げ出しただけだというのに。
しかもグレイロード帝国は建国当初、五大公からそれぞれ若い身内をひとりずつ近衛に求めていた。そうすることで新しい王が何をしているのかを、正しく五大公へ報告できるだろうからと。
しかしディラン公爵家には騎士になれる子供がアストリッド以外にいない。アストリッドの弟は芸術面は秀でているが、身体能力が低く馬にも乗れないからだ。そのことに関しても当初は「嫡男はどこにいるのか」と問われていたらしい。
王のその質問に父は遊学中としか返さず、他の家に先んじて次男を従者として差し出した。
五大公側はみんなわかっていた。それが実質的な人質になりうることも。
むしろビタン王国時代であればそれは人質という意味以外の何物でもなかった。王と貴族の間に信頼関係はなく、ビタン王国末期には五大公の四人が王によって暗殺されている。
そしてそれは、近衛騎士隊長だった伯父が緑竜討伐の遠征部隊に組み込まれ戦死したとされるのと同時期のことだった。つまりビタンの王は三人の公爵を暗殺し、そしてディラン公である伯父も戦死に見せかけて殺して見せたのだ。
そうして反対勢力を潰して戦火を拡大させた。
代替わりした五大公の四家は当主が若い。中には夫婦ともに殺され、娘しか残っていなかったこともあった。
現に五大公のひとつであるロンデルト公爵家は、アストリッドが帰国した当時25歳のティファニーが公爵となっている。そしてルクレッディア公爵家に至っては幼い頃から足が悪く、屋敷から外に出られない嫡男が公爵を継ぐことしか認められなかったという。その下に優秀な弟がいたとしても、ビタン王には歩くことのできないお飾りのような人間のほうが都合が良かったのだろう。
ただルクレッディア公エイミリオンは、幼い頃のアストリッドに楽しい本をたくさん貸してくれた優しい人だった。身体が弱いことを除けば、エイミリオンは、学問に強いルクレッディア家の当主にふさわしい人ではある。
そして帝国が建国した当初、なぜか国内では冷酷非情で知られていたらしい建国王は、ルクレッディア公の状況を知り車椅子を開発させた。竜王国へ留学経験のある建国王はうっすらと車椅子なる物の存在を知っていたらしい。
おかげでアストリッドが帰国した時には、重要な行事ごとではその車椅子を使いエイミリオンも参列することができるようになっていた。
ただそれでも階段など車椅子が使えない場では、五大公の中で唯一暗殺から逃れたリシュヘルダ公爵が手を貸している。現在50代半ばのリシュヘルダ公爵は元ビタン王国騎士団精鋭騎士隊の副隊長で、今でも相応に身体を鍛えているらしい。そのためエイミリオンを抱えて運ぶ程度は軽々とやれてしまうらしいが、エイミリオンは毎回真っ赤な顔で死にそうになっている。
厳格な性格のリシュヘルダ公爵は、かつて精鋭騎士隊の副隊長としてビタンの領土拡大の一役を担った人物だった。そんなビタン国内では伝説のような人に抱えられれば、きっと誰でも、乙女のように顔が赤くなってしまうのだろう。
なにせロイスですら、リシュヘルダ公爵はピリッとしていてかっこいい、という謎の感想を垂れ流しているのだ。だがロイスは誰に対しても似たような口説き文句を吐き出しているので、この建国王の感想はまったくあてにならない。
そもそもこのロイスは、アストリッドが半年の再教育を終えて近衛騎士としてあいさつに行くまで、本気で「傭兵のリッド」だと思い込んでいたのだ。そんな人を見る目のない人間の称賛に何の意味があるのか。
「リッドがあの新しいディラン公なんて聞いてない!」
玉座に座ったまま子供の駄々のようなものを吐き出す王なんてアストリッドは知らない。大昔にこの城の三階にあった謁見の間にいた王は、威圧感しかなかった。謁見の間にいたどんな人間にも笑顔はなく、愚かな発言をする者もそれを許す者もいなかった。
幼い頃に数度しか見ていない王は、ただ恐怖の象徴でしかなかった。
だがロイスは隣に立つ宰相にまで「知ってて黙ってたの?」などと問いかけては、宰相ににこやかに返されている。
「陛下が気づいておられなかったなどと、思いもしなかったので」
この宰相ローティス・フィレントが、ビタン王国には神童で知られていたことはアストリッドも知っている。幼いながらあらゆる学問に通じているから、王太子アデリーナに学友としてつかせていた。そしてその王太子アデリーナは伯父の許嫁だった。伯父はアデリーナと結婚してビタンの王になる予定だったのだ。
だからアストリッドも、幼い頃は伯父にくっついてアデリーナ姫の住むエルセル宮に行っている。ただその頃のローティス・フィレントは底が知れない怖い人だった印象がある。
幼いアストリッドにもわかる本を優しく選ぶことはしてくれる。だがいつだって目が笑っていなかった。
だが現在のローティス・フィレントは、ロイスに対して怖い雰囲気はない。外ではなぜか冷酷非道と言われ続けている建国王の、国政とは無関係な「なぜリッドはあんなに背が高いのか。何を食べたら大きくなるのか」という質問にも「遺伝では」と笑顔で切り捨てて遊んでいる。
それだけでアストリッドも、この国がどういう国なのかわかった気がした。
ビタン王国時代の公爵家の数は5家で『五大公』の呼ばれていました。
しかしグレイロード帝国となった後、ブレストン公爵家がそこに加わり、現在の『六大公』となります。
ビタン王国時代から五大公は唯一王に意見する権力を有しています。そして王国末期には「現王を廃して新たな王を」と望む改革派による運動が盛んだったため、それを黙らせるために暗殺事件が発生しました。




